色々な問題を一つ一つ乗り越えながら、無事引き渡しを終え、そこからまさかの照明問題が発生しつつも、ありとあらゆる問題を素晴らしい現場メンバーと共に乗り越え、なんとかやっと完成まで辿り着けました。
自画自賛で、素晴らしいおうちになったのではないかな?
と思っています。
そんな僕が家を建てるにあたり、建築前に妄想し、描いた10個の絶対条件を覚えていますか?
色々やりたいことはあるけど、これだけはやりたい!という10個の条件を記事にしました。
「下僕の恩返し」として書籍化もされ、家が完成した後改めて本を読んでいて
「この10個の目標、実は何個叶ってるのかな?」
と自分でも気になったので、改めて答え合わせしちゃうぜ!
- スケルトン階段
- とにかくでかい窓
- 壁には猫が遊べるグッズを無数に
- おしゃれ空間イメージは崩さない
- できれば3階建て
- 家中のドアを出来るだけ少なく
- 家でお仕事できるようにスタジオ完備
- やたら光らせたい
- スーパー広々LDK
- 天井を出来るだけ高めにしたい
以上!もっとやりたいことはもちろん沢山あったが、とにかく優先して拘りたかった点だ。
果たして、一体いくつかなっているのか・・・・?
皆様もブログや書籍を思い返していくつ叶っているか当ててみてね!
レッツ答え合わせ!
スケルトン(鉄骨)階段
完璧にクリア
なんならデッドスペースに猫の休憩室的なの作っちゃったよね。
手すり部分を透明にしたり、色々と余計なお金がかかりましたが、なんとか叶える事ができました。
おおよそ140万円くらいかかってるのではないかなと思います。スケルトン階段つけたい方は是非参考に!
とにかくでかい窓
いや余裕でクリア
2400mmの高さ、2500mmの横幅が2枚!本当は真ん中の壁すら窓にしたかったのですが、耐震の都合上、そして何より「壁がなくなりすぎてエアコンとか何もつけられなくなる」
という問題を抱えていたので泣く泣く真ん中は壁に。ただソファの真横が壁なのは安心感あっていいなと。逆に正解でした。
ただ!ひとつ惜しかったのが・・・
右側のソファ側の窓はFix窓にしたかった・・・。特に開けることもないのでおしゃれ窓として使いたかったなあ〜。いつかリフォームしよ・・・
壁には猫が遊べるグッズを無数に(目指せMyzoo)
これはもうクリア云々とかではなく図面にすら入れていたので、叶うに決まっているのです
「猫は縦運動!」マンション時代からずっと言っていたことです。階段だけでなく、リビングの空間の中にも落ち着けて、派手に遊べて、楽しい空間を作るために絶対条件でした。
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おかげで猫たちの幸せそうすぎる姿が毎日見れて、こちらの幸せの度がすぎる。。。
Myzooの月に関しては僕の書籍の表紙にまで!
本当にすっかり我が家を象徴するグッズになってしまいました。
しかし、おしゃれな空間としてのイメージは崩したくない
リュックは落ちてますが、もちろんクリア!
家具の選定にもこだわり、成金感強めのコーディネートが完成しました(実際は住宅ローンガチガチのリアルな生活を送っていますはい)
すぐに家具を変えたくなる病気なので、インテリアコーディネートを改変しやすい白グレー基調にしておいてよかったなと思います。最初は黒はなしだったのですが、今は黒をアクセントカラーに入れ出しています。
落ちているリュックもアクセントカラーの自覚を持って寝っ転がっているので、流石のセンスの持ち主です。
できれば3階建
半分クリア!
これはリアルなところで、建築基準法のせいで、そもそも3階建てを建てること自体が難しく、予算云々ではなく現実的に不可能に・・・
なりかけていたのですが、天井高1400mm以下は一部屋、一階としてカウントされないので、それを巧みに利用した猫部屋を作ることに成功!
猫にとっては1400mmなんて普通に楽しめちゃう天井の高さですからね。人間は中腰できついですが、猫たちが遊ぶ部屋なので何も問題なし!
欲を言えばもっと広くしてあげたかった気もしますが、なんやかんや気に入ってよく寝たり遊んだりしていて、何より上から下まで駆け抜けるみんなを観れるのは幸せ以外の何者でもないです。
できるだけ家中のドアを少なく
まあ、半分・・・・くらい・・・クリア・・・かな・・・?
一階に関しては驚異のリビングドア1枚のみ!なのですが、2階は仕事場、お風呂場、洗濯部屋など、立ち入り禁止エリアがあるためどうしてもドアはつけざるをえませんでした。寝室に関しても万が一の病気などの際ご飯を別々に食べたり看病する際に部屋の温度調整含めてドアは必須になるので2階はドアだらけ。
しかし1階から3階の猫部屋まではドア0枚なので無限鬼ごっこが可能なのです。
実際に住んでみて、病院に連れて行く際にキャリーを出した途端3階へ逃げられ、追いかけると1階へ、そしてまた3階へ。。。と繰り返すためマラソン並みの体力を消費することに今更気がつきました。幸せです。
家で完璧にお仕事できるよう音楽スタジオ完備
申し分なさすぎて完璧にクリア
これで完全防音の部屋を完備することで猫にバレず(なぜバレては行けない)作業することができる。
「より音が出せるようレコーディングのブースなんかも作れたらいいなと。」
と語っていましたが、実はバッチリブースも作りました。
ドームとかで出すくらいのギターの音量で弾いても外にはさざなみ程度の音しか漏れません!普通に使うなら何も問題なく爆音出し放題!
ルーム自体は小さいですが、全く問題なし!しかしこんな小さい部屋追加、そして防音施工で余裕で車変えちゃうくらい増えていくのでお財布にはめっちゃ厳しい・・・
やたら光らせたい
こりゃもうバッチリ中のバッチリ!
LDKは天井、テレビの上、そしてシャンデリアからダウンライトから、こだわりまくりました。
玄関横にまでコーニスを入れたのでとりあえず光りまくってます。
しかし、そのこだわりが故に、最後の最後で事故を起こすことに・・・
しかし、なんやかんやで皆様のおかげで、結局うまくいったのではないかと思います。
ちなみに我が家は猫ファーストなので全部屋エアコンが24時間ついています。(メンテや掃除の時を除く)
そしてスタジオにも特別電源を回していたり、照明もつけまくりなのもあいまり、電気代が夏の段階で月に5万円弱です。高すぎません?(自業自得)
スーパー広々LDK
言わずもがなすぎて・・・
ここが広く出来なかったら家は建てない!と営業さんに豪語するくらい大事なポイントでした。
もちろん僕自身注文住宅は初めてなので
「とにかく広く!」
と言い続けましたが、改めて考えると小上がりや、家の形を少し変えて奥行き感を出すような設計にするだけでも十分広く見えたのでは・・・?とか後悔したりもしています笑。
が、このどかーん!と広いからこそみんなとの鬼ごっこの時に体がどこにもぶつからず楽しく走り回れるし、みんなが一望できるのです!だから間違ってない!!!
ずっとLDKめっちゃ綺麗!とよく言われますが・・・
元々趣味とかもないですし、スマホ以外のもの持ち歩くこともないので、そもそもあんまり散らからないのです。
猫じゃらしも健康管理のため出しっぱなしとかはしないで必ずしまいます。
猫たちと暮らすと部屋綺麗になると思うんですよね〜。
新居で活躍中のお掃除グッズなんかもまとめています。
天井を出来るだけ高めにしたい。
とってもバッチリクリア!
一般的なおうちの天井高は2400mm設計である事が多いのですが、僕のお家は2600mm!
これも住友不動産の恩恵です。建具も身長が高く2400mmあるので全体的に空間がとても広く見えて、圧迫感がありません。
実はもっとお金をかけると2800mmとか3000mmみたいな驚異の高さにできるらしいのですが、他の部分で叶わないものが出てきてしまう可能性があったので今回は断念。
だって2600mmだって十分高いんだもーん!
本音は・・・
本当の本音を言えば、吹き抜けの天井にしたかった・・・
しかし、鏡面の床に吹き抜け、広々LDKはめちゃかっこいい反面、空調効きにくい問題、メンテナンスクソダル問題がどうしてもセットになってきます。
猫たちは体温調節が苦手な生き物なので、冷えまくっちゃったり、熱くなりすぎてしまったらそれは絶対悪でしかないのです。「おしゃれ空間にしたい」という僕の願望はありますが、猫の健康を蔑ろにするようなおしゃれは必要ありません!そして将来的に死ぬほど金がかかってきたりするのも嫌なので笑、今回は断念。いっときの喜びでみんなを不幸にしてはいけません!窓の掃除とかも面倒になりますし、年取ったら絶対掃除できない!
とか言いつつスタジオは4mの天井高を確保しました(なぜなら猫が入らないので健康に影響ないから)(自分の健康は度外視)
LDK吹き抜けのかっこいいお家はいつか別荘とか建てられるような男になれたらそういう場面で叶えたいなと思っています(住宅ローンマックス男の発言とは思えない)
結果・・・意外と全部叶ってる
意外と全部叶ってます。
すごい!すごいです!僕!(おい)
自分でも猫のためにここまでやるとは思っていませんでした。
いや、もしかしたら少しは思っていたかもしれません。
猫と暮らし出して数ヶ月で「絶対みんなのために家建ててやる」となんの根拠もない自信に満ち溢れていました。
借金死ぬほどあったくせに。
でも、そこから数年かけて現実に出来ました。
途中で「今は家は無理だ。よし、とりあえずマンション買おう」
という頭おかしい寄り道をしたり、いろんなことがありましたが、猫たちが支えてくれて、仕事も生活も充実して今に至ることができました。
改めて、今この記事を書いている瞬間も、自分の建てたこの家で、愛する猫と過ごせている、この現実に感謝です。
今の時代に生まれたことで、リュック、ソラ、ニック、ピーボ、ポポロンと出会えた。実家のすんぴと村松くんも。
本当に、今を生きれてよかったなあ。
そんな、思いと、伝えたい思いを最終話で語ります。
次回
ついに、猫と音楽家の暮らす理想のお家シリーズ、建築編、完結。
家を建てて、改めて感じたこと。そして、皆様にお伝えしたいことを書き綴る。
乞うご期待