普通あまり語られることのない本の制作風景を無許可で公開し続けている謎の書籍化裏話連載シリーズ。
打ち合わせ(殆ど僕がやばいやつ認定されるだけの時間)と加筆などを含めた執筆作業、膨大な量の写真選定などを乗り越え、目まぐるしく時が経つ中
ついに本としての形が出来てきて、表紙の作業に入った。
表紙では「絶対にしてほしくないこと」などだけを伝え、後はプロのデザイナーさんに任せることに。
その条件としては表紙裏表紙で全員が映っていること、髭や耳を切るようなくりぬきは避けてもらうこと。
以上を守ればなんでもよき。
完成した表紙がこちら
そう伝え数日後に上がってきたのがこちらのラフデータだ。(くりぬきが粗いのはラフだからです)
ふむ。なかなかかわいい。THE猫の本!
って感じでかわいい。ちなみに、本のタイトルは僕のゴリ押しで「下僕の恩返し」になったが、実は最初は全然違うタイトルでした。
いい感じなのでこのまま進めてもらうことに。こうなると本の完成は一気に加速する。
しかし、夜寝る前に僕は気づいてしまったのだ・・・・
「あ、やっぱ変えたい」
という事実に
こうなると、家の建築時と同じモードだ。
「あ、やっぱ変えたい」のだ。もう僕の脳は「あ、やっぱ変えたい」に支配されもう変えないとダメなのだ。
翌日早朝すぐ担当編集に連絡を入れ
「あ、やっぱ変えたいと思っちゃったんですよね。残念ですが。」
と一応残念とは思っているよというのも含め、なぜか上から伝えると
担当編集「」
と言葉を失っていた。
しかし仕方ないのだ。「あ、やっぱ変えたい」んだから。
しかし変えると言っても何が気に入らなかったのか、どうして欲しいのか。
それを明確にしなければ直しも難しいだろう。
ということで僕は気に入らなかった点を伝えた。
具体的には
・猫の本だからわちゃわちゃしとけばいいいう安直な表紙が嫌だ。
・なんか字体も嫌い
・みんなのかわいさが100%出切っていない
・僕は手に取りたいと思わない
・そもそも緑嫌い
という一度ゴーサインを出したやつとは思えないほどの全否定をし、新たに出した条件が
・モノトーンよりのシンプルな感じがいい
・あとやっぱりタイトル「下僕の恩返し」にして
だった。
これを聞いて青ざめた担当編集が・・・ついに・・・
次回
【悲報】担当編集、壊れる
乞うご期待
「下僕の恩返し」発売まであと2日!
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