ついに、お家が完成し、この連載も、この話を持って最終話になります。
長いですね。105話。
毎日更新(ちょこちょこ違う連載も挟まってはいましたが)で100日以上続けたなんて僕もっと褒めてもらえていいんじゃないでしょうか・・・
しかし、猫たちとの日々を書くのなんて毎日だろうが一日100回だろうが、余裕です。
今リュックが膝の上にいる興奮度ですら2万文字は書けます。
僕は小説やゲーム、漫画やアニメは最終話が近づくと
「終わってほしくない涙!!!!」
となってしまうタイプなので、終わる直前にもう一度最初から読み直したりして現実逃避するタイプです。笑。
皆様も是非そうしてください!!!
臨場感もあって最終話まで突っ走れるのは楽しいと思いますよ!多分!
そんなこんなで、猫と音楽家の暮らす理想のお家から、皆様へお伝えしたいこと、今の僕の思いを、まとめて書いていこうと思います。
猫たちへの感謝
改めて、伝えたい。
僕は
「猫のために家を建てた」
のでなく
「猫のおかげで、家を建てられるような男になれた」
にすぎないのです。
この家を猫ために建てて、「はい、僕すごいでしょ」ではないのです。
そもそも論、猫たちがいなかったら、僕はこんな人間になれていないんです。
今頃きっとラーメン食ってパフェ食って借金してその辺で死んでました。
だから、この家は猫が建てたも同然で、詰まるところ、僕は猫が建てた家に住まわせてもらっているだけで、ローンの名義だけ貸しているようなもんなわけです。
僕がこの記事を通して伝えたかったこと
猫は、幸せを呼んでくれます。人間を、必ず幸せにしてくれます。
そして僕のようなゴミカスを、人間に戻してくれました。
僕は、謎に行動力があるので、家を建てるまでのことをしてみましたが、これを読んでいる皆様にも家を建てろなんて言いません。
そんな大それたことではなく、ただ、日常を見直してみて欲しいのです。
いつもより多く触れ合う、いつもよりしっかり健康面を診てあげる、いつもより多く遊んであげる、いつもより多く一緒に寝てあげる、そしていつもよりも今までよりもたくさん愛してあげてください。
そして活力あったら家建ててあげてください笑。
僕の真似をしなくても結構です。
”こんないかれた猫馬鹿野郎がいる”そのくらいの認識でかまいません。
「だったら、自分も、猫にできる自分なりの最大限を・・・」
と思って欲しいです。そして、行動してください。
この長い連載を経て、僕は
「猫のためにここまでやれるやつがいる、だからみんなももっともっと猫のために人生使って、楽しく生きようぜ」
というのを伝えたかったのです。
これから猫と暮らそうと考えている方へ
まだ猫と暮らしていない、でもこれから暮らす予定の方には、知っておいて頂きたいことがあります。
「猫と暮らしたい」その思いは大変素晴らしく、その選択は幸せな人生に導かれること間違いなしです。
しかし、その「猫と暮らしたい」という気持ちが、一過性のものでないか、今一度きちんと自分と向き合ってみてください。
コロナ禍でペット需要が上がり、ペットショップでの販売数も大幅に伸びたようです。
しかしその裏側で「思ってたより懐かない」「思ってた性格じゃない」「粗相をする」「お金がかかる」という馬鹿げたクソみたいな理由で猫や犬を手放すご家庭、いや、ゴミクズ野郎が増えているのです。
「やっぱやめた」なんて、生き物にはないんですよ。
お前が連れてきたんだろ、お前が飼うと決めたんだろ。お前が命を預かると決めたなら、最後まで責任を持て。
何億回でも言いますが「ペットは飼い主を選べません」
あなたが、勝手に連れてきてるんです。
僕だってそう、我が家の猫たちを、”勝手に”連れてきてるんです。
だからこそ、その責任を全うしてください。幸せにしなければいけない義務が、あなたにはあります。
飼う前に、この記事を読め!
色々と大事なことが書いてあります。
生き物、命を預かる覚悟を、忘れてはいけません。
保護猫を見てあげてほしい。
そしてそれでもなお「私は!猫を絶対幸せにしてあげられる自信がある!」というあなたに伝えたい。
選択肢をペットショップだけではなく、我が家の猫たちのように、心優しい方からの保護を待っている猫たちにも目を向けてあげてください。
世の中には殺処分待ちになっている犬や猫がたくさんいます。今日、今、引き取ってあげられれば、大切な命を救えるかもしれません。
僕の一冊めの著書「猫を飼うのをすすめない11の理由」の売り上げは一部を保護猫シェルターに寄付されるようになています。
人間の都合で殺されるなんて、絶対にあってはいけないことです。
殺処分0を目指して活動してくださっている政治家さんやいろんな方がいます。しかし、現状、そのルールが根強くある今の段階では「助け出す」しか答えはありません。しかし、逆を言えば「猫を飼いたい」と思っているあなた一人一人が、保護猫に向き合ってくれれば簡単に救えるのです。いとも簡単にです。
命を救うなんて大それた考えじゃなくてもいい。猫たちと楽しく過ごせればそれでいい。むしろそれが一番いいんです。
楽しく過ごせて、楽しく暮らす、美味しく食べて、馬鹿みたいに寝る、そんな当たり前の権利を人間が奪ってはいけないんです。
ただ肉球の匂い嗅ぐだけで幸せにしてもらえるくらい驚異の存在なのに、感謝が足りないぞ!お前たち!
「想像してるより世話楽だぜ」「思ってるより金かからねーぞ」
色んな噂を聞くと思います。
どれも事実です。猫は想像しているよりお金がかかりません。そしてトイレも勝手に覚えるし、爪研ぎもカリカリーナのようなしっかりしたものを幼少期から与えておくと壁でやる頻度も減らせます。
だから、事実です。
しかし・・・・
お金はかかります。粗相もします。
先程の話は事実です、しかし、同時に嘘でもあります。
お金はかかりますし粗相もします。
病気になれば一発20万円くらいなら秒速で吹っ飛びます。
歳も取れば粗相も増えます。なんなら猫は吐き戻しが多いので、若い時から普通に家中にゲボ吐きます。
猫と暮らす方の間では「ゲボキャッチ」という世にも奇妙なネーミングの奇行がありますが、ほぼ全員に伝わると思うので、猫と暮らす方に急に「ゲボキャッチしてる?」と聞いて試してみてください。
完全に引かれます。
とまあ、冗談はさておき、この話を見て、イラッとしたり、ギョッとした方、飼うのをやめてください。
その反応が普通です。正直な話、動物と暮らすにはお金がかかります。
どうしたって生活への迷惑もかかります。だって日常に命が一つ増えるんですから。大変で当たり前。
最後に
僕は、猫たちを引き取り、アパート暮らしでは可哀想だと思い、猫たちのためにマンションを買いました。
そして「外の世界を体感させてあげたい」その一心で、マンションの一室に庭を作りました。
それでも僕は「猫にしてあげられることの少なさ」に不満がありました。
そしてついに、たくさんの理想を詰め込んだ「猫と音楽家の暮らす理想のお家」を建築しました。
自分でも、こうやって書くとかなり大それたことをしている。そして「猫に振り切りすぎやろ」と思う。
しかし、違うんです。
猫が僕にしてくれたこと
みんなが、僕の元に”来てくれた”
みんなのおかげでマンションを買えるほどになれた
みんなのおかげで部屋に庭も作れて
みんなのおかげで注文住宅を建築することができたのです。
僕なんて、ただ生きてただけです。呼吸してただけ。肉球の匂い嗅いだりなど。
猫たちが、猫たちとの暮らしが、僕に力をくれるのです。
こんな連続連載企画を105話まで続けるのも、常人では不可能だと思います。
いや、できる人たくさんいるかもしれませんが、少なくとも3日坊主という言葉の生みの親である僕は本来こんなことできるような人間ではないです。
それをできるようにしてくれたのも、猫たち。
猫たちはいつだって、僕の「出来ない」を可能にしてくれる。
猫たちはいつだって、僕の人生を変えてくれる。もちろんいい方向に。
猫と暮らして唯一悪い方に変わったことと言えば、夜散歩をしているときに、ビニール袋などが落ちてると一心不乱に
「猫ちゅわん!猫ちゅわん!!しゅきしゅき!(30代男性自称音楽家)」
と話しかけてしまったり、外出先で他人が輪ゴムや糸状のものを落としてしまった時などに信じられない速さで拾い上げ、ポケットにしまう癖がついてしまったことくらい(誤飲防止のため徹底していたら外でもそうなった)
全くもって、マイナスなことなんてない。
猫を”飼う”のは勧めない。
だからと言って「みんな猫飼おうぜ!」なんて馬鹿みたいなことは言いません。
このブログを、この連載を、最後まで読んでくださったということは少なからず猫のことが好きな方であるのは間違い無いと思います。
猫と暮らしている方、これからそうなる方、さまざまだと思いますが、
猫と暮らしている方は、とにかく今よりもさらに、猫を幸せにしてあげてください。
そしてこれから猫と暮らそうと思っている方は
今一度、自分の胸に問いかけてください。
本当に自分に覚悟があるのか。
責任を取れるのか。
中途半端なことしたら僕がまつ毛全部抜きに行きますよ。毎日。
「いや、猫マスター程度の愛情、すぐに超えてやるよ」
そのくらいの意気込みで、猫との暮らしを豊かに過ごしてください。
絶対負けませんけどね。
僕のように振り切ることが愛情表現ではありません。僕の行いだって、ただのエゴ。自己満足です。
今、あなたが出来る最大限の愛情を。自分の歩幅で、自分の尺度で、猫たちに注いであげてください。
僕は、猫を”飼う”のはすすめません。
猫と”暮らす”のを、お勧めします。
完成したお家は、「猫と音楽家の”暮らす”理想のお家」に、なったかな。
でも、まだまだ恩返しが足りてないや。
猫と、このブログに宿るパワー
皆様はお気付きだろうか?
僕がこのブログに書いたことは全て叶っています。
不思議なパワーが宿ってるんです。
・・・・あ!!レコ大取ります!(とりあえず書いといたら叶うらしいので書いてみた)
猫のために100平米のマンションも買った、庭も作った、家も建てた、その話を書籍化した、
そして、このブログ終了後に描く「ニャンデレラストーリーは突然に」は、映画化、ないしは映像化したいんです!誰か!紹介して!!!
そして、そこで生まれたお金で・・・・
ずっと言ってる・・・・
無人島を買って、無限に鬼ごっこだぜ。
全部ブログにしてやるからよ!僕のこの有言実行能力の高さを、信じて待て!まずは映像化ね(ハナホジ
吾輩は下僕なり。
我が名は猫マスター。
またの名を「下僕」
猫を幸せにするものなり。
正直に言います。
我が家の猫が、一番大事です。
でもね。世の中の猫たちに、幸せになってもらいたいんです。
いや、ただただ普通の生活を、真っ直ぐ、しっかり過ごさせてあげたい。ただそれだけなんです。
命が続けば、それが一番の幸せなんです。
今日は何の日?
なぜ連載を105話という中途半端なところまで引っ張ったのか。
それは、この記事で綴ったこれまでのことを
「世界猫の日」に公開したかったからです。
SNSでも可愛い猫ちゃんの画像が山ほどあって、猫自慢大会が始まっています。
僕もその波にはもちろん乗りたいのですが、、
僕は僕なりのアプローチで、この日だからこそ・・・・
大事なことを忘れてほしく無いからこそ・・・・
ここまで引っ張らせてもらいました。
楽しいばかりが猫じゃない。ペットじゃない。
大事なことをバカ真面目に伝える人間が一人はいたっていいじゃない。
楽しんで幸せいっぱいで過ごせる世界猫の日の最後の投稿がこのブログになるように、夜遅くに投稿させて頂きました。
ぜひ、この記事をたくさんシェアして、たくさんの人にこの想いと、我が家の猫の可愛さを(おっと本音が・・・)伝わればなと思います。
下僕の恩返し
下僕の恩返しは、まだまだ始まったばかり。
僕も、これを読んでるあなたも・・・
「猫と暮らす」それすなわち
一生終わらない「下僕の恩返し」を、死ぬ気で続けていくことなり。
長い連載、最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました!
ここからは、僕と猫たちの人生を綴る、「ニャンデレラストーリーは突然に」を、お楽しみください!
話したことのない裏話や業界の話とかも織り交ぜながら、楽しく更新していきます。
日々を生きる人たちの、たったひとときの幸せのお裾分けを、これからも頑張ります〜!
猫マスター響介と、リュック、ソラ、ニック、ピーボ、ポポロン、実家から、すんぴ、村松くん、でした〜!!!
世界の猫に!!!幸あれ!!!