闘病から4ヶ月が経った。
100%の日なんて、なかった。
ちょっと食べた、ちょっと猫圧した、ちょっと膝に乗った。
そのすべての「ちょっと」で一喜一憂しながら、それでも毎日、少しずつ、進んでいた。
しかし、結果的に再燃。
喉にできて、知らぬ間に、腎臓にも戻ってきていた。
でもそれもで、可能性を見て、抗がん剤を再開したが、それでも効いてはくれなかった。
もう、なすすべもないのか。僕らに、いや、僕に、できることは、残っているのだろうか
ホスピス
先生からの提案に「ホスピス」というものがあった
- 痛みや症状などの身体的な苦痛を緩和する
- 死期を迎えた患者と家族に、適切なケアと緩和ケアを行う
積極的な治療を行い苦しめるのではなく、出てきてしまった痛みや辛さを少しでも取り除き、魂が燃え尽きるその日までを出来る限り安らかに過ごさせてあげよう、と言うもの。
例えば吐き気があれば、吐き気止めを飲ませるし、熱が出てれば解熱剤飲ませるし、必要があれば点滴もするし、でも「延命」のようなことはしない。
強制給餌のように、苦しませながら、その時間を引き延ばすことはせず、あくまで自然の流れに身を任せること。
よく言えば、今僕らが出来る最高の時間を作ってあげること
悪く言えば、
諦めること
だ。
(※言い方がアレですがもちろん厳密にいえば諦めることではありません)
今の僕に出来る選択肢はもう、他には、ない
先生も
日本では認可の降りていない海外の抗がん剤や試せるものはなくはないですが、取り寄せるのに時間がかかったり、また新たな副反応が出てしまったら・・・。
そこまでして、苦しい副作用に耐えられる身体なのか?
苦しませて苦しませて、最期を迎えるべきなのか?
勿論決めるのは飼い主さんなので、その選択で、出来る限りご協力はします。
しかし、そろそろ選択の時かもしれません。
僕に出来ることは何でもします。
ホスピスも一度考えてみてはいかがでしょうか。
辛かった。優しい先生の優しさが、痛い。
目を真っ赤にしながら
絞り出した僕の答えは、アホ丸出し、ただの理想でしかなかった
先生は天井を見つめながら絞り出すような声でそういった。
何度先生と話しても、優しい人だ。闘病中に何度も何度も「家族ですもんね」と言ってくれる。
そうなんです家族なんです。愛する家族なんです
診察室にいた3人の看護師さんたちも、全員涙目に見えた。
そう言い放ち、改めてここまでの治療や体調を考え直すことにした。
どのみち抗がん剤が打てる体調ではない

本来であれば抗がん剤を打って、帰宅の予定だったが。
どう見ても、どう考えてもビンクリスチンが効いていないので、続きを打つことはせず、帰路へ。
体調的にも打てないしね。
「考えます!」
と啖呵を切って病院を後にしたが、わかってる
時間がない。
本当ならこのまま45年くらい悩みたい。
でも、ポーチーを見たらわかる。
明日には、全てを決めなきゃ。
僕たちが、今後、どう歩んでいくべきなのか。
ポーチーを、どうやって幸せにしてあげるのか
そして、ポーチーの最期を。
次回
いいかお前ら闘病記は、必ずかけ。光になるぞ
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何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ

「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。
こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。
















