諸事情によりだいぶ間が空いてしまいましたが久々の「ニャンデレラストーリーは突然に」
僕と猫との出会い、そして僕がどうして猫マスターになってしまったのかをマイペースに、映像化を狙いつつ← 楽しくお伝えしていくブログです。
いや、家を建てる話が書籍化できたなら僕の人生経験は映像化一択でしょう。
本なんか買うわけねーだろって人はブログにもなってますので、是非!全話無料です。
久々すぎてなんのシリーズ忘れたぞ!って方、これまでの記事はこちらからご覧ください。
それでは、一般の人ではなかなか見かけないアホ貧乏エピソードを、ご堪能ください。
大学卒業後の自称作曲家
時を遡り幼少期の謎エピソードを公開しましたが、そこから月日は流れ。
あの時の純粋な気持ちを持った少年の面影もなくなり、僕は、とんでもないクズ人間へと転落していました。
初回の記事でも書いた通り
借金まみれで「自称作曲家」のレベル。
周りには「音楽の仕事がさ〜」とカッコつけてはいたが、お金もほとんどもらえないようなものがほとんどでした。
ほんの少しのバイトと、たまにあるほんの少しの音楽のお仕事のギャラでその日暮らしを続ける毎日。
のりたまと得意のネゴシエーションで食い繋ぐ
お金がなさすぎて死にそうな時は、のりたまをポケットに忍ばせ、友人を呼び、ポケットに忍ばせたのりたまを机に出し
僕「どういうことかわかるよね?」
友「えっ」
僕「ここにのりたまがあって、足りないものが1つある。」
友「お、おう・・」
僕「そういうことだから。」
友「わかったよ・・・米買ってくりゃいいんだろ・・・・」
持つべきものは聞き分けのいい理解力のある友人である。(マジ感謝してますありがとう)
ちなみに「のりたま買う金あるならおにぎりとか買えよ」という野暮なことを言う輩がいるのでお伝えしておくと、そもそもこののりたまは別の友人を説得し買ってもらっているのであった。
秘技おでんの汁啜り
味の濃いものが欲しくて仕方なかった時はコンビニに行き
「おでんの汁だけだったらタダでもらえたりしませんか」
と交渉し、おでんの汁だけを一番でかいカップに入れてもらいカラシを溶かして飲むというスペシャルディナーを堪能していた。
そしてお金が入って借金の利子だけを返済し、ちょっとでも元金を減らせたら月に数回のリボ焼肉を堪能し、即座に貧乏に戻り、というのを繰り返していた。
リボ焼肉。それは、リボルビング焼肉のことだ
あの時の店員さん、まじで神だったな・・・・2回くらい大根奢ってくれて泣いた・・・
皆さんは大根吸ったことあります?おでんの汁9大根1の割合だと、噛むより吸う方がうまいんですよ。(いらん雑学)
貧乏という自覚はなかったが、思い返せばだいぶやばい20代前半
21~24歳くらいまでは新しく洋服も買っておらずずっと高校前後の洋服を着ていました。
他にも数えきれないアホ貧乏エピソードがあるがあまりにも情けないので割愛します。
あんまり描くとほんとのやばいやつ認定されちゃいますからね。(既に手遅れ)
そんな僕の人生がガラリと変わる出来事が、まもなく訪れようとしています。
しょうもない日々を送っていた僕に突如芽生えた猫愛
実際には、突如猫愛が芽生えたわけではなく、例の幼少期の猫との出会いからすっかり猫派。
動物全般がとにかく大好きではあったが、猫だけは感覚が違ったのだ。
しかし、猫と暮らすような財力もあるわけもなく、日々猫動画を見て癒されながらおでんの汁を啜る。
そんな日々を繰り返していたところ、ある日、ネットの広告のようなもので里親募集サイトが出てきたのだ。
当時はそんな素晴らしいサイトがあるなんて微塵も知らなかった僕は
「可愛い子猫がいっぱい見れるじゃねえかデュフフ。こりゃのりたま片手に猫三昧ですなぐへへ」くらいの気持ちでページへ飛んだ。
すると、そこには想像絶するほど沢山の数の猫が里親さんを待っていた。
毎日毎日何匹も何十匹も追加されていく。
理由はさまざまだろう。
”生まれてしまったが育てられない”
”保健所から一旦引き取った”
”飼ってたけど飼えなくなった”
僕にはどれもが衝撃的な内容だった。
ただ可愛い可愛いで見ていた僕だったが気付けば
「こんなに大変な世界なのか・・・」
と、食い入るようにサイトを見ていた。
そして何ページも何ページも、何回リンクを押しても次から次へと出てくる猫たち。
こんなに、飼い手が決まらないんだ・・・可哀想に・・・・僕にも・・・できることがあればいいんだけど・・・
と思っていたその時。人生が変わることになる。
突然、とある5匹の子猫の写真が飛び込んできた。
可愛いなんてもんじゃない。文字では表現しきれない。僕の目が潰れるほど可愛い猫たち。いや、僕みたいなゴミクズが見たら怪我してしまう!!!と焦るくらい高貴な存在!
そしてその5匹の中の特に2匹が、僕の脳裏にダイレクトアタックしてきたのだ。
電撃が走った、雷に打たれたような、メイウェザーのパンチを食らったような、どんな表現でもいいのですが、とにかく目眩がするほどの衝撃だった。
なぜか脳内で
「この子達は、うちに、来る」
と鳴り響いた。
誇張なしで本当にそう感じた。
次の瞬間には手が勝手に動いて、里親探しをしている方に連絡。
まだ何も決まっていないのに、ペットショップに足を運び、ケージ、トイレ、ご飯、おやつ、一通り必要なものを揃え(天下のリボ払い)、一度家に帰りセッティングをし直し、その足で猫たちの元へ向かいました。
僕がこのブログを始めた理由にも直結
僕がブログをやっている理由の一つに、この時の体験がある。
「猫!!!何が必要なのか、何もわからん!」
こんな人たちのために、有益になる何かをしたいと思い、このブログが始まったのだ。
どのサイトを見たのかははっきり覚えていないが、すごく助けられた。
おかげで我が家の猫はこんなにも元気に育って、今やこんなにでけえ家に住んでいるのだ。
こうやって、僕のブログも感謝されるような存在に慣れているのだろうか。
少しは世界の猫たちのためになっているだろうか。
大それたことは言わなくてもいい。1匹でも多くの猫が幸せになってほしいのだ。
便利グッズとかたくさん紹介しているので、是非ご覧下さいね。
新居の猫たちは愛も変わらず幸せな日々を送っております。
猫写真も、連載の合間にも投稿しちゃいます!
次回
ついに、”あの2匹”との出会い。僕の人生は、ここから180度、いや、もはや次元を超えて変わっていくこととなる僕。
わくわくしながら現地へ向かう僕。猫たちの信じられない運命は出会う前の移動中、既に始まっていた。
乞うご期待
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