ニャンデレラストーリーは突然に・・・

【ニャンデレラストーリーは突然に。Vol.1】借金地獄の20代前半。救ってくれたのは、勿論・・・。

全開突如「あ、書こう〜。」と始めてしまった新連載【ニャンデレラストーリーは突然に。】

いろいろ思い出しながら書いたり、写真を引っ張り出す必要性があると言うことに気付いておらず、今更めちゃくちゃに焦っております。これはもう作曲の仕事はできないな(おい)

TV番組ねこ自慢出演時にも少しお話ししましたが僕は人生がめちゃくちゃ特殊です。

その特殊な様子をガンガン記事にしていきます。

できる限り毎日投稿で公開していきますが、ねこグッズの紹介なども忘れずに行っていきますので、お楽しみに!

初回は実情をお伝えするために暗い&音楽がメインのお話なので「おっさんの話なんて興味ねえよ気色悪い死ねばいいのに」と思った方、猫だけをひたすらご覧になりたい方はVol.2から是非ご覧ください!

それでは、レッツニャンデレラ!

23歳にして1000万円の借金

突然ですが、皆様は借金はしたことがありますか?

僕はあります。その額ピーク時でなんと

総額約1000万円。

いろいろ買えます。田舎の奥の方の中古のマンションとかなら買えちゃう。

しかも23歳24歳あたりの時だったと思います。

何に使ったのか、答えは明白。機材です。音楽機材。

それとまあ音楽に係る必要経費などなど。

あと一番やばいときはリボ払いで焼肉食ってました。よく「人の金で食う肉はうまい」と言いますが

リボで食う焼き肉は味がしません。ゴムです。

何を隠そう僕は天下の作曲家・・・いや、実際はただ”そうなりたかっただけ”の、作曲家志望のしがないただの大卒成人男性だ。

万が一この時何かしらで逮捕されていたら「自称アーティストの〜」と報道されてしまうタイプのやつ。

某音大を歴代最低成績レベルで卒業したはいいが、特段音楽の仕事もなく何もない、日々ただうまいラーメンを食べるだけ、ただフワフワ生きるだけのカス男。それが当時の僕だった。

不思議なもので遊びやギャンブルでの借金はしたことがない。そこは褒めて欲しい。

音楽で食べていくことに関してだけは異様に真面目で、遊ばない、酒タバコギャンブルはしない、洋服もお金をかけない、ご飯はラーメン命、とにかくただひたすらに曲をかく、そしてちょっと適当な日雇いバイトして当日払いでもらった給料で利子だけを払い続ける、そんな毎日だった。

作曲家のお金事情とは・・・

ここで作曲家の世界でかかるお金の話を少ししよう。無論絶対的にこれがかかる!絶対的にこれだけだ!という話ではなく、僕個人のものである。

まず絶対的に必要不可欠になるのが、Mac。PCだ。

当時の仕事環境。右からリュック、ポポロン、Mac

そして録音するための楽器、機材やスピーカーなど、拘れば何千万でも使えてしまう。

おそらく世の作曲家のほとんどは「1日で5億使い切れ」と言われたら2時間くらいで使い切れるだろう。

いや、なんなら「え?ちょっと足りない」っていうかも知れん。

そしてポップス系の作曲家でかかる経費で最も大事なものの一つに「仮歌」というものがある。

「仮歌」とは?

アイドルなどに楽曲提供をする際、ピアノやシンセサイザーなどでメロディを打ち込んでも歌っているイメージが湧きにくいため、肉声を入れてディレクターやプロデューサーなどに聴かせるのだが、男性作家が女性に楽曲提供する場合に自分(男性)が歌ってしまうとイメージがつかないことがある。

いや、というかいい年したおっさんが10代女子の恋愛ソングを夜な夜なハイテンションでキャピキャピ満面の真顔「だって私は☆アイドル☆なんだからっ☆」とかマンキンで歌っているのは誰も聴きたくないだろう。そりゃ全人類が歌の上手な可愛い女性に歌ってもらいたいわけです。

そこで登場するのが「仮歌」さん。こう言った作曲家のために歌を歌ってくれる専門の方がいるのです。

物真似で一世を風靡した荒牧陽子さんなども元々仮歌のお仕事もされていて、そこからアーティスト像に寄せる能力が評価され表に出る側になった、という感じの方もいらっしゃいます。

皆さんとても上手で「誰々っぽくお願いします!」なんて伝えればさくっと歌ってくれます。

我々作曲家はそんな素敵な方々に支えられ成り立っているのです。

しかし、ここで問題になるのが、当然無料では歌ってもらえないのでギャラを払うわけですが、一回5000円~くらいになります。

当時の僕は週に10曲近く書いていたため一週間で50000円くらいかかるんです。あまりにもたくさん頼むので、多少お値引きしてくれたりなどお心遣いはありましたが、とは言ってもとにかくお金がかかります・・・。

多いと月に20万弱くらいは仮歌で飛んでいってしまうのです・・・。

そんなことをしながら時代に合わせて機材も変えていく、そんなことをしていたら秒速で借金が膨らんで行きました。

作曲家にとって最大の難関「コンペ」

まず現代の歌物ポップス系の作曲家の多くは「コンペ」というものに参加します。

某国民的アイドルの「コンペ」とかになってくると300~多いと数千曲という膨大な数の楽曲が集まります。

よく作曲家界隈では某国民的アイドルの「コンペ」を「宝くじ」なんかと揶揄したりするもんです。

何せ楽曲が採用されれば巨額のお金が入ります。まさに宝くじ。それも実力があれば当たる確率が上がるんですから、燃えますよね。

しかしこのコンペというシステムが非常に厄介で楽曲をいくら出してもコンペに出しただけではお金は一切もらえません。

あくまで「採用」されたときだけ、お金が発生するのです。

1000曲集まって使われるのはたった1曲。(カップリング採用などの場合もあり)

つまり使われなかった999曲にはお金も払われないですし、なんなら仮歌代の分赤字になります。

若かりし僕は「絶対にじゃんけん大会とかそういうヤバいやつ書くんだぜ!!」とこの「コンペ」のために多いときは週に10曲前後かき、ひたすら提出していました。

しかし一年間で300曲以上くらいだして、採用がなんと・・・

0です。

0

れい。ぜろ

つまり300曲の仮歌代やら機材の電気代やらだけ月に何十万円と永遠かかり続け収入はゼロです。

借金がひたすら膨らむだけで採用されない限り無限自殺です。オートマチック自殺。AT自殺

言うなれば、「借金をするために曲を書く」そんな毎日が1年ないし、2年前後くらい続きました。どんだけ才能ないねん。

そんな状態真っ只中にもかかわらず何を血迷ったのか、念願だった猫たちと暮らす決意をしました。

その辺の詳細、実は現代ビジネスさんでコラム化しています。記事はこちら

兎にも角にもいい意味で突然、猫たちと暮らすこととなった僕は、この日から、この瞬間から人生が一変することになる。

そして、語ったことのないリュックとソラとのとある「運命的な偶然」が・・・・

・・・と、その前に、猫マスターが猫マスターになった日の、お話を・・・させてください。

次回

時は遡り、幼少期。あの日僕は、猫マスターになった。

乞うご期待!

次の記事はこちら

猫たちのためにおうちを建てたお話を金額間取り全部書いています。

是非読んでみてね!

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