ニャンデレラストーリーは突然に・・・ PR

【ニャンデレラストーリーは突然に。Vol.22】現役作曲家の下積み時代の劣悪な作業環境がこちらです。猫たちがくれた最大で最愛の転機

記事内に記載のリンクは商品プロモーションを含む場合があります

猫のために!猫のために!!!

頭でそのワードを鳴らし続け、日々曲を書いた。とにかく働いた。

細かくは前回の記事を・・・・

当初は断っていたようなお仕事も、プライドなどかなぐり捨て全てを請け負った。

それを繰り返すうちに、そこから派生した仕事が巡り巡ってあっちからこっちから、とさらに派生着々と仕事を進めていった。

しかしいわゆる「人の目につく」「名前の大きな仕事」はほとんどできていなかった。

ギャラはいいが名前がちゃんと出ないものや、色々なルールの都合で作家名が変わって表記されるもの、色んな仕事をしていた割に実績はたまらず、全速力で走っている割に進んでいない、そんな気持ちだった。

ニャンデレラストーリーの最初の話でもお伝えした通りこの業界では「コンペ」と呼ばれる楽曲募集の精度がある。詳しくはこちら

簡単に言えば100曲以上、多いと数千集まる楽曲の中で一番を取らなければリリースにもならないどころかお金にもならないのだ。

このシステムで楽曲が何年間も決まらず病んで辞めてしまう人もたくさんいる世界。

そんな世界で僕が腐ることなく病まずに乗り越えられたのは「コンペに勝つ!絶対!採用!」とかの次元ではなく

「ねこ!すき!ぶちゅちゅ!あ!曲作るだす!」

みたいな精神が先行していたので脳みそがフリーズに近かったため、乗り越えて来れているのだろう多分。

しかし、現実は厳しいもので、いくらこちらが気合を入れたところで選ぶのはレコード会社。こちらの気合は関係ない。あくまで募集要項にあっているか、楽曲のクオリティが伴っているか、だ。

しかし猫への愛が楽曲のクオリティをも引き上げてくれているはず!

そう信じ続けた僕は深く考えることもなく、とにかく描き続けた。

劣悪な環境で・・・ね・・・

そんな劣悪な環境がこちらです。

一流のプロたちも当たり前のように参戦するコンペ。

皆さんは家にスタジオがあったり、機材が整っていたり、色々あるだろうが・・・

当時の僕の作業環境はこちらです・・・

えっと、どこを押しても「にゃあ」って言うんですが・・・どうやって曲を書けば・・・

ポポロン
ポポロン
まずは落ち着いて、メロディを考えよう。

いや、うん、そうなんだけど・・・そっか・・・そうよな・・・

まあ、邪魔するわけにもいかんしな・・・とりあえず・・・・こうか・・・

リュック
リュック
おいおい、そんな床で書いてたら疲れるだろ。ちょっと休みな

あ〜〜〜閉じられちゃったよ・・・

しかし、こうやって働きすぎ防止機能が付いているのはありがたい・・・

ポポロン
ポポロン
この和音、いかがでしょうか!

うお〜なかなかアグレッシブな和音・・・これをうまく使って曲を書けと・・・承知しました・・・

ポポロン
ポポロン
そうそう〜そこそこ〜そこが和音だよ〜

和音の意味わかってます・・・?

リュック
リュック
ちゃんとできてる?曲

曲・・・作りたいんですけどね・・・・すっごい作りたいんですけどね・・・

リュック
リュック
あ〜〜〜もっとちゃんと働けよ〜!

いやほら、絶対無理だと思うんだよね・・・その感じ・・・音がさ・・・出ちゃってるのよ・・・頭で・・・

このように、何をしようとしても、基本的には猫がいます。

つまり

幸せなのです

これが作曲のパワーの源にならなかったら、一体他に何があるってんだい!?

これがあるからやってられる!続けられる!フハハ〜!!

いや〜増えてるう〜〜〜!!!!

もうね、マジでずっとこれ。お気づきだと思いますけど、パソコンもはや開いてないですからね。

しかし!そろそろ締め切りやばいのでしっかり頑張るぞ!

ソラ
ソラ
私と、音楽、どっちが大事なの?

あ、ソラです〜

こんな誘惑を乗り越えながら・・・書きまくる日々・・・しかし・・・猫マスター響介を、スランプが襲う・・・そんな時に僕の人生を変えてくれたのは・・・やはり・・・

血眼で全身全霊で働く僕に人生を動かす奇跡が起きた・・・いや、起こしてくれたのは・・・

次回

猫たちが起こしてくれた僕の人生最大の転機

乞うご期待

次の記事はこちら