ニャンデレラストーリーは突然に・・・ PR

【ニャンデレラストーリーは突然に。Vol.12】ニックの持病体質について。猫の持病について知ってほしい。

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ニックは持病という持病はないのですが、図太い神経でエアコン業者さんやいろんな人間が出入りしても鋼の精神力でずっと部屋にいたり、室内に入り込んだ虫を絶対的徹底的に追い詰めたり、どう見ても精神力マックスなのだが、意外や意外、ストレスに弱いのだ。

具体的には、以前も書いたが「ハゲ」ができる。

過度のストレスを喰らうと肘や膝、ひどいと過去には顔の一部が禿げてしまったことすらある。

所謂過剰グルーミングと呼ばれるものである。

過剰グルーミングとは

猫はグルーミング(毛繕い)で精神安定を図ったり、リラックス効果を得ている。

例えば大きな音が鳴りびっくりして逃げた後必死に自分の体を舐めている猫を見たことがないだろうか?

あれは、「自分よ、落ち着け、落ち着け、大丈夫。大丈夫。」と自分を落ち着かせるための行為なのだ。

人間で言うところの深呼吸や、手で胸を撫でたりするような行為に近いのだろう。

そんなグルーミング、長期的なストレスや、解決されないストレス(例えば関節の痛みや同居猫との不仲、よく考えたら飼い主が嫌い、など)があると、リラックスするためにとにかく舐めまくるのだ。一箇所を、過剰に、永遠と。

猫の舌はザラザラしていることに加え、唾液もあるので、毛がどんどん禿げていってしまうのだ。

酷い子だと全身を永遠舐めまくる。こうなってくると、下半身は全く毛がなくなってしまう子とかもいる。

これを過剰グルーミングと呼ぶ。

その他の要因

過剰ブルーミングは、ストレスで発生しやすいが、他にもダニやノミ、虫刺され、アレルギー反応などの痒みを起因とするものがある。人間も虫などに刺されるとついつい掻きすぎて掻き壊しのような状態になりカサブタになってしまうことはあるだろう。

他にも、関節痛や、内臓等の異常など、痛みや違和感を起因とするものもある。

「ちょっとお腹がきもち悪い」人間ならトイレに篭るか、胃薬を飲むか、水を飲むとか色々やるだろうが、猫の場合は、なんか変、と思った場所を舐めまくることで解決しようとするのだ。

関節痛などで起こることも多く、例えば捻挫のような状態になると痛みを感じる患部を舐め続けて、外傷に加えて過剰グルーミングを併発してしまうことがあるのだ。

見極め方

獣医さんに教えていただいた見極め方法の一つが、「左右対称かどうか」

である。これは人間も同じらしいのだが、アレルギー反応の場合は左右対称に出やすい。ストレスや一部の痛みによる過剰グルーミングの場合はその幹部だけだったり、一部だけが禿げることが多いので、そこが一つの判断基準になるだろう。

以前ソラ姫が「粟粒生皮膚炎」という病気に罹った際は、やはり左右対称気味に現れ、原因はおそらく「蚊」なんじゃないか?という判断になりました。

本当に痒そうで、早めに気づけたからよかったのですが、あと数日遅かったら結構酷くなってしまったかもしれません。

あれ以来マジで蚊が憎いです・・・。一応我が家はこんな対策グッズを置いています。

前回の記事でも書いた通り猫には線香等の煙がよくないので、なかなか蚊取り線香等は炊けないのですが、これならなんとか・・・。とはいえ、リビング等には置いておらず、窓の外や玄関などに置くようにしています。結構効くのでおすすめです。

ニックの原因は?

過去1禿げてしまった時の写真。

はっきり申し上げます。

わかりません。

毎年禿げるので、その度に病院でも何度も相談していますし、ご飯を変えてアレルギーの調査をしたり、いろいろなことをしましたが、とにかく季節の変わり目、特に夏から秋にかかる部分など、気温が大きく変化する時期ははげることが多いことから、季節性のストレスが存在しているのでは?と言う結論に至った。

例えば、わかりやすいもので言えば、花粉だろう。

猫にも花粉症のようなものは存在しているので、ブタクサのような季節性の花粉がたくさん舞っている時期に、症状が出ている、と言うのも大いに考えられる。

しかし、不意に3月頃に出たりなど、ある程度時期が読める時と、急に(しかも普段より大きく禿げたり)することもある。

そうなってくるときっと他にも原因があるんじゃ・・・と思い日々焦っていましたが、世界で一番信頼している獣医さんに相談すると

「正直猫はアレルギーの調査が難しいこと、そして一部分が特定の季節にはげるだけなのであれば、それは様子見でいいと思います。激しく爛れたり、突然大きく広がったり、そういった症状があればすぐ連れてきてください。ただはげる程度であればそこまで深く考えなくてもいいかと思います。

こう言う子の場合病院に連れて行くストレスの方が大きくて、さらにハゲが大きくなる可能性もありますから。一過性のものであれば2週間前後で毛も生えて元通りになりますから、そうなのであれば、そんなに心配しないでください。」

と言われた。まさにそんな感じだよな・・・。と妙に腑に落ちた。

そこからと言うもの禿げそうな時期が来たらよく観察をするようになり、9月前後くらいになると肘あたりがハゲ出し、そのハゲの大きさがいつもと比べて大きいか小さいか、どのくらいで治るのか、などを経過観察する癖がついた。

しかし先生の言う通り数週間様子を見ていると毛が生え出し、すぐに元通りに。

この場合は病院には連れて行かないことに決めた。しかしもちろん過剰すぎて皮膚炎を起こしていたり、ジュクジュクしていたりした場合、感染症や傷が広がるのを避けるため病院に連れて行く、など、日々の管理や観察が大事になってくるのだ。

いまだにはげる時は禿げる

2歳あたりからちょくちょく禿げるようになり出したのだが、いまだに季節のかわりにハゲができることは多い。今年は少ないが、去年は3ヶ月に一回くらいはどこかしらが禿げていた。

この時は原因が分かりやすく、近所でアパートの建築工事が始まり、ずーっと工事音が鳴り響いていたのだ。

こういった生活音的なものは住んでいる場所を移動する以外対処法がないため、そこそ観察しながら、獣医さんに相談したり、いい意味で放置、治るのを待つ、原因がなくなったらなくなるのか、それでもなお続くのか、など見る必要性がある。

意外と神経質なニックちゃんなのであった。

先日も肘のあたりが禿げていましたが、2週間もすれば元通りになります。季節の変わり目はストレスが多い証拠ですね・・・。

だから、猫圧でハゲがあっても

「なんか白黒の子禿げてないですか?病気じゃないですか?」

みたいなクソリプは送ってこないでいただけると幸いです。みんなの個性です。みんなの健康を守るために、色々頑張っている結果の一つなのです。

これからもちゃんと見守って、然るべき時は一緒に戦うからね。

次回

まじで何もないボコたんとアレルギー体質のソラ

次の記事はこちら

乞うご期待

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