以前から何度もお話ししておりますが、我が家のリュックは疑いがあります。疑いというか、石はないのですが、過去に膀胱に少しだけ砂が溜まってしまったことがあり、そこから日々医療食を食べています。
尿路結石とは
pH異常により体内に結石ができてしまい、体内から排出できない石が悪さをして頻尿になる、おしっこをしなくなる、血尿が出る、など排尿関係に異常をきたす病気です。最悪の場合尿が出なくなり、尿毒素が溜まってしまい死んでしまうこともあります。
結石の状態と、結晶の状態があり結晶の状態はまだ結石になる前の段階で症状が軽い、初期段階なので、この段階で異変に気がつければかなり負担が少なく済みます。
尿路結石には2種類存在していて、それぞれ対処法が違います。
ストルバイト結石
尿がアルカリ性になると作られやすくなります。猫の多くの尿路結石はこちらです。
尿を酸性に傾けると溶解するため、医療食を食べさせることで尿を酸性に傾け、溶かすことができます。
リュックもこちら。医療食を食べないとアルカリ性気味にになってしまうので食べ続けています。
リュックのように早めに気がついてあげられれば、こうして食事療法だけで十分に治してあげることが可能です。
シュウ酸カルシウム結石
尿が酸性になると作られやすくなり、カルシウムが結晶化してできる結石になります。
一度できると勝手に自動で溶解することはなく、おしっこと共に排泄されるのを待つか、症状によっては積極的な外科処置をすることになりますが、自然排出を狙う場合人間でもありますが、信じられないほどの激痛が走ります。
そしてあくまで「出るのを待つ」という方法になるので、その間に何か問題などが起きてしまうのを避けるためにも、外科手術の選択を取ることも多いです。
シュウ酸カルシウム結石は医療食を過度にあげすぎたり健康な猫に医療食を食べさせてガンガン酸性に傾けてしまった結果なるので、医療食の取り扱いには気をつけた方がいいのです。
これが怖いので、定期的にお医者さんにおしっこを診てもらい、pHをチェックするようにしています。
健康だろうがなんだろうが尿検査をしっかりする。
医療食を食べることによりpHをコントロールし、砂を溶かしやすくする作用があのですが、pHが正常値になっているのにもかかわらずあげ続けてしまうと問題があるため定期的に尿検査も行っております。(医療食はお医者様の許可なくあげると体に毒ですので、しっかり管理のもとあげてください)
健康に見える猫も、痛みに強かったり我慢強いと言うだけで、意外と結晶がガッツリ溜まっていた、なんてことよくあるらしいので、しっかり尿検査を定期的に受けた方がいいです。
リュックは、現在も季節によってはほんの少しpHが高いことがたまにありますが、基本的には正常値内前後で過ごせております。
ちなみに家でpH測れる便利グッズなんかもあるので、その辺も常備しています。
とはいえ、緊急時とかでない限りは定期的に獣医さんに持っていくようにしているので、おしっこをとるためのものをたくさん常備しています。
pHは変動していくもの
しかし、天気だったり季節だったり、体調の変化でpHは変わっていきますので、たまーーーに、おしっこの様子が芳しくない時もあります。
そういった体の状態によっては時々おトイレを失敗してしまうこともあります。
まあ具体的にはトイレの外におしっこが飛び出ちゃうことがあるのです。
しかし、「おしっこが出なくなる」が一番危険な状態なので(実は猫は1日おしっこしないだけでも尿毒素が溜まり死に至る可能性があるのです)、おしっこがしっかり出ているのであればそれでいいのです。
いくら失敗しようが何しようが、僕が掃除すればいいだけですし、出ていると言うことは安心の一つでもあるので。
床を鏡面だったり、フロアタイルにした理由の一つでもあります。掃除がしやすい！
ツルツルなのでさっと拭いてちょっとシュッシュして軽くクイックルワイパーすれば完璧！
リュック「俺の・・・せいで・・・・」
いや、なんで凹んでんねん笑。僕だって小さい頃はクソほどおねしょしたり色々大変だったんだから、このくらい当たり前だぜ〜
リュック「でも・・・でも・・・・」
ソラ「まあ、拭くのはあいつなんだからいいんじゃない」
いやいや、そんな落ち込むようなことではないぞマジで。ソラの言い方はなんかちょっと気に食わんがな・・・
リュック「なんか・・・ごめんね・・・本当に・・・」
いや、だからいいってば！！！これが僕の仕事なんだから、むしろ幸せ感じてるまでありますよ。
猫って本当感情が表情とか行動に出るんだよなあ。
普段のトイレ掃除の時は近くにいるのに、こう言う時は本当に遠くから申し訳なさそうな顔で見てる。
でも本当に本当に申し訳ないなんて思ってほしくないな〜。
その日の夜・・・
リュック「本当に、本当にごめんね・・・・」
なんかすごいいつもと違う
猫のこう言うところ、本当に素敵ですよね。
ソファで爪研ごうがトイレ失敗しようが何してもいいんだぜ。我が家の猫なんだからな〜〜！！！
過保護すぎるなんて全く思わない響介とマジ申し訳なさそうなリュック
