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ニックは昔、鳴けない子だったのです。
触ろうが、何かを嫌がろうが、遊んでようが、ご飯だろうが、寝言だろうが、声を聞いたことがありませんでした。
なんでや・・・?何か喉とかの病気なのかな・・・?
そんな不安もあったりなかったりしましたが、病院で診てもらっても特に何もなし。
猫はそもそも鳴く生き物ではなく、鳴く=母親に甘えるということとほぼ同義なので、実は普通に生きてる時は鳴く必要性はそもそもないらしい。
鳴くということは愛情表現や、何かに興味がある時らしい。
えっ、僕・・好かれてないの・・・?
いや、ただ鳴きたくないだけだよな・・・鳴くのめんどくさいもんな・・・・
とか色々落とし込んではいたのですが、他の子は鳴くのにな〜。僕のこと嫌いなのかな〜。とかそんなふうに思っていました。
しかし!ある日!マジでこの漫画の感じで!!!突然!!!
「ニョイ〜ン」
と鳴いたのです。感動して涙出ましたもん。
「お、お、お、お、おおまえ!鳴けたんか〜〜!!!好きっていたんやな!!!?そうやな!??!!」
と大興奮。あの日の喜びは今も忘れません。
こんな些細なことでも感動を与えてくれるなんて、本当にありがとうね。
しかし・・・現実は・・・そう甘くなかったのです・・・・
この後、僕に悲劇が・・・訪れます・・・
次回
鳴いた真実
次の話はこちら
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出版社に怒られるまではできる限り毎日投稿していくので、どうぞよろしくお願いいたします!目標は全話勝手に投稿することです←
まだ怒られてないから大丈夫!
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