リンパ腫闘病 PR

「闘病」は今日でおしまい。ここから先僕はどうやって【愛猫のリンパ腫闘病日記245】

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先日の記事でお伝えしたとおり

僕たちは

強制給餌をやめることにしました。

それはすなわち

「余命20日が動き出す瞬間」

でもあり

「闘病」が終わる瞬間でもあります。

長い長い、でもとんでもなく短い

たったの4ヶ月半。

闘病前は「もっと長く戦いたい」「一生戦い続ける」

そう思っていたはずなのに、気がつけば

自らやめる決断をするようになってるなんて。

闘病って、本当にすごい。

4ヶ月半。

ポーチーが10歳、一生に換算して26分の1くらいの時間を、闘病に割いたということだ。

それが正解だったのかどうかは、わからない。でも

その26分の1の時間も、ポーチーとの大事な大事な時間。

ポーチーを苦しめてしまった。そう思う自分もいるし、責めたくなる自分もいる。

でも、そんなことのためにこの4ヶ月半一緒に戦ってきた分けじゃないんだ。

笑顔で、幸せいっぱいに過ごすために、この4ヶ月半を頑張ってきたんだ。

甘いかもしれない、でも、自分は、責めない。

辛かったけど楽しかった時間

突然だがここで、僕の自慢の写真をご覧いただこう。

強制給餌後に、シリンジを洗っているとね

ポーチーが来るのです

音がするから。僕の足元に。目も見えないのに。フラフラしながら、きてくれる。

まあ見てるのはキッチンなんだけど笑。

そんなやりとりもまた、愛おしくて。

おーい!?僕はこっちなんだが!?みたいな。笑。

この写真は僕にとってアートのような一枚で

  • 引きこもり感満載のペットボトル
  • いつでも準備万端のケージ
  • 一生懸命食べて、一生懸命空にした強制給餌用のご飯の缶
  • こんなに広い家を建てたのに、結局この写真に収まる距離感

僕の、大事な思い出の一枚。

この視界が、とにかく幸せで、なんとなく撮影した一枚。

いつかこの写真が、思い出となってしまうのかな。

この景色も、見れなくなっちゃうんだな

闘病前では、思うことすら許さなかったであろう思考。

でも今は、不思議と、自然にそう思えている自分がいる。

時間が僕をかえた

でも、いまだに、信じられない。

ポーチーがいなくなる未来なんて。

でもそれは、本当にいなくなる、なのか、それとも、また会うまでの一時的な別れなのか、そんな哲学?的な思考にさえ至っている。

でも、不思議なもので

寂しくない。

いや、嘘つきました。

寂しいです笑

でも、違う。

なんだろう。どう言えばいいんだろう。

ポーチーがいなくなる、ポーチーと離れる、もちろん寂しい、悲しい

でも、

ポーチーが、自由になれる

それが、嬉しい、というか、そうあって欲しく思えるように、なったんだと、思う。

ポーチーの自由とは

そりゃもちろん「何不自由なく幸せになること」だ。

じゃあそれは何?

となった時に

「リンパ腫も、病気も持病も、全てが治る時」

そう考えていた。

が、今、この状況となった僕的には

「リンパ腫、病気、全てから解き放たれた時」

が自由になれる時なんだ、と。

ちょっと悪徳宗教的というか、スピってると思われたら嫌なのだが笑、本質的に、そう感じた。語彙力がないので他に表現が見当たらないのだが、今の僕が表せる精一杯の表現だ。

きっと、今、この、闘病をやめた、今こそ

「自由になるための準備ができた時」

なのだろうと。ポーチーとの生活を見て、そう思えてる。

人間の心はとんでもなくザコい。だから、色々都合のいいように思考する。

でもそれでいい

そのエゴで、猫と暮らし出して、そのエゴで、猫を幸せに”したがる”

そして結果、猫が幸せに暮らせたなら、エゴでいいじゃないか。

そして、その猫との暮らしに終止符を打つとき、苦しんで、泣いて、喚いて、心を塞ぎ込んで、そんな姿、猫に見せらんないよ。

せっかく自由になれた猫が

「あれ〜?なんか飼い主めっちゃ凹んでる・・・・僕のせいかな・・・?ごめんよお・・・」

って思われたら、嫌じゃない!?

「うお〜!また絶対一緒に住みたいな〜!」

って思って欲しいじゃんね。

猫がそう思えて、また会いに来てくれるようにさ

自分が猫と暮らしたい、猫を幸せにしたい、とエゴで始まった生活。

「また、うちにこいよ!!!必ずな!!他の家とか出禁だぞ!!!」

と。人間らしく、そのエゴ継続しようぜ。と。

僕は、今、そんな気持ちで、日々を過ごしている。

もうね、エゴ炸裂で、もしお別れの日が来て、そして生まれ変わるタイミングがあったとしても、他の家に生まれ変わろうとなんてしてたら、幽体離脱して生まれ変わり妨害するぜ!?

ちょちょちょちょ!!!うち以外行っちゃダメって言ったよね!?!?!はい〜やり直し〜

ってやりいくよ?笑

だって、僕らは、必ず、また会える。

エゴでいい。だって、そうなんだから。

明らかに変わった考え方

闘病前は「安楽死!?バカのやることか?!」とか思ってたし

「治療を断念!?何!?やめるやつなんてどうせ金銭面キツくなっただけだろ!クソが!黙って働け!!!」

とか過激派みたいな思考だった笑。

しかし、違った。

今では、治療をやめた人にも、安楽死を選択した人にも、土下座したい笑。焼き土下座したい笑。そのくらい、気持ちが、わかる。

経ったの4ヶ月半で、こんなに変わるんだよ。思考って。

経験していない人、体感していない人には、わからないものなのかもしれない。

「生かす」とか「生きる」ことを、毎日考えてる日々。

治療のためには、お金が必要で、お金が必要なら働くしかなくて、でもその働いている間は一緒に過ごせなくて、でも長く生きて欲しいから治療はしてくて、でも一緒に過ごせないのに治療は続けて、その間も猫は苦しんでいて、でも生きてて欲しくて、でも幸せでいてほしい、幸せとは・・・?

治ったと思ったら治ってないし、治療すればするほど悪化することもある

正解の見えない戦い。

その中で、自分の感情なんかそっちのけで、猫自身の生活を見て、全てが変わっていった。

そして、僕の場合は

足掻いて、足掻いて、足掻いて

それでも、やっぱり、ダメで

結果的に

抗がん剤をやめ

投薬もやめ

そして今、ついに

強制給餌をやめる

つまり

「闘病をやめる」

ところまで、きた。

何度もいう

闘病前ではこの思考には、絶対に至らなかった。

一緒に苦しんで(ポーチーの方が118514654倍辛い)一緒に歩んだ結果、たどり着いただけに過ぎない。

最初からこの境地には、ならなかった。

ポーチーがくれた、最高に素敵な時間。

本当にかけがえのない、最高の時間。

だから、後悔は、ない。

ごめん、と、心から、思う。でも

後悔は、しない

ポーチーに失礼だから。

たくさんたくさんたくさん、頑張ってくれて、ありがとう

たくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさんたくさん幸せをくれて

ありがとう

ご飯を食べなくなって

お水も、きっと飲めなくなっていって

最期

君は、どうなるのかな

みんなの猫団子の中?

膝がいいな

腕の中がいいな

冷たい床や、ベッドの下はやめてね

みんながいるよ

僕もいるよ

ポーチーを愛してくれてるみんなが

ポーチーを待ってるからね

ここからの時間、文字通り、全ての時間を、ポーチーに捧げる

ここで「闘病記」は最終回とさせて頂きます

「最終回!?悲しい・・・辛い・・・」

とたくさんのコメントをいただきました

違います

僕たちは今からね

最高に幸せで

最高に濃くて

最高に愛し合う時間を

ただただ、幸せに!過ごすんだ

海外ドラマ風に言うなればね

シーズン2!

ポーチーと僕らの最高に幸せな時間編。

始まるよ!

これが!猫マスターの

「愛猫との終活」

だ!見てろ!!!あまりに幸せそう過ぎて目つぶれるぞ!!!

僕らは!世界一幸せな家族だ!!!

気持ちを書いたら鬼バズりしました。いい記事書けてるかな。僕。

自信を救うように綴る言葉達が、また誰かの助けや救いになることを祈って。

最期のその瞬間まで、全てを綴っていきます。

次回

「愛猫との幸せすぎる終活」

ここに来てまさかの旅行!?ポーチーとやりたかったことリスト「No.01」

何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ

「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」

その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。

・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。

そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。

下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。

投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。

こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。

再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。

治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。

あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。

気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとな嬉しいです。note的なね・・・。

毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。

毎日、読んでね。

このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。

闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。

日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。

遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。

この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。