抗がん剤治療を辞めても、どう変わっても
結局、希望を、少しだけの希望を持ってしまう。
でも、それはもうしない。
でも、持ってしまう。
でも、もうしない
そんな葛藤の毎時間。
抗がん剤治療中も毎分毎時間が大切だったが
しかし、抗がん剤をやめてからの毎分毎秒はそれどころの騒ぎではない。
ポーチーが一度息を吸って一度息を吐く、それですら愛おしく、それですら大切で
それだけが救い。

今の生活は、強制給餌のみを行い、それ以外はとにかく楽しく過ごす。
一体何が「楽しい」なのかは、正直わからないが、、
一緒にいる、同じ時間を過ごす、ただそれだけでも、十分に幸せでる。僕は笑。
ポーチーも、そうだといいな。
頭がぐらぐらしながら、健気にパトロールだけは頑張ろうとするポーチー。
抗がん剤がないと、身体自体は楽なのかな。
動こう!という意思は今までより強く感じる。
でも、脳腫瘍のせいで体がうまく動かない。見ていてとても歯痒い。
それでも、懸命に水を飲みに行って、懸命にパトロールして、一生懸命僕の近くにいてくれる。
こんな時間を過ごしていれば過ごしているほど
「強制給餌、邪魔だな〜」と思ってしまう。
しかし、”今を守るため”必要なんだ。
それをやめる時は、それはすなわち・・・。だ。
生きるための強制給餌と”今を守るため”の強制給餌

強制給餌という、行為自体には何も変化はないのに、こうも違うか。
今までの希望に満ち満ちた強制給餌は、心が強かった。
「ごめん・・・!でも。この先に最強に明るい未来が待ってるからね!!!」
そんな気持ちだった。
しかし今の強制給餌はただただ
「ごめんね・・・・」としか思えなくなっている。
でも、この大事な「今」が少しでも長く続いて欲しいから、これだけは許してね・・・・
そんな葛藤の時間を過ごしていて、すぐに気が付いた
喉の腫瘍の変化

喉の腫瘍に変化が現れた。
明らかに
大きくなっている。
もしかしての次元じゃない。完全に、大きくなっている。
これが・・・・抗がん剤の力だったのか。
「全然効かねえじゃんクソがよ!!!」
そう思っていた
しかし違ったんだ
効いていたんだ。
きっと。
効いていたから、”この程度”で済んでいたんだ。
やめると決断した途端だ。
前回の抗がん剤から、一週間を超えた途端だ。
明らかに大きくなっている。
そして、固く、広く。
やめた途端この大きさになったのか、やめなくても、再燃である以上、こんな勢いで大きくなっていたのか、それはもう、わからない。
でも、とにかく、この後に及んで、さらに大きくなる
この後に及んで、知りたくもない、リンパ腫のタチの悪さを再認識することになった。
ポーチー、最悪だよね。
こんなクソみたいなやつに、体を蝕まれてさ
「もしかしたら、抗がん剤をやめたことで逆にめちゃ調子良くなったり・・・?!?」
といううっすいうっすい希望は、たった数時間で打ち砕かれることになってしまった。
次回
この生活唯一の光。
何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ

「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。
こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。