ついに階段下スペースで過ごすという”当たり前”も、叶わなくなってしまった。
闘病が始まり4ヶ月。ほとんどの時間をここで過ごしていて
闘病生活の”当たり前”がこんな形で失われた。
階段下スペースに入ろうとして、入れない、ため息のようにも聞こえる呼吸と共に、階段からさっていったポーチーが、脳裏に焼きついて離れない。
たった1日で爪研ぎも、大好きな場所も、失ったんだ。
いや、まだわからん。ここから奇跡の復活劇がある可能性もまだまだ残されて・・・
るのかな。
ポーチーの身体はどうなってしまってるんだろう。
もう、変な希望的観測すら湧かないほど、現実は酷いものだ。
しかし闘病生活からは、ポーチーも、僕も、逃げられないし、逃げる気もない。
現実を受け止める覚悟を。
ここで、
触りたくない、触りたくないけど、ポーチーの喉を触ってみた
明らかに大きくなっている腫瘍
明らかに歪で、明らかに大きくて、明らかにたくさん。
腫瘍がある。
「喉仏かな?!」とか、そんなふうに思える余裕すらない。
「これしこりかな?」と不安になる、とかそんなレベルですらない。
ペットボトルのキャップのような大きさ、硬さのものが、しっかり喉に点在している。
これは、どう考えても、リンパ腫だ。
ああ、キロサイド
効いてないんだ
それとも、今、打ってから4,5日目、ここから効いてくるのかな
効き出したとして、次のターンまでにまた大きくなっちゃわないかな
闘病生活で何度も
「なんでだよ!!」「くそくそくそくそ!」「どうして」と荒ぶることは何度もあった
しかしこの日の僕は
ポーチーの首を触りながらただただ項垂れた
もはやなんの感情もない、と言ったら語弊があるが
思い描いてきた理想と、あまりに乖離した現実が、僕の脳を破壊しそうになっている。
こんなにあの手この手あらゆる角度からいろんなアプローチして、限界まで対策してきてるのに
その結果が、これか
これ以上当たり前を奪わないで
神様、居ないんだろうけど、いるならさ
もう、これ以上ポーチーから”当たり前”を奪わないでください
ポーチーにポーチーらしく居てほしい
もう、やめて。
もっとポーチーとやりたいこと、たくさんあるんです
ボロいアパートから、猫のための一軒家まで、ポーチーと、みんなとやりたいことがたくさんあるから、頑張って来れてるんだ
もう一二個家建てたいし、山も無人島も、全部みんなで体験したい
鬼ごっこだって足取れるくらい、ずっとしていたいんだよ
ポーチーへ
僕はずっとここにいるからね。
僕は何がどうなったって、どんな最後でもどんな状況でもポーチーの”当たり前”で居続けるからね
安心して、生きて。ただ、ただ、生きて。
僕はポーチーのもの!みんなの所有物。
ポーチー、みんな、また明日、会おう
次回
もう、これ以上、当たり前を奪わないで
何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ
「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。
こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。