突然、思うところを書いてみようと思う。
最近多い問い合わせについて・・・・。
我が名は猫マスター。

あくまで自称だが猫マスターと自負しています。
猫たちのためにマンションを買ったり、
部屋の中に庭を作ったり
しまいには家を建てました。
しかし!
それはただただ普通の人よりは遥かに猫が好きで、やたら色々知っているから自称猫マスター語っちゃおう、的なことであって、
僕は決して
「動物のプロ」ではありません。
獣医師の資格などを持っているわけでもないです。自分でも動物詳しいだなんて思ったことは一度もありません。
みんなの健康や、生活のために必要な知識をつけていたら多少知識がついてしまった、程度のことです。
本当に言うなれば猫に対しての考え方は人よりしっかりしている程度です。
よく猫についてこんな問い合わせが来ます。
「これって病院連れて行った方がいいですか?」
「〇〇なんですけど、様子見したほうがいいですか?」
など。
ネットの書き込みなどでもよく見かけますよね。
わかります。わかりますよ。
猫に異常があった時、不安でたまりません。
特にそれが深夜だったりしたら助けを求めたいその気持ち、わかります。
僕も以前、リュックが肥満細胞腫が見つかった際、夜に見つけたのですが、気が気じゃありませんでした。
あれかな?これかな?といろんなこと調べて、余計な情報がたくさん入ってきて、更に心配になりますよね。
でもね、答えはただ一つです。

いける最速で、動物病院に連れて行ってください。
本当に緊急性があるなら、夜間。もう少しで開くような時間なら普段の病院に最速で。
そもそも普段と違う、異常を感じた時点で僕みたいな素人に聞くのではなく、病院に連れて行ってあげてください。
それだけが唯一の正解です。
本当に危険な症状がある場合、地域には結構高い確率で夜間の動物病院があります。
過去に一度だけ夜間で診てもらったことがありますが、夜間の動物病院もは地域の動物病院と連携をとっているところも多く、夜間に診てもらった内容やデータを行きつけの動物病院にシェアしてくれたりします。そのまま翌朝普段の病院に行けばきちんと引き継がれるシステムになっている場合があるのです。
自分の病院が、どこの夜間病院と連携しているのか、なども事前に調べることが出来ますので、それを事前に知っておくのも、大事な家族のために必要なことです。
猫は痛みを隠す動物

猫は根本的に痛みに強いです。そして我慢強いです。そして見栄っ張りです。
元々狩猟動物で野生丸出し。
そんな動物が
「おなかいたいにょん」
みたいな顔しないわけです。野生で弱い部分なんて見せたら終わりますからね。
「猫は症状として異常が出る頃には病状が既にある程度進行している」とよく言われています。
特に内臓系は症状が出るまでに時間がかかります。
つまり、何かしら危険そうな症状が出てる時点で、悩む余地などないのです。
1日様子をみよう、来週行こう、なんてやってたら間に合わなくなるかもしれません。
そうなった時一番後悔するのはあなたです。
後悔先に立たず。
そして何より、治療は早い方が治りもいいし、猫の負担も減ります。
悪化して全身麻酔をしなければいけない可能性があるものも、早めに診てもらえれば麻酔の必要がなく済むものや、手術せずに済む場合もあったり。
「素人判断」こそが一番危険な行為で、最も猫を苦しめます。
我々はプロではありません。

どんなに猫を愛していても、どんなに猫を想っていても獣医師の勉強をしていたり資格を持っていない僕らはただの素人。
ネットに書いてあることも、猫を実際に見たわけではない、症状だけでの判断で基本は憶測でしかない。
その自覚を持つことで、結果的に1番いい治療をしてあげられるということを胸に留めておいてください。
僕は猫マスターを自称していますが、自分が動物のプロだなんて思ったことは一度もありません。
何かあったら先生にすぐ連絡、すぐに連れて行きます。
何度か先生にも
「よく気付きましたねこれ…こんな微々たる症状で気付く人いないですよ…逆にこんなに早いと判断難しいから様子見てもらって、万が一悪化したらすぐ連れてきてください。」
と逆に言われてしまうくらい、よく猫を見て、最速で連れて行くようにしています。(早すぎてストレスかけてしまって猫には申し訳ないと思う・・・)
ただ、本当に本当にちょっとしたことですぐ病院に連れて行くようなことはしません。
そんなことで
「あれ?!今日カリカリいつもより一粒の半分くらい食べる量少なかったぞ!?よし!!病院だ!!!!」
「階段の登り下りが0.03秒遅い!?関節異常!!!?よし!病院だ!!!」
なんてやってたら猫がストレスで他の病気になってしまいます。
そうならないための許容範囲を持つこと、そして普段から猫をよく見て
「このくらいのことはまぁちょこちょこあるわな。運動神経悪いし」
という判断がつくようにしておくことです。
なによりプチがある、しこりがある、頭が傾いてる、真っ直ぐ歩けない、おしっこを全然していない、などどう考えても異常があるときは、迷わず連れて行きましょう。
ご飯を食べない、などの時は一度原因を思い返してみるのも大事
連れていくにしても、どのみち状況の変化等は伝えなければいけないので。
「直近でご飯を変えていないか」
「おやつをあげすぎていないか」
「すごい香水とか臭い人が家にきたとかそういうのがないか」
など。
そこで何も心当たりがないのに急に食べないならそれはもうれっきとした異常です。
猫は丸一日異常何も口にしないと肝リピドーシスという病気になり、すぐに死んでしまったり、後遺症が残ったりします。
何も覚えがないのに水なりご飯なりを口にしない場合は
「ちょっと様子見よー夜には食うでしょ」
はかなり危険です。
うずくまって動かない、やたら隠れる、なども理由なく突然起きることは殆どありません。
普段見慣れない行動があったらすぐに病院へ。人に聞いている場合ではありません。
なぜこんな当たり前のことを書いたのか
恐れ多くもSNS総合フォロワー約15万人超えで、ニャンフルエンサー的な感じの立ち位置なわけですが、まぁこういった問い合わせが多かったりするわけです。
個人的には基本中の基本である
「病院へ連れて行く」
そんな当たり前の行為が出来ていない人の多いこと多いこと…。。
猫が好きなんですよね?愛してるんですよね?
まさか
「行って何もなかったらお金勿体無いから」
なんて思ってないですよね?
たかだか数千円ケチって大事な家族を失っていいんですか?
それともあなたにとって愛猫は数千円以下の価値しかないんですか?
あなたがお腹が痛くて救急車呼ばないとやばい、目玉が取れそう、骨折れた、、でも明日まで様子見てみよう。ってやりますか?
猫は話せません。痛みを伝えられません。異常を伝えられません。
人間が見つけるしかないのです。
人間が助けるしかないのです。
心配なら連れて行ってあげてください。
それしか答えはないんです。
だって僕らはただ猫が死ぬほど大好きなだけの「素人」なのだから。
過去の記事でも似たようなことに触れています。
そちらも是非読んでください。
僕らは愛することはできても自分らでは治療できないこともたくさんあります。
そこで命を預けられる先生に、出会っておくことの重要さを、感じてほしいです。
我が家の猫たちは、偉大な先生に救われ、今は後遺症も再発も何もなく、みんな元気に過ごしています。
僕の力ではありません。本当に先生の判断力、対応力、腕、心が、救ってくれたのです。
是非先生の素敵な対応、動物への愛を読んでみてほしいです。
大事な家族を守るため、言葉を交わせない家族を守るのは、僕たち「下僕」最大の使命なのです。
そんな僕の猫愛が本になりました!是非ご覧ください。
宣伝で終わり恐縮ですが、売り上げを保護猫シェルターに寄付していたり、猫たちのために大事なことが書いてあります。
是非、ご一読いただければと思います!
これからも猫マスターの道を歩むぜ!!!
響介