幸せすぎる終活を過ごす僕たち。
呼ばれれば行く。呼ばれなくても行く。
僕がトイレならリュックがいる。
女子たちは冷たい視線ながらも見守ってくれてる。
こんな日常が、愛おしい。
こんな日常をポーチーにたくさん送りたい。
そして、こんな日常で頭がいっぱいになったまま「最期」を迎えてほしい。
その願いが、ポーチーに届いたのか
明らかに様子が変わった
何やら、様子が、少し違う。
曲がりなりにも猫マスターを自負している男だ。
愛猫の変化くらい、気がつける。
何かが、変だ。
いや、変なのではない。
違う。が正しい。
今のポーチーに、変なことなど一つもないんだ。
でも、僕にとって、その違いは、とても顕著に感じられた。
その時僕は、はっきりと感じた。
そしてついに、この日の夜

“ああ、ついに、この時が、来てしまったんだ”
そう思った。
夜中、スーーーーーっと天井を見上げるように、首が上に上がり力が抜けていった。
よく映画などで目にするような、生き物の、終わりの瞬間。そんな光景だった。
明らかに呼吸のペースが落ちて、明らかに心音が弱い。
「ありがとうポーチー、ありがとう」
僕はどうしていいかわからない中、何を伝えればいいのかわからない中で必死に絞り出すように、そう伝えた
震える手で、今抱き上げていいのか?それともベッドに置いておいてあげたほうがいいのか?それとも、地面?いや、みんなの近く?いや、でも運ぶのはあれか・・?
気が気じゃない数時間を過ごした。
でも、とにかく、何か伝えなきゃ
でも、伝えてる場合なのかな?
もし苦しかったら?痛かったら?
僕が調べた、モルヒネ云々が、ポーチーには適用されてなかったら・・・?
焦りに焦って、絵に描いたように気が動転。
意味もなくポーチーの周りをうろちょろして、だっせえ大人である。
でも、そのくらい。ざわめいた。
“最期”を感じた。
そんな瞬間だった。
ああ、ポーチー
ポーチー。
ポーチー
泣かないって、泣かないって決めたから
約束したから
僕のダサい泣き顔は、絶対見せないぜ
今の僕は、もう、笑顔で、お別れする準備、できてるよ
ニッコニコ!ポーチー!
大好き!!!!!!
そして・・・
数時間後・・・
全然!死なん
眠ることなどできず、
「ポーチーの!最期を一緒に!過ごして!見届けてみせる!」
そう思い、一睡もせず、瞬きもせず、目をカラカラにしながら
見守り続けた
が・・・
全然!最期じゃなかった
不謹慎で申し訳ない、しかし、本当に、僕の心の奥底から出たツッコミだ。
確かに、体は動かない。
呼吸も少し弱い気がするが
まさに
「戻って」来たかの如く、動く(と言っても頭がぐらぐらすぐるだけ)
今から
とんでもなく不謹慎なことを言うが
「あれ?まさか・・さては・・・まだ全然死なない・・・?」
とめっちゃ思ってしまった
睡眠不足すぎて、数時間寝て、起きてポーチーを見ると

普通に生きてた起きてた。
いや、写真だと寝てるように見えるけど笑。
これは起きてるんです笑!!!
そしてなんなら割と普通だった。
脳腫瘍の場所というか、大きさなのか、体制や時間によって症状にムラがあるのだろうか?
結果的に、翌日普通に朝を迎え、翌日も普通に過ごすことに。
ああ、生きてる。
ここにいる
そばにいる
ポーチーがいる
触れてる
感じれてる
顔を寄せ合えば、息が、心音が、聞こえる
ポーチーと笑い合ってる(これは多分)
ポーチーと同じ空気吸ってる
ポーチー
僕、今さ、
最高に幸せだよ
次回
“最期”の覚悟と「ごめん」
何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ

「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。
こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとな嬉しいです。note的なね・・・。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。