前回の記事でもお伝えした通り、ここ数日の中ではトップクラスにモリモリ食べ出したポーチー!
吐き気止めと皮下点滴の効果なのか?それとも抗がん剤の副作用が落ち着いてきたからなのか?
タイミング的に「どれが」というのを読み計るのは難しいが、とにかく食べいてる。
食べる、食べないの二択しかないのだとしたら、「食べる」は絶対に正解。
そして、食べている事実から、ほぼ確実に言えることがある
抗がん剤は効いている

僕は抗がん剤治療日記をつけながら、看病をしているのだが、それは文字化することで、気持ちの整理をするため、そしてその先にいつか記事にする可能性がある、いろいろな考えがあってのこと。
何より「すぐに振り返れる」という最大のメリットがある。
何か起きれば、すぐに振り返って考えてみる。闘病では一番大事だ。
「昨日食べてるから大丈夫」「二日たべてないから危ない」「水を飲んだ」「うんちをしてない」「可愛い」
など、日々気付いたことをまとめていっているからこそ、振り返ればそこには重要なヒントや情報がたくさん隠されている。
そこで過去を振り返ってみると、はっきり分かる。
抗がん剤治療直前、ご飯を食べなくなった。あの時は、薬をあげようが美味しいご飯を出そうが、何しようが絶対に、食べなかった。
それはなぜか?
「腫瘍があるから」

当たり前の話である。
食欲がないきっかけがはっきりしている。
腫瘍があるから、食べられないし、食べたくもない。
よくネットで闘病生活を公表している子たちに
「食欲増進剤をもらえ」「強制給餌をしろ」と言ったやたら高圧的な意見が来るが、もちろんそれも方法の一つではあるが、現場の状況を知らずによく言えるなと。
食欲増進剤や、強制給餌は「ただなんか食欲が落ちてる」「メンタル的に食う気になっていない」子にはめちゃくちゃ有効だ。
しかし、根本的に「腫瘍」などの病気がきっかけで食欲のない子に、根本解決をしない状態で強制給餌や食欲増進剤を使うというのは、よろしくない。
体の調子が根本的に良くないのに、無理に食べることで即吐いてしまい、無駄に体力を消費したり、悪化することもあるし、そもそも内臓系に腫瘍があると食欲増進剤を投薬しても食べるようにならない(食べることももちろんあります)
無責任に他人に「自分の家では食欲増進剤をあげたらすぐ食べるようになりましたよ!やってみてください!」とか言わないようにしましょうね。それがたとえ親切心でも。状況によります。決めるのは飼い主と獣医です。
これだけ書いてもいまだにDM来るんですけど喧嘩売ってます?笑
とりあえず・・・
腫瘍が全く小さくなっていなければ、少しの食欲すら出ていない

「食欲が戻ってきてる」ということは、少なからず、腫瘍は小さくなっていると考えていい。
一ミリでも小さくなっていないのであれば、副作用とか薬とか関係なく、発見した時のように食べないし、食べれないままのはず。
確実に効いている。血液検査の数値もいい。間違いなく、うまく進んでいる証拠だ。
記録を見返すことで、量は少なくとも、食べている。飲んでいる。その事実があれば血迷って「食欲増進剤!!」とかやらないで済む。
「今は、食べたくない」そういうことなんだ。そう思える。
だから一喜一憂しちゃいつつも、常に冷静に俯瞰できる。
ぽーちーはただでさえ賢いので(親バカ含む)

体調や環境の機微に敏感だ。
「あっ、少し気持ち悪いな。吐きたくないから食うのやめとこ」
とか
「今動くと熱出そうだな」
みたいなのが他の子より顕著にわかっているような気がする(親バカ含む)
だから食べないときは、きっと理由がある。
そしてその理由は“きっと”今は「腫瘍ではない」
それならば待つしかないんだ。
でも「もしかしたら、今回の食欲不振こそ、、腫瘍が戻ってきちゃってる、、?」
そんな不安だってもちろんある。
でも、一粒でも食べてくれるならきっと違う原因。だって腫瘍が見つかったときは一口すら食べなかった。
だからきっと今は大丈夫。
そう自分を落ち着かせながら見守る。
なんと直後にもまた!食べてる
さっきめっちゃ食ってたのに!!!さらに食う!!!
しかも!

と言わんばかりに鳴いてから食ってくれる。
みなさん!!ちゃんとみてください!我が家のヒーロー!ポーチー!食べてます!!ワハハ〜〜!!!
ここまで食べ出すともはや完治したのかな?と思ってしまうレベル。
・・・・
ここまで読んでくださっている方は、違和感に気が付きましたか?
前回の記事末尾にあった文言
「しかし、この日の夜から明らかな異常が見られるようになった」
嘘だったんかい!!!
そう思いませんでしたか?
しかし、今日の記事内の動画をよく見てほしい。
すでに、異常は始まっていたんです。
僕は、後から気がつきました。(いや、気が付いていたのに、喜びのあまり盲目になっていました。)
あなたは、闘病中にこの変化にすぐに気がつけますか?
この時僕は、ただ手放しで喜んでいるだけでした。
次回
「食べた」喜びで、異常に気がつけていなかった
何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ

「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。
こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。