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脳腫瘍の現実と理想の狭間で揺れる【愛猫のリンパ腫闘病日記213】

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なんとなく、なんとなく、、

キロサイドが効いている感じがする。

本当に、勘でしかないし、素人判断だし、希望的観測でしかない。

カリシも初日にうっすら出ただけで、なんやかんや、出てない。

副作用らしい副作用もないし

お水もご飯も食べれてる。

フラフラするのは、、きっと、、後遺症の一種で、腫瘍自体の悪化等ではないんじゃ!?

ちょっとアホの思考なのはわかってる。でも、そう願いたい。そうあってほしい。

やっぱり、結局こうなってしまう。

覚悟を決めて、最後の抗がん剤!キロサイド!と息巻いて始まったこの期間だったが

心根ではどうしても覚悟が決まらない

やはり、僕にはまだ覚悟もなければ諦め切ることもできてなかった。

一度は引いた喉のリンパ腫も、冗談抜きで1時間毎に大きくなる。

一晩空けて確認すると2倍になっていたりする。

以前から書いている通り、脳の腫瘍がその速度で進行すると思うと、色んな大事な器官への影響が懸念される。

脳みそへの腫瘍はたかだか0.1mmでも、生き物にとって大事な機能を司る場所にできてしまうと、一撃でアウト。

本当に悩んでる暇などなかった。

これが最後の選択。

シクロフォスファミドは効いてくれた。

アスパラギナーゼも、まだ効く。

しかし、血液脳関門を突破できるのはキロサイドだけ。(厳密には他のもとおりますが、確率が低い)

他の抗がん剤では、喉や臓器のリンパ腫は抑えられたとしても、脳だけはおさえられない。

キロサイドが効かなければ、脳のリンパ腫への対策が失われてしまう。

なんとかアスパラギナーゼで効いてくれていたが、その効果はたったの数日。

もう一回打ったらさらに短くなる。打てても一度二度だろう。

もう、ここにかけるしかなかった。

書き忘れ

状況説明に必死で忘れていたが、キロサイドの注射は2日に分けて2回打つ抗がん剤になります。

ポーチーのことを書くのに必死で、大事なことを書き忘れていました。申し訳ありません。(闘病記録としてしっかり残したいので、訂正というか追記させていただきました。)

2度病院へ行くことを伝えられた際の面白?エピソードがあって・・・

一回目を打った日に

先生
先生
今日打って、明日も来てください。
響介
響介
え、もちろんいいんですけど、明日って病院やすm
先生
先生
明日も来てください。

もう先生に休みとかいう概念なかったんだわ…

というやりとりが。

先生は本当にすげえ獣医さんだ。

忘れてはいけないのがつい数週間前に倒れてるんだぜあんた。

普通にポーチーと同じくらい心配になる。

しかし、そんな先生がいてくれるから、闘病に集中できるし、やれることは全てやってあげられているのだと思う。

理想と現実

理想はもちろん

寛解、完治。

しかし、そうもいかないのかな。

フラフラするポーチーを見て

これが治ったら〜と理想を思い描くし、現実も見てしまう。

こうして、足元で前に進もうと、何かをしたい!と、そう思って動こうとしてるポーチーを見て、僕もまだ諦めちゃだめだ!と逆に背中を押される始末。

しかし、ポーチーの歩みを見て

フラフラ歩きを見て

また現実を見る。

でも

ポーチーを膝に乗せて、ポーチーを感じて

膝でふみふみもしてくれて

これも現実なんだ。

一緒にいられる現実、しかし、まだまだ不調なのも現実

ただ抗がん剤を打って、ただお薬をあげて、ただ一緒にいるだけ

僕にできるのはたったこれっぽちのこと

もっと、何かしてあげたい

もっと、できることはないのか

いろんな感情が蠢くが

僕には何もできない

でも、ただただ一緒にいるだけで、何かが変わるなら

ずっと一緒に過ごすよ

半日ごとに容体が変化する。

いい時も、悪い時も

抗がん剤もすごいし、リンパ腫もすごい

まさにせめぎ合い。

ここまでくると本当に、効いている効いていない、というより

「どれだけ早く効くか」にかかっている。

脳腫瘍は、それくらい、素早く体を蝕む。

頼む、頼む頼む頼む

もう、僕には祈ることしかできなかった。

次回

闘病生活史上最も記憶に残る日

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投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。

こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。

再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。

治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。

あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。

気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。

毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。

毎日、読んでね。

このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。

闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。

日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。

遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。

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