キロサイドを打つ覚悟を決めた。
アスパラギナーゼは1週間開けなくても打てるので、覚悟を決め、明日には、キロサイドを開始することになる。
本当に、腫瘍の進行具合はもちろんだが、治療の判断や展開も、信じられない速度で進んでいく。
その都度最適解を導き出さなければ、手遅れになりかね無い。
だからこそ、覚悟がいるんだ。だからこそ常に考えなければいけないんだ。
ゆっくり考えられる時間があればまた違う判断をするのか?もっといろんなことを試せるなら試すのか?
いずれにせよ決断しなければならない。
覚悟を決めて、進みます。
心に決めた翌日異変が
ポーチーが朝からいない!?何処へ!?
と家を探し回ると・・・

インテリア化してるう!!!!
すごい!その段差に、自分で上がったのかな

最近、このくらいの段差ですら、ふらつきで上がれないことがあった。
それなのにここに自ら上がって、、すっかり生活の自由度上がってるね。
キロサイドを、打つ、その予定は変えるつもりはないが
こうして、アスパラギナーゼだけで寛解、完治、いけちゃったり・・・?
と、またも感情がブレる。
新しい抗がん剤は、怖い。だからアスパラギナーゼでもし寛解目指せるならもちろんそれがいい。
でも、何度も書いている通り、それは難しいんだ。
いつまで効果が続くかわからないだけじゃなく、期間が短い。だからこそのキロサイド。
血迷った判断をしてはいけない。的確に、適切に、状況を見なければ。
そう思っていた矢先、事件が起きた

この画像であることに気がつけますか?
瞬膜が少しでてきている。
アスパラギナーゼ直後、すぐに引っ込んだ瞬膜。明らかに効いたような感じだった。
しかし、今見ると、瞬膜が出ているように見える・・・
だけではなく
黒目が、明らかに小さい。
暗いところと明るいところで、瞳の大きさが違うのは、人間もそうだし、一般的であるが
片目だけ瞳が反応していないなんてのは、まずあり得ない。
明らかに視神経に異常が起きている。
自分の心臓の速度が爆上がりし、心音が、鼓膜を直接震わせてるのかってくらい大音量で聞こえた
まずい。何かが、起きてる
閲覧注意な動画です

ここ数日呼べば来る、反応もお返事もする。そんな”当たり前”を堪能していた。
その流れで撮った動画なのだが・・・

明らかに、重心が左によっている。「もしかしたら」なんて考える余地のないほど、
どう見ても、だ。
そして後ろ足には露骨に力が入っていない。
おかしい。
え・・・?
名前を呼ぶと、首を振ったその瞬間

完全に体制を崩し

その場に倒れてしまった。
しかし、このまま気を失ったりなどということではなく、完全にスリップしたようなかんじだ。
画像をご覧いただければ分かる通り、明らかに猫の挙動ではない倒れ方だ。
猫は三半規管が異様に発達しており、瞬時に上下左右の認識ができる。
はずなのに、倒れた瞬間こんなに足が上がっている。
通常であれば、倒れることがあったとしても瞬時に体制を立て直すのだが・・・
幸い前手で受け身は取れていて、頭を打ってはない。
その後も僕が呼んでいる方向へ歩みを進めてくれるが、また倒れ、くるっと展開して爪研ぎへ寄りかかった。
その際の足に注目していただきたいが少し引きずって見える
しかし、どう見ても、誰が見ても、明らかな異常。
これはそう
脳腫瘍と診断された時の動き
まずいまずいまずいまずいまずい
今日、今からキロサイドを打つ予定だってのに、すでに・・・?
アスパラギナーゼの効果が、著しく切れている。顕著に出ている。
こんな、一分一秒を争う世界なんだ。リンパ腫の闘病は。
当たり前が、幸せすぎて、すっかり忘れていた。
油断したら、一気に食われる
「笑ってる余裕なんてねえんだぞ」と悪魔の囁きが脳内で鳴り響いた
ああ、またかよ
また、僕たちの行手を阻むのかよ
僕は基本的に、猫の不調やトラブルをわざわざ動画に撮ったりはしない
そんなことで再生数を回そうとしたり、数字を稼ごうなどとは微塵も思わないからだ。
もちろん先生への情報共有のために撮る事はあるが故意に撮影する事はない。
そんな僕が、倒れる瞬間の動画を持っていることが、異常なのだ。
そのくらい、”いつも通りの瞬間”を撮影していた瞬間から、一瞬で状況が変わる、ということだ。
もう、気が気じゃない。
アスパラギナーゼで、小さくなった状態でキロサイドを打つから、より効果があるんだ。
もしこのままあと数時間、そして明日、と余裕ぶっこいてたら、アスパラギナーゼ投与前の大きさに戻ってしまう勢いだ。
もう、やいやい言ってられない。
時間が、ない
次回
病院へダッシュで連れて行く
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このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
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