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葛藤と覚悟と責任【愛猫のリンパ腫闘病日記203】

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キロサイドという脳腫瘍に効く抗がん剤があることをご教示いただいた。

まるで奇跡が起きたかのように嬉しかった。

まだ効いたわけでもないし、試したわけでもないのに。

しかし、即座に踏ん切りがつくか?といったら、つかない。

新たな抗がん剤を打つということは、新たな副作用、相性が現れてしまう。

今のポーチーにそれが耐えられるのか。

でも、今、今であれば、アスパラギナーゼが効いている。

効いているということは、腫瘍も縮小している。

つまり今、腫瘍が小さくなっているうちが、”今だけが唯一打てるチャンスなんだ。

「少し様子を見てから」「悪化したらやる」そんな時間は、残されていない。

アスパラギナーゼはおそらく5日前後で効き目がなくなる

効果がなくなってから「やっぱりキロサイド打って」といったところで

腫瘍が戻ってきて、体調悪化している時では副作用に耐えれないかもしれない。

せっかく脳腫瘍に効いても大きさが戻ってしまったことにより0にしきれないかもしれない。

「考えたいから、もう一回アスパラギナーゼ打ってから・・・」

とも一瞬思った。

今のアスパラギナーゼが“もしかしたら”1ヶ月、数ヶ月もつ“かも”しれない。

その可能性にも賭けたいと、少しだけ思ってしまった。

今アスパラギナーゼがめっちゃ長く効くなら、無理に新しいことをする必要はないんじゃ・・・?

と。

でも、現実を見ろ。

きっと、1週間も持たない。そんな小さな希望に命を賭けれない。

その後もう一回打ったら、耐性ができて、3日しか持たないかもしれない。

そうだよ

今が、今がチャンス。

そして「今しか」チャンスはないんだ

キロサイドを打つ決断

今やらなかったら、後悔する。確実に。僕はそう考えた。そう考えるしか、なかった。

つい数日前に“最期の抗がん剤”と息巻いて、数日後にはそれを破っている自分に腹が立っている。

が、今、家で元気なポーチーが、1日でも長く、猫らしく、我が家の家族らしく、愛おしく、楽しく幸せに、過ごしてもらえるよう

打つ

キロサイドが効かないなら、もう、次はないんだ。

放射線治療、海外の抗がん剤、まだ、本気を出せば、足掻き続ければ、きっとやれることはある。

でも、これ以上は苦しめるだけになってしまう気がする。

だから、キロサイドを、本当に本当に最後にする。

キロサイドが、脳腫瘍を撲滅してくれる可能性に賭けて。

先生にお願いした。

だって、まだ、アスパラギナーゼはあくまで特効薬的なものであって、脳腫瘍に効く!とはっきり謳われてる抗がん剤。まだ試してないんだから。

元気なポーチーがもっと元気になれる未来に、賭けさせて。

響介
響介
先生。お願いします。
先生
先生
わかりました。キロサイドを打って、効果があれば、キロサイド単剤で進めましょう。そのまま使い続けて、寛解も目指せるかもしれませんから。
もし、もし全く効かなかったら、またアスパラギナーゼを打って、効き目がなくなったら、打って。打って。打って・・・。最後は、きっと効かなくなります。そうなったら、緩和ケア。ホスピスへ移行しましょう。

もう、本当に本当に

他の道はない。

これが、ラストチャンスだ。

読んでくださってる方々へ伝えておく

これは、本当に最後のチャンスになる。

体調も、タイミングも、、全てあとがない。

ここまでの闘病のように

僕の謎の閃きや気づき、先生の隠し玉、、

そんなものは

これ以上ない

もしかしたら、超奇跡的に闘病中に新薬が完成してバッチリ使えて完治!とかも0.0000000000000000000001%くらい可能性あるかもしれないが、基本はないだろう。

本当に本当に、全て、やれることを(現実的に)やった、結果だ。

その選択が今唯一「キロサイド」だけになった。

補足として、厳密に言えば、脳腫瘍に効くものはまだあるらしい。

が、もう、そこまで色々あれやこれやと試せる余裕は、ない。

「まだ試せるなら、諦めちゃダメだろ!」

そんなふうに思ってくれる人もたくさんいると思うし、過去の僕も、きっとそう思うだろう。

しかし、違うんだ。

今の僕は

闘病1日目じゃないんだ。

闘病4ヶ月なんだ。

ありとあらゆることがあった。辛いことや辛いこと、辛いこととかあと辛いことに辛いこと。それと辛いこととね。

闘病の中で覚悟も、思いも、考え方も、変わっていくんだ。

そんな胸中は、セカンドブログに。

とにかく。

これが、マジでマジのラスト。

大どんでん返しで、見事にわかせてみせる。

正義は必ず勝つ。

ポーチーは必ず勝つ。

次回

アスパラギナーゼ2日目のポーチーに異変

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投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。

こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。

再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。

治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。

あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。

気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。

毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。

毎日、読んでね。

このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。

闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。

日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。

遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。

この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。