一つ目の抗がん剤
Lアスパラギナーゼを打ち、数日間自宅で暮らしていたが、もうリンパ腫だなんて、嘘のように元気になったポポロン。
本音ではね・・・
先生!もう治ったんで病院は行きません!
と言いたいところだが、もちろん、それがダメなのはよくわかっている・・・。
治療はしっかり最後まで行うから、治療なのだ。
そのための「プロトコール」だ。
いざ病院へ
血液検査を行い、数値を見てもらう。
ここで白血球数や、血小板数、はたまた他の数値に異常が出ていると
次の抗がん剤を打つことができず、中断となってしまう
これが本当に怖いところで、めっちゃ元気になりました〜!
と言って連れて行ったら白血球数が限界まで減ってしまってる・・・となると、数字が回復するまで注射はできないのだ。
プロトコールは「一週間に一度打つ」から成り立つ。
間が開きすぎてしまったりすると、その感にリンパ腫が復活してきてしまったり、転移したり、他の何かが起きてしまうこともある。
そうなると、そこからもう一度抗がん剤治療が再開できても、望んだ結果になるかどうかは難しい問題だ。
コンスタントに決まったペースで治療を続けることがベストだが、それを決めるのは飼い主ではなく、猫本猫の身体次第。
限界を攻めすぎて危険な数値で抗がん剤を打つことで亡くなってしまった子なんかもいるらしい。
しかしだからと言って、ちょっとでも危険だからやめときましょう、なんてやってたら寛解は望めない・・・
本当に獣医さんとのタッグを組んで、しっかり決めていかなければならないのだ。
気になるポポロンの血液検査結果は・・・
![](https://rikkusora.com/rikku/wp-content/uploads/2024/06/IMG_6546-1024x802.jpg)
まっっっっっっっっっっったく問題なし!!!
喜びのあまり
「っっ・・・ファイヤー!」
って言いました。動物病院で。
意味はわかりません。
兎にも角にも!今日また、抗がん剤を打てる、治療が続けられます。
「治療の手段があるのに、治療は続けられない」
が一番辛いですからね・・・。
次の抗がん剤を即打ち、また大量のお薬をいただき、帰宅となる。
抗がん剤治療って具体的に何するの
なんとなく、全く無知の身からすると
「めっちゃすんごい機械とかマシンとか道具とかアイテムを使って色んなことをめっちゃしたりしなかったりしながらすごいことをやる怖いやつ」
と思っていたのですが、それはどちらかというと放射線治療の方で・・・
抗がん剤の注射自体は、ワクチンの注射とほぼ同じ。時間もかかりません。
で終わり!
抗がん剤の種類によるらしいです。点滴で入れるタイプもあるし、血管のタイプ、筋肉のタイプ、それに応じてかかる時間はかかってきますが、基本的にはサクッと終わります。
終わってしまえば金払って帰るだけ!
早く日常に戻りたいので、ポーチーを連れて帰る!
ちなみに・・・
この記事はリンパ腫についてできるだけわかりやすく書こうとしているので、金額もある程度書いていこうと思う。
病院にもよるかもしれないが、、
抗がん剤自体が種類によって前後ありますが一回ごとに1万円弱から2万円弱程度
血液検査やエコー、レントゲン、その他必要な検査があれば追加で費用がかかってくるイメージ。
再診療的なものやら色々入れてだいたい検査込みで1万円から2万円が平均になりそうです。
ただ、全ての治療で何も問題が起きないか?というとそうでもないので、例えばステロイド飲み過ぎで糖尿病になってしまったり、敗血症になってしまったり、他の何かを併発してしまった、等で+何万円〜ということも全然あり得ます。
これを数ヶ月続け、再燃したらもう一度、、という感じなので
やはり30〜50万円は確実にかかりますね。
ちなみに放射線治療になると一発20万円〜程度かかるようです。一度では効かないので何回も打つことになり50〜200万円くらいはかかるそうです。
当たり前ですが、やはり高いですね。しっかりお金を取っておくようにする、ペット保険に入るようにしておくというのも大事だと思います。
ビンクリスチン(オンコビン)の主な副作用
ビンクリスチン(オンコビン)はの腫瘍代謝部位は肝臓分解の抗がん剤になるので、主にうんちから抗がん剤が排出される。
抗がん剤ごとに分解される臓器が違うようで、それぞれの抗がん剤ごとに注意を聞いて、特にどこに気をつけるべきか?と確認するのをお勧めします。
ただどのみち「トイレを他の子と一緒にしない」という点では変わらないので、色々注意点はあるが、とにかくトイレに気をつける。
ただ、トイレ以外に併発する可能性のある病気や症状など、注意点を幾つか説明されたので今後も何回も打つことになる以上、忘備録として、そして誰かのためになれば・・と、ここに書き留める。
食欲不振、体重減少
食欲不振になるため、体重減少につながる。
例えしっかり食べていても抗がん剤の副作用でそれなりに体重は下がってしまうらしい。
ちょっと悲しいけど、治療後にまたクソ食べて元に戻ろう!!!
消化器障害
投与した抗がん剤が肝臓に影響を与えるため「便秘」または「下痢」などの消化器機能の障害が出ることがあるらしい。
シンプルに吐き気からくる嘔吐
便秘になるとうんちが詰まり「腸閉塞」に。
下痢になると肛門からの最近感染リスクなど。
どちらもあってはならない。これらを対処するために整腸剤を出してもらう。
そしてビンクリスチン(オンコビン)で特に怖いのが
神経障害
神経に障害を与えやすい特性があるらしく、手足の痺れ、皮膚の異常、特に重く症状が出た場合は歩行困難や筋まひが起きてしまい、それらが出てしまうと治療の中断を余儀なくされることもある。
しかし先生が見てきた患者さんの中でもほぼほぼ出た子は居ないらしく、そもそも
「そういう重い副作用が出ないような量に調整している」ので出ること自体は稀らしい。
とは言っても、それも個体差があるので、一発目打つのはだいぶ怖い・・・。
頼むから何も出ないでくれ・・・。
今回のお薬
- ステロイド
- 抗生物質
- 吐き気止め
- 整腸剤
ここから一週間これをあげ続けることになります!
前回薬が嫌すぎて舌を噛んでしまい出血してしまいましたが、その傷も問題なく治っておりました。(猫の治癒力ってすごいんです。。)
同じようなことにならないようにスムーズに投薬してあげられるように色々考えていかねば!
ということで抗がん剤も打ち終わり、ポーチーと!帰宅します!!!
次回
抗がん剤治療投与ご帰宅。帰宅直後に事件が
次の記事はこちら
何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ
![](https://rikkusora.com/rikku/wp-content/uploads/2024/06/po.001-1024x576.jpg)
「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。