いける!いけるぞ!!!
完全に攻略した。そんな気持ちだ。
猫マスターは引退して強制給餌マスターになろうかなと考えているくらいである。
そんなマスターに強制給餌について幾つか質問が来ていたので、答える
時間はどのくらいかかっているのか
結構この質問があったのと、自分でもどのくらいの時間を使っているのか知りたくて、測ってみました。
気がつけば鬼のように時間がたっていて、それはそれでびっくりもしましたが・・・
今後もし似た経験をされる方のタイムスケジュールの参考になれば嬉しです。
準備
まず準備そこそこ時間がかかる。
消化器サポートのご飯をコーヒーミルで粉々にする
気持ち程度だが、お腹が改善して欲しいので、入れている。
次に缶を開け、ボウルにうつし、先ほどの消化器サポートのご飯を混ぜ混ぜ。
混ざったものをシリンジに入れていく。
シリンジにスプーンなどで入れるより、シリンジを逆さにして缶に突き刺す手法の方が綺麗に入ります。。
a/d缶が水分量が割と多いのでうまく混ざりますが、粉末状の消化器サポートを多めに混ぜると水分が持っていかれて硬くなってしまい、シリンジから出なくなってしまいます。
1缶に対して25g〜30g程度だったら硬くならなかったので、ギリギリのラインで混ぜています。トライアンドエラー!
シリンジを缶にぶっさすのでシリンジも手もめちゃくちゃ汚れます。それを洗って、1日分を袋に保存。
ここまでが所要時間15分くらい?かな?
食べさせる
ここがまあ時間がかかります。
一本20mlをあげるのに20〜30分程度かかる時もあります。
膝にのせ、ゆっくりあげます。本音はぶちゅー!!!って一気に入れたいのですが、負荷がかかって吐き戻してしまったりすると危険ですし「苦しい!」という記憶が残ってしまいご飯が嫌いになってしまったら終わりです。
ちょびっと押して、大きさにして錠剤一個分くらいだけ出す。
もぐもぐする。ごっくんする。一息つく。
これでやっと1ターンです。
これを数十回に分けて、細かくあげていきます。
写真とか動画撮る余裕がないので、写真等ありませんが、とにかく地道でゆっくりです。
時たま「やめれ〜!」と首をブンブン振りますが、それを静止したり、首を振り終わるのをまったり、時には一旦解放して逃げさせて、数分休んでまた再開、ということも多々あります。
しかし、地道にゆっくりと、です。
お片付け
大体床に撒き散らかるので笑、それを他の子が食べないように拭く。
そしてシリンジを洗って、その洗ったシリンジに水を少量入れて、、、
実はここで終わりではなく・・・
投薬のお時間
現状整腸剤を飲んでいるが、抗がん剤の一週間は錠剤3つと粉薬を投薬する必要があるので、ここでご飯の後にお薬をあげる。
お薬をあげた後、喉に錠剤が引っかかったままだと炎症を起こしてしまったり危険があるので、お水をしっかり飲ませてあげる必要があるのだが、強制給餌の後は引きこもるため、お水をすぐに飲む確率が低い。
そのため、シリンジにお水を入れてお薬をしっかり流してあげる。10ml〜20mlお水が飲めればお薬は流れていると考えていいようです。
以上がルーティン
これを、一日5〜7回やる感じです。(お薬は朝晩のみ)
一回30分〜1時間前後かかるので、結構時間もかかりますが、その分ポーチーを膝に乗せて一緒にいられているので、余裕で幸せが勝ってます。
もちろんしたくてしてるわけじゃないし、本音はやめたいですが、今必要なことなら、しっかりやるしかない。
ポーチーはいい子だから、しっかり食べてくれるし!
ちょっと痩せちゃったなあと思うけど、膝に乗ればそこにはしっかりポーチーの重みがあります。
しかもやっぱり毎日しっかり食べてるとどんどん肉付きが良くなってるように感じます。
だってあんなに大量のご飯をしっかり食べ切っているのだからね〜!天才!らぶ!
しかも!まさかの2日目の朝から自発的に食べ出した。
猫マスターの作戦全部成功してるやんけ・・・
今のところ相当調子いいぞ!こんなことなら最初から強制給餌しておくべきだったか〜!?ウホウホ〜!
と調子に乗っていたのだが・・・
それ以降自発的に食べることがない
2日目、まさかの自発的に食べ出して大歓喜。
このまま強制給餌をやめちゃうか〜!?と妄想までしたが、、それ以降自発的に食べてくれることはなかった。
翌朝も、夜も。自発的には食べない。
もちろん強制給餌を続けているので、栄養面の心配はない。
が、なんだか、ぼーっとしている。
これはおそらく、ずっとお腹の中が空だったのに、ガッツリご飯が入ってきて消化したり内臓働いたりで結構体力を使っているのもありそう。
強制給餌が始まってから一番変化したこと
それは窓から空が見える僕の手作りキャットウォークで、寝ていることが増えた。
階段下や、3階の小部屋など、誰からも見えない暗い場所じゃない。
すごく良く見える場所。僕からも、ポーチーからも。
ぼーっとはしているが、なんだかいい兆しな気がしなくもない。
猫は死期を感じると暗い場所へ行く
以前の記事でも書いたが、猫は死期を感じたりすると暗い場所でじっと動かなくなる。
そしてそのまま・・・・という本能があるらしい。
だからこそ、暗い部屋や階段の下に隠れられるとドキッとするし、体と心は正直なのかな・・・と思ってしまう自分もいた。
しかし、強制給餌を始めてから「明るい場所」にいるようになった。
これは、明らかにいい兆候だと思う。
まだ自発的には食べれないかもしれない、でも、きっと気持ちが前を向いている
「生きよう」と思ってるから、明るい場所にいてくれてるんだよね。
ポーチーの気持ちは居場所ひとつ、歩き方一つ、鳴き方、膝の乗り方一つで全てわかるんだよ。
頼りないやつだけど、任せてくれぜ!!!
次回
自発的に食べてくれるために、今僕には何ができる
何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ
「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。
こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。