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納骨とポーチーのまだ見ぬ最強可愛いポイント【ペットロスに苦しむあなたへVol.6】

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玄関のドア

車のドア

棺のふた

そして

火葬場のドア

いくつものドアを閉めて閉めて

今ここにいる。

一つ閉めるたびに、その音がポーチーが虹の橋に向かっていく足音のようで

その一つ一つの音が脳裏に焼き付いて離れない。

でも、これは

次に会うための準備だから

これで

いいんだよね。

火葬の間、しばし待合室でまつ

この待ち時間は、正直覚えていない。

だった。

悲しみもない。もちろん喜びもない。

何もなかった。

ただ、まっていた。

でもそれでいいんだ。ここに感情なんて、あっても意味はない。

ただまっていればいい。

この時間は、本当に何も覚えていない。

すみません。。

多分気絶みたいな状態だろう笑。

ただただ、ひたすらに、まった。

すると、程なくして名前を呼ばれた。

火葬場に降りていくと

そこには、変わり果てた・・・

でも・・・・

でも

綺麗なポーチーがいた。

骨となって帰ってきたポーチー

※この後お骨が写ります。苦手な方はご注意ください。

不思議だった。

うわ、、!とか、涙を飲んで言葉も出ない。。。とか、泣きじゃくる!!とかもなく

僕の口から出た第一声は

響介
響介
ポーチー!!!!(甲高い裏声)

だった。

だって

ポーチーだったんだもん。

そこにいるのは、ただの白い物体でも、ただの骨でもない

れっきとしたポーチーだった。

無意識に、名前を呼びたくなって、呼んでしまった。

そのくらい

僕には「ポーチー」だった。

ポーチーでしか、なかった。

あれだけ

「もう会えない」「もうお別れ」「最後」

と思ってしまっていたはずなのに

「もう会えたね!」

と思えた。

闘病の期間がそうさせたのか、終活がそうさせたのかはわからない。

でも、きっといろんな時間や経験を経て

病気で変わり果てていってしまうポーチー。

リンパ腫に蝕まれていくポーチー。

最後には動けなくなってしまうポーチー。

いろんなポーチーを見てきたんだけど

常に「今目の間にいるのが過去最高に可愛いポーチー」

という意識だったし、いつだって、そうだった。

だから、姿形とか、”今までが“とかじゃなく

“今”のポーチーを愛す天才なんだ。

だから、今お骨となったポーチーも。僕にとっては世界一可愛いポーチーでしかない。

だから

「ポーチー!」と素直に口に出たんだ。

納骨の前に・・・

係の方が、納骨前に優しい口調で語りかけてくれた。

「この猫ちゃん・・・運動神経よかったですか?」

響介
響介
なんだ貴様!さてはポーチーのファンの方!?

と言いそうになったが、なぜか、運動神経の良さを当てられた!!!

なんでや!?と思っていると続けて

「骨がすごく太いですね!これは相当な運動神経を持ってそうです!」

まさにだよ・・・僕の目線より高く飛べるんだからな・・・

すごい、さすが?プロ。

骨で運動神経を当てやがった・・・

感心していると、続けて、コトコトと何かを並べ出した・・・

おいおい・・・・?俺のポーチーで遊ぶんんじゃねえよ・・・!!

と一瞬怒りモードに入ったが

見せてくれたその光景に嬉し涙が止まらなくなった。

ポーチーのしっぽ

なんと。山ほどある骨の中から、尻尾の骨だけを淡々と出していき一本の尻尾に!!!!!!

すげええええええええええええ

やばい

やばいよ

まじで、ポーチーのしっぽだ

この長くてすらっとして優しくてかっこよくてキュートでプリティでエキサイティングで荘厳で妖艶なしっぽ。ポーチーでしかない。

「しっぽが!長いですね〜〜!僕が見てきた中でも、一番長いかもしれません。綺麗なしっぽですね。」

ああ、この人にはポーチーの姿が見えてるんだな。そう思うと、なんだか嬉しくなった。

もちろん、僕には見えてるよ。このしっぽ。どんな毛がついてて、どんな動きをするのかも。大好きな、しっぽ。

こんなことしてもらえるなんて思っても見なくて、感動した。

そして写真を見て気になるだろう。下の方にあるやつ、何?と。

これ。

爪を仕舞う機構!!!

響介
響介
あのにょきっとしまえる部分!?こうなっとるんか!!きゃわいいねえ!!!えらいねええ!!!!

骨を猫撫で声で褒め称える恐怖のおじ爆誕の瞬間となった。

結構明らかに爪を格納できそうな形してるんだなあ。

少し関してしまった。

そして・・・

写真の右下に写っているこいつ・・・・

何だと思いますか?

二つ・・・あります。

僕は、これを見た途端怒りが込み上げそうになった。

まさか・・・リンパ腫・・・・・?

両喉にできたリンパ腫、だから二個あるんだ・・??

響介
響介
まさか・・・これって・・・

焼き切れなかったのか・・・!?憎きあいつ・・・!!と憤怒しそうになった次の瞬間

係の人「足のお皿です」

響介
響介
きゃわいいねええええ!!!!!!

ポーチーの!!!

足の!!!お皿!!!!膝!!!

小せえええええええええええええええ!!!!

バカデカ声で叫んだ。

小せえええええええええええええええ!!!!プリチーーー!!!!

って。

我が家の猫は、全員が世界一。ポーチーも世界一可愛い。

ポーチーの可愛いは全て知っている。

だが・・・

お皿までこんなに可愛いん・・・?

おま・・・最強じゃん・・・

と一人で限界オタクのようなムーブをかましていた。

お箸で納骨

当たり前だがここからは写真を撮っていない。

並べられた骨を、足から順番に、骨壷に入れていく。

その都度係の人が

「これは腕。可愛い」

「これは肋。強そう」

と感想を挟んできてちょっと面白いのだが笑、

渡された骨を入れていく。

ポーチーと次に会うときの準備だ。

しっかり丁寧に。

そう思って音も立てずに黙々と丁寧に入れていった。

細かくなってしまった粉塵のような骨は、あとでざーっと入れて、

気がつけば最後。頭蓋骨。

骨壷の正面に向け、

蓋を閉めた。

たくさんの蓋やドアを閉めた今日。

骨壷の蓋を閉めた瞬間は

「次に会う準備、完了だね!」

そう、前向きに、思えた。

火葬場を後にした。

形が綺麗に残っていた骨が多く、その一つ一つを骨壷に入れた。

変な振動で割れてしまったりしたら嫌だな、、とありえんくらい丁寧に運んだ。

この運び方

ちびちびポーチーと出会って、家に連れ帰った時も、こうだったな。

また振り出しに戻ったね。

そんなことを考えながら、僕はドライブに出た。

闘病期間、ちょこちょこ外には出ていたが、遠出もできないし、ポーチーと一緒なんて、言語道断。

でも、今なら

好きなだけ

好きなところに行ける。

そう思った僕は

車を数時間走らせて

海まで行った。

ポーチーは海を知らないから、海を見せたくて。なんとなく笑。

潮風一緒に浴びて

ちょっとお散歩して。

夢だった外出、楽しいかな。

骨壷のカバーの上の部分が耳みたいで。

その中央の頭頂部を触られるのが好きだったポーチー。ついついそこばっかり触っちゃう。

ああ、生身のポーチーときたかったな。とか思いつつ

いや、でも感染症や事故リスクを考えれば連れていけないので、今はこれはこれで良いのだ

と一人で謎に自問自答していた。怖い。

ひとしきり外を堪能して、ポーチーに言った

響介
響介
さ!みんなのいるお家に、帰ろっか!

次回

帰宅。残された猫と

【聴く募金】闘病記を歌った曲「ずっとおにのターン」

実はポーチーが亡くなったその日に

「ずっとおにのターン」

と言うタイトルの楽曲をポーチーを膝に乗せていそいそと作りました。

なんとびっくり

その楽曲、配信開始しております。

Apple MusicやSpotify等、割とどこからでも聞けるようになっています。

こちらの楽曲のサブスク売り上げの一部を、猫や動物関連の施設や、研究チーム的なものに、寄付いたします。(詳細は後述)

なんとなく楽曲タイトルでお分かりの通り

この闘病記の、僕たちの物語の言うなればエンディングテーマのような楽曲です。

歌詞等はこちらから読めます。

聴いた方、是非Xとかインスタで、拡散したり感想教えてください。

僕とポーチーの思い出だもん。

楽しくなきゃね。

僕たちはいつだってスキップするように、おにごっこやパトロールをしてたんだ。

今だって、きっとみんなとお散歩してる。

ちょっと苦手なジャンルでプロらしくない拙い作りですが笑、またそれも逆にご愛嬌で。

楽曲解説や詳細はまた後日投稿しますね。

寄付について

この「ずっとおにのターン」のサブスク配信等の印税(配信の分配)の一部とそことは別の僕自身の気持ちを乗せて、保護猫団体、またはどこかの動物医療等の研究チームその他、、良さげな箇所に寄付致します。

たくさん聴いていただければたくさん寄付できるようになると思います。

“聴く募金

皆様がお金を払った分だけ寄付されるのではなく、聴いて頂くだけで寄付になります。

投げ銭をそのままどこかに、ではなく、一応副業で(とネタで言ってますが本業です笑)音楽を生業としている身として、考えうる最大のお返しかなと思い、こう言った対応にさせていただくことにしました。

一部と言っているのは、ケチとかではなく、制作料や配信手数料、諸々の税金、そしてこれは身勝手と言われてしまうかもですが、我が家の猫たちもたっっっっっっっっっっくさん頑張ったので、我が家の猫たちのために、そして猫貯金にも一部回させてください・・・

是非聴いていただけたら幸いです。

つきましては、ここに募金すると良いぞ!みたいなのがあったら是非とも!リプください。

(※印税の支払いタイミングは毎月とかではないため、随時その時々に必要な、良さげなところへ寄付して行ければいいなと思っております。)

なお申し訳ありませんが、今回は個人のクラファン等への寄付は行いませんので

「僕に私に!」と言う連絡はご遠慮いただけますと幸いです。(お金の話すると必ずきますので、、)

ここまで読んでくださって、日々応援してくださった皆様への、一応本業が音楽家である僕らしく、心のこもったお返し?になればなと。

昨日の今日ですが

現状JAHAというところから寄付かなあ?と思っております。

非力でも微力でも世の中、世の猫たちへの恩返しになればと思います。

ポーチーとの最期の時間を凝縮した楽曲、二人で、いや、みんなで作った楽曲で、少しでも世の中のためになって、ポーチーはまた世界のヒーローになるんだ〜

基本何かない限りはずっと楽曲の配信は継続しておきますので、お家の猫ちゃんたちと楽しみながら聴いて楽しんでもらえればと思います。イントロはぜひ自分のお家の家族の名前にしてください笑。

曲使って動画作ったり、自由にしてもらっていいので、楽しく聴いてくださいね。

曲がりなりにも作家として生きている僕なりの、お返しです。

本当に、本当に

ありがとうございました。

これからも

リュック、ソラ、ニック、ピーボ

そして

ポポロン

を、どうぞよろしくお願いします。

みんなで、家族なんです!愛してるぜ!みんな!!!

ありがとう、ポーチー

出会ってくれて

幸せにしてくれて

たくさんの人を幸せにしてくれて

そしてここから、きっと、たくさんの人を、救うんだよ

ありがとう

ちゅきちゅきだよ

次に会うそのときまで「ずっとおにのターン」で待ってる

響介

「愛猫が余命20日と宣告されました」が書籍化されました

獣医師の服部幸先生監修の元、この闘病記録が書籍化されることになりました。

ここまでたくさん読んでくださった皆様にも、今一度読んでほしい。

僕の心の中全てを書いています。

抗がん剤や、闘病の過ごし方など素人である僕の知見だけでは心許ないですが、一流の獣医師様監修で、闘病についても安心してお読みいただけると思います。

そしてなんと・・・表紙のイラストは、なんとあの「はせがわゆうじ」先生。

メンツが豪華すぎる書籍

その主人公はポーチー。

僕たちが過ごしてきた、闘ってきた日々が誰かの救いになることを願って、書籍化しました。

この闘病記録、僕の考え方をブログやSNSで日々発信していく中でたくさんの方が「心が救われた」と伝えてくださりました。

この本が動物病院等へ置かれ、僕と同じ境遇になってしまった方へ少しでも多く届られればと思い、初版印税の一部を寄贈のために使うことを決めました。

僕と愛猫ポポロンの闘病の日々が、たくさんの猫ちゃん、そして飼い主様の心を救う手助けに、少しでもなれば幸いです。

書籍を院内や施設内に置いてもいいよ!という方は、書籍をお送りさせていただきますので、下記フォームからご連絡いただけますと幸いです。

是非「猫飼おうと思ってるんだよね!」と言ってる知人友人様にも、動物と暮らすことの忘れてはならない大切なこととして、この本をお勧めしてみてください。現実を知ることの大事さ、忘れてはならない事実があるんです。

きっと、僕と同じように闘病や、ペットロスで、苦しんでいて、でも、僕とは違って、ずっとずっと暗闇にいるような感覚のままの人もいると思います。

僕を真似しろ!とは言いません。

でも、愛猫との別れを経験したとしても、僕のように受け止めて僕のように過ごして僕のように落ち着いて過ごすことは、誰でもできるんです。

この本にその正解が書いてあるわけじゃない。

でも「考え方」の参考くらいには、なるかもしれない。

そんな気持ちで、作った本です。

過去にたくさん書籍出版していますが、今回ほど思いを込めて書いたものは、当たり前ですが、ありません。

この本が売れたらポーチーが蘇るとか、そんなわけでもないです。

でも、この本のおかげで、どこかの誰かが、愛猫との最期の瞬間や、闘病の過ごし方を、1mmでも有意義で、幸せな時間にしてもらうことができたなら僕とポーチーの闘いに、意味があったのだと、そう思える気がします。

僕らの大切な記録が誰かの役に立ちますように。

世界の猫が、世界の猫と暮らす人々が、もっと幸せでありますように。