ニャンデレラストーリーは突然に・・・ PR

【ニャンデレラストーリーは突然に。Vol.37】病気のみんなを看病してた時に取っていた猫マスターのメモが病的すぎて怖い

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前回の記事までで、僕の人生での最大の恐怖の記憶、最悪の思い出

リュックの肥満細胞腫

一家全員カリシウイルス大感染事件

が立て続くという最悪のエピソードを振り返らせて頂きました。

当時は働くこともまともにできず、ひたすら看病を行いながらメモを取りまくり、獣医さんにほんの少しでも詳細に伝わるように全力で一部始終変化をメモっていました。

その際実際に僕がとっていた闘病記録を少しみやすく書き出しました。

ウイルスに感染すると、こんなスピード、こんな勢いで症状が出るというのがはっきりわかると思います。

結構恐怖のメモ。しかし、絶対にもう一度なんて起きてほしくないですが、万が一があった時や、もしおうちの猫ちゃんが似た症状で悩まれている場合などこれを読んでる皆様の参考に少しでもなれば幸いです。

いつか、何処かの誰かの、何か少しでも参考になればと思います。

このレポートは先生に報告する時にもかなり参考になったと言ってもらえたので、

細かすぎるかもしれませんが、何かの役にたつかもしれないので、皆様も何かあったら是非できるだけ細かくメモるのをお勧めします。

04/27

12:00リュックが「肥満細胞腫」の手術を終え帰宅。やっと家に帰れた・・・と言わんばかりの元気さで、走り回ろうとする。安静にして欲しいので少し静止するが、普段通り。よかった

19:30「肥満細胞腫」手術後のため抗生物質を飲むが、20分後嘔吐。もしかしたら毛玉、入院からのストレスで一気喰いをして吐いてしてしまったのかも?と様子を見るも30分後にまた嘔吐

そこから30分おきくらいに嘔吐し、4回目あたりで赤い嘔吐。

これはさすがに異常なので、すぐに先生に電話をすると、抗生物質があっていないかもしれないので、あげるのは中止して一度様子をみてください。そして明日朝イチで連れてきてください。と言われる。

僕自身抗生物質が合わなくてはいたこともあるので納得し翌朝まで様子を見る。

04/28

リュック

09:00 病院→脱水症状等も見られないため様子見

他に問題はなさそうなので、おそらく原因は抗生物質ではないかとの判断。

抗生物質が合わないと拒絶反応的なもので嘔吐というのはよくあるらしい。

10:30 帰宅するも、しばらくしてまた嘔吐。

食欲が一切なく、水も飲もうとしない。

そこから夜まで全く食べない。

あからさまに元気がない。覇気もない

夜先生に電話をすると、それは少しおかしいかもしれない。また明日連れて来れますか?とのこと。

04/29

ピーボ
朝起きると、夜に食べたものすべて吐き、朝までに目視出来ただけでも8~10回くらい嘔吐 後半は胃には食べ物もないはずなのに赤い胃液を吐く。床を拭いている側から吐くような感じ。

病院へ→胃薬注射

帰宅後は吐いていない、食欲は少ないが、ある

リュック

09:00 ピーボと共に病院→なんとか脱水症状等はまだ見られない(脱水症状が見られると一気に悪化することが多いようで、一つの大きな判断基準になるようです)

10:30 リュック病院血液検査

11:00 整腸剤注射

帰宅

13:00 ちゅーる二本食う

15:00 ちゅーる全部吐く、2回目にピンク嘔吐

17:30 吐いた

18:30 胃薬(ガスターテン)飲んだ(先生の指示)

19:00 吐いた

20:30 吐いた

20:50 食った(かなり少量

21:40 吐いた(食べたもの全部出た

04/30

リュック

12:00 食欲通常より少ないくらい食べた

13:00 ポポロン人生初吐く。赤いゲボ。食欲なし。ポポロンは毛玉もあまりできにくく、人生で吐いたことがない猫なので、吐いただけで異常事態に感じる。

ポポロン自身、自分の体内から出た謎の物体にびっくりし飛び跳ねていた。

17:00 ニック 一度だけ吐く。ゲボは赤くないが食欲があからさまに低下。

18:00リュックまた吐く、ここからリュックの元気が急変

22:00 リュックが明らかに衰弱。力も入っておらず、自発的に動けない。夜間だが駄目元で先生に連絡(留守電に入れておいた)

お休みでしかも夜間にもかかわらず「心配だから今すぐ来てくれて大丈夫」との事で、吐き気止めと皮下点滴を打ってもらい、翌朝伺う事に。

この時に、キャリーに入れようとすると、普段なら暴れるところ一切の抵抗も示さず、手足にも力が入っていないのが分かり、絶望を感じた。辛い。

02:00 ついに我が家健康猫最後の砦、ソラが嘔吐 翌朝までに5回くらい吐いた

02;30地獄が始まった。これは悪い夢であってくれ。そう思い辛くて辛くて、僕もなぜか吐いた

05/01

09:00 全員で病院→

ポポロン、ソラ、リュック、おしっこしてるの確認(何も排泄できないのはかなりよろしくないので一安心)

リュック、何も食べない。

みんなの食欲も落ちだし、昼間は誰も何も食べなかった。

ご飯を出しても何も反応なし。猫圧もゼロ。人生初の体験。

13:10 イマイチ元気が戻らないので病院へ→ 胃薬 胃腸薬 食欲増進剤 投与

15:00 みんなにちゅーるをあげようとするも、拒否。振り向きもしないしなんなら嫌がる

19:17 ピーボ達薬の効果か缶詰少しだけ食べる自発的

20:36 久々のおしっこ

21:00 ポポロンのよだれが止まらなくなる 食欲ゼロ ダルそう

涎が止まらない理由

吐き気が強すぎる場合唾液が止まらなくなり、口を半開きにして気持ち悪さを解消しようとするらしいです。人間でも苦いもの食べたりすると止めどなく流れたり、気持ち悪い時って唾吐きたくなりますもんね。

22:00 ソラが急にご飯をモリモリ食べだす。水も飲む。元気そう。THE 普通。これが猫の治癒能力か・・

05/02

10:00 ポポロン 皮下点滴 吐き気止め インターフェロン 投与

「この子が一番苦労するかも」とのご意見。素人目に見ても一番症状が重い。

ここから治るまで毎日病院に伺いインターフェロンを注射する事に。

16:50 ポポロン 水飲むめちゃくちゃ飲む。 僕めちゃくちゃ泣く。

19:00 ピーボ、ニック、ソラ、少し少なめだがご飯を食べる 僕めちゃくちゃ泣く。

僕、久々に眠る。

ウイルス感染が始まってからこの日まで、ほとんど眠れなかった。なにせ全員が激しい赤褐色の嘔吐。寝ている間に何かあったら・・・と思うと眠ることなんて到底出来なかった。

05/03

09:00 ポポロン インターフェロン 吐き気どめ 投与

10:00 一番症状の軽かったニックがここにきて再度赤いゲボ 少量 

12:00 リュック3粒くらいだけ食う 僕めちゃくちゃ泣く。

17:15 リュックおしっこ 僕めちゃくちゃ泣く。

18:00 ニック うんち 僕めちゃくちゃ泣く。

19:45 リュックがこの日を境に突然カリカリを食べるようになる。(柔らかいフードなど何種類も出していたがカリカリを食べる) 僕めちゃくちゃ泣く。

23:50「俺、誕生日だからね」と言わんばかりにまたカリカリを食べだす。そう。今日はリュックの誕生日。僕めちゃくちゃ泣く。ありがとう。

この日あたりから、ニックのゲボを最後に、女子チームはケロっとし始め、走るし食べるし、僕の顔面にパンチもするようになり、一安心。

05/04 「激動の日。」

07:45 リュックちょっと食う 僕めちゃくちゃ泣く。

09:00 ポポロン病院 インターフェロン3本目投与

インターフェロンはなぜ三回?

インターフェロンは菌を倒す薬というわけではなく、あくまで猫自身の弱った免疫力を高めるための注射。1回ではそんなに上がらず、3回打つことで弱っている免疫力をめっちゃ上げることができるらしい

「これでもし治らなかったら結構やばい」と告げられるも、すでに効果的面。

よだれは止まり、無駄な動きはせず、ジッとはしているものの、体力も回復している様子なので、あとはポポロンの強さを信じて待つ。

10:10 ニック、ソラ 水飲んだ 僕めちゃくちゃ泣く。

10:20 リュック久々に水飲んだ ソラウンチ 僕めちゃくちゃ泣く。僕うんち

10:55 リュックご飯結構食う 僕めちゃくちゃ泣く。

11:00. ポポロン。食欲はなし。しかし水は飲みたそう。少し僕が手伝いながらたくさん水を飲む

15:00 リュック突然ご飯普通に食いだす 僕めちゃくちゃ泣く。むせび泣いて嗚咽

17:00 リュックまた食う

19:00 リュックまた食うフィーバー 僕めちゃくちゃ泣く。感情がわからなくなり踊りながら泣く

20:00 いつもの量分以上食べる 「あれ?”今”治った?」とはっきりわかるくらい目つきや動きに変化が出た。鳴くし、動く。食べる。感動

20:30 リュック1週間ぶりのうんこ 僕めちゃくちゃ泣く。全員全快後プリティうんちパーティー開催を決意

21:00 ピーボご飯食べる 

22:12 ピーボ水飲みまくる 僕めちゃくちゃ泣く。

22:19 ソラご飯食う 僕めちゃくちゃ泣く。

22:59 ポポロン水飲む 僕めちゃくちゃ泣く。

23:12 リュックまた飯 僕めちゃくちゃ泣く。

01:30 リュックご飯少し 僕めちゃくちゃ泣く。

03:00 リュック水飲む 僕めちゃくちゃ泣く。

こうして、この日を境に一気にみんなの体調に変化があった。

突如たくさん食べてたくさんトイレに行くので、メモを取ろうにも取りきれないほど、活動しだした。本当に急に!という感じ。

猫の免疫力ってやばい。みんな同じタイミングでなって、みんな同じタイミングで治り出す。まさにそれぞれの体の抗体が菌をぶち飛ばすために必要だった時間がこの数日だったのだろう。こんなに揃うとは・・・

05/05

06:51 ソラ、リュック少し食べる

07:00 ポポロン水飲む

07:08 ソラ水飲む

07:59 リュック水飯

08:08 ソラご飯

08:39 ニックご飯

20:30 ご飯出してリュックニック食べる

20:38 ポポロンおしっこ 僕めちゃくちゃ泣く。

この辺りで、すっかりみんな食べるようになり、水も飲む。もう吐きもしなくなりました。

05/06

05:40 ポポロン水飲む

07:00 ポポロン水飲む

07:44 ソラ水飲む

09:51 リュック水飲む

11;30 ポポロンがついにご飯食べる僕めちゃくちゃ泣く。

12:00僕めちゃくちゃ泣く。僕めちゃくちゃ泣く。目玉取れるくらいなく。

この日にはポポロン以外はみんな猫圧も発動するようになってきてご飯を出すとがっつくように。

05/07

朝、起きると聞き慣れた、でもまるで遠い昔のように感じ懐かしい感覚。

そう、「猫圧」だ。

朝から叩き起こされ、まさか??!!!と思いご飯を出すと、全員が同時にがっつく!!

こうして、突然みんな食欲から何から取り戻し、我が家に突然平穏が戻った。

その後はすっかり日常へ・・・

いかがでしたか?

乱雑なメモなので、分かりにくいところもあるかもですが、これがとても役に立ちました。

先生への報告にももちろん、特に「自分自身を落ち着けるため」にも、活躍しました。

眠れていなかったというのもあり

「今リュックが何日間食べてないかわからない」

みたいなことになってしまうのです。

ましてやそれが5匹・・・そして低学歴な僕ではもう全てを記憶しきれないので、こうしてメモに残せば「全然食べてない・・・・もう・・・7年は食べてないんじゃ・・・?」とか思っても見返してみると「なんだ朝は食べてたのか・・・」と思い出すことができます。

(マジで体感では3日くらい食べてないと思ってたのに、意外と24時間おきに一口くらいは食べてた、みたいなことがあります)

不安にかられまくってる中冷静な判断も難しくなりがちだと思うので、こうして確認できるだけで心の持ちようが違いました。

カリシウイルスの潜伏期間は3〜5日程度らしいのですが、見事にその日数分くらい空いているのが手に取るようにわかります・・・。クソめ・・・・

間違った知識

Twitterのリプでも多かった

「栄養不足になるから何か食べさせろ」

についてだが、栄養を取れないのはもちろん心配だが

「あくまで自発的に食べるようにするのが大事」

との先生の考えで、僕自身も無理やり食べさせて食べる事自体が嫌になってしまう方が今後大変だと思い、先生を信じて従いました。

強制給餌を続けると、し続けないと食べられなくなってしまったりなどもあるらしい。

結果あれだけ食べなかったリュックも徐々に自ら食べるようになっていき、普通の食欲に戻ってきたのだ。

「なんか食べさせる!無理矢理にでも!」と、猫の気持ちも考えずにすぐに強制給餌やチューブなど猫の意思に反した事をすればもっと長引いていたかもしれない。

とはいえ、あと1日食べない日が続いたら強制給餌を視野に入れると先生と話していたので、正直本当にギリギリでした。

しかし、そこはやはり猫、「これ以上食べないと体に悪い」と本能で分かっているのでしょう。ナイスタイミングで食べ始めてくれました。ナイスタイミング、というか、猫的には元々この日にくうか、くらいきっと決めていたのでしょう。

もちろんいつそうなってもいいように、強制給餌用のご飯や、グッズもバッチリ揃えていました。

常に状況の一歩手前で正確に物事を見極め、適切な処置、対応をしてくれる先生。流石だ。

そんなこんなで今年のGWの全ての日を先生と過ごした事になる。

大カップルかよ…。←

夜間やお休みにもかかわらず嫌な顔一つせず電話対応、病院へ来てOKとのご返答。

安心感がエゲツなかった。

「明日は病院休みだ誰かに何かあったらどうしよう

そんな事を思っていたら

「全然明日も電話して下さってもいいですし、来てもいいです。電話待ってます。むしろ電話ください。心配でしょう。」

て、男前すぎかよ。休めよ・・・・

いや、一回だけ実は聞いちゃいました。本人に。

「いや、先生、、、いつも本当に助かっているのですが。。。。いつ休んでるんですか?」て。

解答は

先生
先生
いや、うん、まぁ普通に休めてるので大丈夫ですよ笑

…………

いや、GW10日連続で顔合わせてる先生が休めてるとは到底思えないのですが

どんだけ動物を愛してるんだろう。

文字通り体張って我が家の猫たちを助けてくれたスーパーヒーローだ。

本当にこんな素敵な先生に巡り合えて幸せだ。

本当に本当にありがとうございます。

先生が体壊しちゃったら、この病院に来てる人みんな絶望しちゃうから、たまには休んでくださいね。

僕は忘れない・・・・

深夜リュックに注射を打った際にリュックが聞いたこともないような声で

「いやぁ~ん!」とはっきり言った時

「ブヒッ」

と先生から溢れ出たあの動物愛溢れる満面の笑みを。

先生、本当にありがとうございます。

これからもどうぞよろしくお願い致します。

皆様も愛猫のために、命をかける覚悟で!日々頑張りましょうね。

僕は二度とこんなことがないように、とにかくできることを毎日頑張ります。

次回

やっと終わったウイルス騒動。リュックの術後も良好。すぐに戻った幸せな日々・・・

のはずが・・・なんなのまじで

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