やってきました、意外と読まれている「ニャンデレラストーリーは突然に。」
僕と猫たちの人生をつらつら書いているだけの連載なのですが、そもそもまともな人生じゃなさすぎてフィクションみの強い読み物として読んでいただいておりますが、基本的にマジ話です。
貧乏作曲家スタート、みんなと奇跡の出会い、そしてマンション購入、住み出して・・・
そんなこんなで、色々進んでいって、現在は僕の人生で一番嫌いでもあり、大事な記憶。
みんなの病気の記事です。
肥満細胞種や、家庭内でのウイルス感染など、もしお困りの方がいたら少しでも参考になれば幸いでうす。
前回でも書いた通り、手術は無事に終わったにもかかわらず、なぜか調子が良くないリュック
手術なんて大きなイベントの後に調子が悪いなんて、心配でなりませんよね・・・・。
しかし・・・ここから、人生最大の地獄が、僕を待っていました。
それでは過去のブログをリライトして参ります・・・
体調の良くならないリュック・・・そして・・・
たくさんの応援リプやご連絡をいただけて、励みになっています。
前回のブログでお伝えしたように、実は手術と並行して我が家にとても大変な事態が巻き起こっていたようです。
これまでのことをまとめると、
リュック本猫は少し元気ないかな?とは思いますが普通にしています。
僕の腕で眠るし、庭部屋に行きたいー!と鳴いたりもします。
ただ食欲不振が続いていて僕自身気が気じゃないです。
僕が寝転がればいつも通り脇に挟まってくるし、ご飯以外は割合普通なのですが、先生に聞いても原因不明。
血液検査等の結果も問題はないのです。傷の治りも良好、一番最初に吐いたのは抗生物質が合わなかった可能世ありということで、傷口も綺麗なことから先生の指示で抗生物質の投与も辞めました。
・・・・が、翌日やっと少し食べたご飯も数時間後には吐いてしまい・・・
との事でまた胃薬を投与し様子見。
半日様子を見るも・・・
ご飯はおろかお水も飲まない…。
あまりにもおかしいと思っていたところに、前回書いた記事の通り、突然ピーボが大量の嘔吐を何度も繰り返し、ご飯を食べなくなりました。
最初は、手術から入院通院、毎日動物病院にリュックを連れて行っているので、色んな動物の匂いをつけて帰ってきてそれがストレスだったかな、、、
とか色々考えていたのですが、ストレスで胃炎になったとしてもどう考えても量がおかしい。
1回2回のレベルではないのだ。
という事であまりにも食べないリュックが心配で心配で、どうしていいかわからず、深夜に病院の留守電に調子が良くない旨を伝えると、なんと数分で先生から折り返しの電話が。
深夜にもかかわらず話を聞いてくださり、その感じならひとまず明日の朝で大丈夫そうだから、翌朝イチでリュックと連れてくるように言われました。
心配でほぼ眠れぬまま翌朝を迎えた
翌朝起きると部屋はゲボまみれ。僕の腕にも足にもゲボ。大変な事態でした。
朝イチで連れて行くも
とのこと。
先生もわからないものが僕にわかるはずもなく、不安でいっぱいの気持ちで家に帰ると、衝撃的な光景を目の当たりにした。
我が家の猫全員、どう見ても元気がないのだ。
「リュックが元気がないから、みんなで落ち込んでるんだな」
とか、そんな綺麗事すら言えないほどに。
そしてそんな状況に絶句し、部屋を見ていると・・・
あろうことか生まれてこのかた、過去一度も吐いたことのないポポロンが、ピンク色の嘔吐をしたのだ。
ピンク色の嘔吐は胃腸からの出血の証拠
「ピンク色のゲボ」については、猫を暮らし出す時に色々と本を読んでお勉強して知識としては知っていたが、見るのは初だ。
どうしようどうしようとうろたえ、慌てふためき、涙目で家中をウロウロしていると、しばらくして、なんと、突如ニックまでもがご飯を吐いた。
異常だ。異常過ぎる。これはもう放っておいてはダメだ。只事ではない。異常事態すぎる。
手術したリュックだけならまだ理由がわからなくもないが、他の猫まで吐き出すなんて、絶対にありえない
すぐに先生に電話をすると
とのこと。
人間でいう一家の中で1人がノロウイルスに掛かると家族が掛かる、まさにそんな感じだった。
堪え難い光景だった。
どんどん嘔吐をして行くみんな。そしてどんどん元気がなくなるみんな。水も飲まず、ご飯も食べない。帰ってきた翌日のリュックと同じだ。
なぜかソラだけは平然としている。
逆にソラにうつってないというのはなんなのだろうか?
ソラは体が強いのか?抗体みたいなものがあったのか?症状が弱くて気付かないだけか?
そんなことを思いながら布団に入ると、程なくして、ソラも吐き出してしまった。
もう、自分をぶん殴りたかった。
原因はわからないが、こんな事になるなんて。最低の飼い主だ。泣きじゃくっていた自分にまた腹が立った。お前に泣く権利なんかねーよ、と。
結果、リュックの手術から3日4日で全員が吐き、全員が食欲不振。
間も無く4,5日経つのにリュックは未だご飯を食べようとしない。どう見ても体重が落ちてきている。
目の前が真っ白になりそうだ。
全員が吐いてしまったことや、現状、全ての事情を先生に話すと
こんなやり取りをして手術日から5日連続で病院に通わせてもらっている。
一度リュックがあまりに水も飲まず力も入っていないようだったので心配になり電話をしたら、 「今すぐ連れてきてくれていいですよ!」と、深夜にもかかわらず病院を開けてくださり診察もしてくれた。
本当にありがとうございます…。本当にね、信頼出来る先生なんです。
そして翌朝事情を話すと・・・
先生の判断はこうだ。
1.どこかで菌をもらってきた
2.先天的にウイルスを持っている猫というのがいて、それが偶然リュックで、手術をきっかけに発動
先天的にウイルスを保有していた場合、何かしらの理由により免疫力が低下した時に一気に繁殖し症状が出る。
今回のはまさに2.を引き起こす事になった、手術、そして麻酔である。
どうやらリュックはその菌を持ち合わせてしまっていたようで(可能性だが)今回の手術がきっかけで一気にウイルスが活発になり、症状として発動。
その菌が家の中で蔓延、他の子達にまで広がってしまった・・・・という可能性があるそうだ。
とは言え一体どこで・・ウイルスを・・・?
我が家は外出した服では部屋に入らないのを徹底している。
外から帰ると部屋着に着替え、部屋着で猫達と過ごす。もし外猫や他の猫を触る機会があった場合は風呂にまで入らないと部屋には入らないようにしている。
もちろん100%それで予防できるかはわからないが、そのくらい、自分的には徹底してしっかりやっていたつもりだったのだが、まさかリュックから出ている可能性があるなんて・・・。
もちろん、リュックが何かしらのウイルスのキャリアだと言うのが確定したのではなく、通院を何度もしているうちに他の患者猫ちゃんや、野良猫を触ってきた飼い主さん、病院で入院中の猫ちゃん(これに関しては先生が確認をしてくれて、入院中にそんな症状の猫はいなかったと教えてくれました)など、リュックに菌が移ってしまう機会はいくつもあった事になるので、その可能性もゼロではない。
すごく合点がいった。
そんな不安な気持ちをよそに、次々と嘔吐を繰り返して行く猫達。
このまま、みんながいなくなったら、そんなことを考えてしまった。
涙が止まらなかった。泣き過ぎて僕まで嗚咽が止まらなくなった。
しかしここで僕が負けてはいけない。僕がしっかりしなければいけないのです。僕がここで諦めて、倒れたら誰がみんなを守れんねん。
こんだけ幸せにしてもらって、みんなの幸せ守らないわけには行かねー訳ですよ。
今出来るのは神頼みじゃない、自分と、先生頼み。絶対勝つ!
次回は、進捗、治療などを、書ければと思ってます。
ご心配お掛けしないように次回予告。
最強の先生と、命懸けの猫マスター、最強の猫達のトリオが手を組んでるんです。
この記事公開時より少しずついい方向に向かっていますよ。
絶対ぶちのめす。覚悟しとけよ、クソウイルスども。
リュックの手術記事
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クソ菌絶対ぶちのめしてやるからなうちの猫たち舐めんなよモードの響介と常に色んな可能性を示唆してくれて、常に最適な治療を導き出してくれる信頼出来る先生と世界で一番可愛くて世界で一番強い我が家の猫達