僕にビビり散らかす担当編集、打ち合わせが進まなすぎて・・・・
担当編集「やっぱりヤバい奴じゃないですか・・・・」
初対面4分くらいでこの言葉投げかけられる人滅多にいなくない?
そんなわけわからんスタートを切った打ち合わせは、僕の手書き図面の話で持ちきりだった。
過去記事でもその様子を書いているのでぜひご覧いただきたい。
どうにもこの図面を平然と提出できる神経が疑わしいらしく、信じられない様子で
「あれをあのまま出せるメンタルがすごい」
「あれで伝わってると思ってるのがすごい」
「あれで家建ってるのがすごい」
「そもそも字が読めない」
「本当は嘘ですよね?」
と半分くらいは僕の悪口なわけだが、ありとあらゆる角度から質問されることになっているが、とにかく信じてもらうことに成功し、少しずつ打ち合わせが進んでいった。
本の構成、値段、方向性、発売日の明確な日程など、大枠から決めていきどんどん進んでいく。
猫マスターから見た担当編集のイメージ
打ち合わせをしていて僕は感じていた。
「こいつ・・・・できる・・・・・!」
と。
以前の記事でも書いたが、「下僕の恩返し」はとんでもない量のカラーページがある。
一般的なフルカラーの写真集が100ページちょっとで~2000円前後で売っているのに対し
「下僕の恩返し」は64ページのフルカラーに加え家が建つまでを記した150ページに渡る数万文字の文字量。
にも関わらず税込1540円だ。
しかも我が家の猫は世界一可愛い(本当は宇宙一)本来なら4000億円の価値はあるだろう。
それを考えれば399,999,998,460円引きということになるので、実質無料である。
それを1540円にまで抑えられたのは紛れもなくこの有能担当さんのおかげなのだ。
何を隠そう書籍内にある「にゃんこアルバム」のアイデアを出したのは僕ではなく、この担当編集さんなのだ。
僕が写真をたくさん載せたい!という意思を伝える前に、すでにこんな企画を用意していてくれた。
読者の目線、著者の目線、そして編集者としてのプロの目線全てを同じラインで見渡せることの出来る「一流」そのものだ。
音楽業界でもこのバランスが取れている人間が一番大成する。よく
「ファンが全く求めていないプロデューサーの個人的嗜好で変な方向性にいって人気が低迷するアイドル」
なんかを見たことはないだろうか?
しかし、あれはあながち間違いではなく、ファンの言う通りにだけやっていてもダメだし、個人的な主観で動いてもいけないのだ。
しかしその上で、全てのバランスを考え、ベストな選択をする。それが有能な人間の動き。
「下僕の恩返し」の担当編集さんはまさにそれだと感じた。でも僕のことヤバい奴って言うから嫌い。
「にゃんこアルバム」のアイデアには、言わずもがな、僕は大賛成。
とにかく写真が多い。夢のようだ。読者の方の感想など全て無視しても僕の思い出用としてだけでも十二分に価値がある。
僕のしょぼい活字で間が持つとも思えないですし、とにかく世界に我が家の猫を知らしめたいので写真は必須だった。
アパート時代からのオンボロクソ汚い写真から新築までの一連のストーリーが写真付きで見れる最高のシステム。
そして手に取っていただければわかるが、本全体の作り、構成がとてもいい。
このアイデアも担当編集さんだ。デザインはもちろんだが、適度にフルカラーが入ってくることにより本全体の華やかさが抜群にアップしているのだ。
マジで天才だと思った。でも僕のことヤバい奴って言うから嫌い。
打ち合わせの段階からとてもイメージが湧き、完成までの道筋が見えた。
たった一回の打ち合わせで本の完成までイメージさせる・・・有能な人だ・・・
でも僕のことヤバい奴って言うから嫌い。
次回
打ち合わせが終わりいざ執筆、編集開始・・・と思いきや・・・・
乞うご期待
「下僕の恩返し」発売まであと4日!
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