新居を建て、やっとの思いで引っ越しを完了したものの、「家に懐く」と言われる猫たちは中々新居に慣れてくれない。
しかし謎のメンタルで乗り越えた男子
徐々に慣れだした女子たち。
こうして徐々に幸せ空間が完成されていっているのだが・・・
最後まで降りてこられなかったソラ姫
降りてこられたものの、一番最後まで時間がかかってしまったソラ。
何度か降りてみて、少しずつ安心してきたのか、それなりに顔は出すがやはりまだまだ主戦場は2階。
一階は不安も多いようだ。
他の女子たちはすっかり慣れてきたようで、自由自在に空間を行き来しているのだが・・・
ある日そんなソラ姫が大変な目に遭っていた。
ボコたん「ちょっとあんた何してるの、このソファの背もたれと肘掛け部分以外全部マグマなのよ?」
ええ、唐突な設定始まったぞ何やこれ
ポポロン「・・・・ぐ、ぐわ〜〜!!!熱い〜〜!!!ま、マグマだ〜〜〜!!!」
ああ、確かに背もたれじゃないなそこ。
・・・って設定乗っかるの早いな。超絶大根だけど。
ポポロン「あ、あっち〜〜!」
そうだな避難しないとな。
ソラ姫「や、やっぱり・・・一階は危険・・・何だ・・・」ゴクリ
おい、やっと降りてこられたのにあんまりびびらすなよ・・・・
ボコたん「シッ!(せっかく面白いところなんだから黙ってクソブサイク!)」
何だこいつ性格悪いのか?僕のことクソブサイクっていうし睨むし!
ソラ姫「ど、どうしましょう・・・二階に上がりたい・・・でも・・・下マグマなんでしょう・・・?そしたら階段までいけない・・・」
いや、めっちゃ可哀想なことなっとる・・・
ソラ姫「あっちからいけないかしら・・・?」
ボコたん「そうね、一応見てみましょう・・・」
こいつ・・・自分で設定作ったくせに嘘つきたくて仕方ないからめっちゃしっかり演じるやん・・・
スタタタ
えっ
ボコたん「あんたね、ソラ姫に聞こえたらどうすんの。せっかく騙されてるのに」
ポポロン「そうだよ、下は熱いんだよ」
何でそんなに必死に騙すん・・・?ポポロンに関してはずっと下いるやんか・・・
ボコたん「ああ〜〜!!!もう!うるさい!あんたは一人で溶岩の役でもやってな!!!」
どうやってやんだよ・・・・溶岩て・・・
ソラ姫「どうしよう・・・行き止まりだったわ・・・・もう・・・二階に戻れない・・・」
あまりにもかわいそすぎんか・・・・?
ということでちゃんと真実を伝えて、抱っこしてあげました。
ソラ姫「本当あんたあれが嘘だって知ってたならもっと早く教えなさいよ・・・」
そうね・・。ボコたんにしっかり怒っとくよ
って、逃げてる!ずる!!!
そんなこんなで、猫と音楽家の暮らす理想のお家が、ようやく始まる
次回
猫と音楽家の暮らす理想のお家 生活編スタート
乞うご期待