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借金1000万作曲家の人生を変えてくれた猫の話 第21話「脳裏に焼きついた真っ赤なゲボと動かなくなった猫たち」

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前回までの話はこちら

絵に描いたような地獄絵図

肥満細胞腫という、恐怖体験を無事乗り越えたはずだったのに。

なぜか全員に感染が広がり、気がつけば誰もご飯を食べなくなっていた。

異様な光景だった。

部屋を見るとポツポツとそれぞれが干渉しないように寝ている。

我が家名物「猫圧」も発動しない。

マンションに引っ越してからは、毎日の猫圧が日課だった。

帰宅時はもちろん、ゴミ捨て、トイレ、お風呂、仕事部屋からの奇跡の生還、全てに対して、猫圧が発動していた。

その猫圧が発動しないなんて、、、

しかし、猫は賢い生き物だ。

「無駄な動きなぞせずに、体力を温存して回復にパワーを使うぞ」ということなのだろう。

それにしても本当に信じられないくらい動かない。

時々呼吸を確認しにいかないと不安になるくらい動かない。

たまに動いたと思えば、真っ赤のゲボを吐く・・・・これをひたすらに繰り返す。

ひたすらにお掃除。様子を見つつ、触れすぎず触れつつ、、、

そんな時間が続いた。

回復し出して入る写真だが、永遠このポジショニングである。謎に可愛すぎる

全員が、動かない、鳴かない。

そして食べない飲まない。

自分の家から、猫がいなくなってしまったと錯覚するくらい

回復のスピードはそれぞれだった

しかし、その中でも症状にムラがあり、ソラ、ニックは数回吐いて、一日中ご飯を食べず、スヤスヤ寝ていたら気がつけば翌日には少し食べるようになり、その翌日にはさらに食べるように。

ピーボは赤いゲボ(過度の胃炎等でゲボに血が混じることで赤くなる)をしばらく吐いていたが、吐き気どめを処方して頂き、飲ませていたらみるみる良くなっていった。

女子はつよし、どんどん良くなって行ったのだが、男子チーム、特に持病を持つポポロンはひどいもので、吐き気から一生よだれを出している・・・。

※あまりに衝撃的なので軽度のものを載せていますが、実際は全員ヨダレまみれで嘘なしで24時間この状態でした。

水分がなくなるとお水を一気に飲み、また涎が止まらなくなる、もちろんご飯など食べられるわけもなく、、、

強制給餌もやむないレベルで、エナジーちゅーるという心強い味方(栄養価が高く、ご飯の代わりに栄養が取れるおやつ)でなんとか少しずつ食べさせてはいたが、やはりヨダレが出過ぎることから脱水の心配と、栄養不足が心配で、結果的にインターフェロンなどの治療を行いつつ通院していくことになった。

個人的にエナジーちゅーるにはかなり助けられたので、皆様も覚えておくといいと思います。

なぜか食べれないリュック

そして、一番最初に吐き出してしまったリュックは、なんやかんやで吐き気は止まり、傷も良くなっていた。

変に何かの症状がある感じもなく、快方に向かっている、はずなのに

全く、食べない

ちゅーるやパウチを出してもプイッと顔を背けてしまう。

なぜだろう。時間が経てば食べるかな?

お水は飲むかな?

仕事なんか手につくはずもなく、一生そばにいる。

しかし微動だにしない時間が増え、ぐったりともなんとも言えない体制で、虚な表情を浮かべていた。

少しずつ飲んでいた水も、ほとんど飲まなくなってしまい・・・

次回

痩せこけたリュックが僕にしてくれたこと

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