前回までの話はこちら
絵に描いたような地獄絵図
肥満細胞腫という、恐怖体験を無事乗り越えたはずだったのに。
なぜか全員に感染が広がり、気がつけば誰もご飯を食べなくなっていた。
異様な光景だった。
部屋を見るとポツポツとそれぞれが干渉しないように寝ている。
我が家名物「猫圧」も発動しない。
触って欲しすぎてこうなる pic.twitter.com/lH5haU0LHg
— 響介 (@HOMEALONe_ksk) December 20, 2019
マンションに引っ越してからは、毎日の猫圧が日課だった。
帰宅時はもちろん、ゴミ捨て、トイレ、お風呂、仕事部屋からの奇跡の生還、全てに対して、猫圧が発動していた。
その猫圧が発動しないなんて、、、
しかし、猫は賢い生き物だ。
「無駄な動きなぞせずに、体力を温存して回復にパワーを使うぞ」ということなのだろう。
それにしても本当に信じられないくらい動かない。
時々呼吸を確認しにいかないと不安になるくらい動かない。
たまに動いたと思えば、真っ赤のゲボを吐く・・・・これをひたすらに繰り返す。
ひたすらにお掃除。様子を見つつ、触れすぎず触れつつ、、、
そんな時間が続いた。
回復し出して入る写真だが、永遠このポジショニングである。謎に可愛すぎる
全員が、動かない、鳴かない。
そして食べない飲まない。
自分の家から、猫がいなくなってしまったと錯覚するくらい
回復のスピードはそれぞれだった
しかし、その中でも症状にムラがあり、ソラ、ニックは数回吐いて、一日中ご飯を食べず、スヤスヤ寝ていたら気がつけば翌日には少し食べるようになり、その翌日にはさらに食べるように。
ピーボは赤いゲボ(過度の胃炎等でゲボに血が混じることで赤くなる)をしばらく吐いていたが、吐き気どめを処方して頂き、飲ませていたらみるみる良くなっていった。
女子はつよし、どんどん良くなって行ったのだが、男子チーム、特に持病を持つポポロンはひどいもので、吐き気から一生よだれを出している・・・。
※あまりに衝撃的なので軽度のものを載せていますが、実際は全員ヨダレまみれで嘘なしで24時間この状態でした。
水分がなくなるとお水を一気に飲み、また涎が止まらなくなる、もちろんご飯など食べられるわけもなく、、、
強制給餌もやむないレベルで、エナジーちゅーるという心強い味方(栄養価が高く、ご飯の代わりに栄養が取れるおやつ)でなんとか少しずつ食べさせてはいたが、やはりヨダレが出過ぎることから脱水の心配と、栄養不足が心配で、結果的にインターフェロンなどの治療を行いつつ通院していくことになった。
個人的にエナジーちゅーるにはかなり助けられたので、皆様も覚えておくといいと思います。
なぜか食べれないリュック
そして、一番最初に吐き出してしまったリュックは、なんやかんやで吐き気は止まり、傷も良くなっていた。
変に何かの症状がある感じもなく、快方に向かっている、はずなのに
全く、食べない
ちゅーるやパウチを出してもプイッと顔を背けてしまう。
なぜだろう。時間が経てば食べるかな?
お水は飲むかな?
仕事なんか手につくはずもなく、一生そばにいる。
しかし微動だにしない時間が増え、ぐったりともなんとも言えない体制で、虚な表情を浮かべていた。
少しずつ飲んでいた水も、ほとんど飲まなくなってしまい・・・
次回
痩せこけたリュックが僕にしてくれたこと
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