ご飯を食べなくなり、リンパ腫とほぼ断定されてしまったポポロン。
今日の今日。本当に突然のことだった
いやです
と反射的に口に出てしまった。
しかし勿論そんなこと言ってられないので、お願いすることに。
リンパ腫と診断され、検査入院となったポポロン
理由はとても明白なものだった。
”何か病気を見つけるような検査”ではなく主には
治療が出来る身体かどうかを調べるための検査だ。
腎臓にリンパ腫があったと言うことは、他の部位にもリンパ腫が発生していてもなんらおかしくない。
他の場所に転移や発現がないか、そしてここから行なっていく治療に耐えうる健康状態なのかを全て調べてもらう。
いわば前向きな入院というか、検査ではあるのだが「闘病のため」というのがあまりに辛く、受け止めきれない自分がいた。
だって、もうどんなに何を検査したって、リンパ腫は覆らないんだよ。辛いよ。
しかし、今現段階ですら辛そうなポポロンが少しでも楽に、楽しく過ごせる環境が用意できるのであれば、僕は全力で頑張っちゃうよ。
「検査、よろしくお願いします」
人生でもほぼ経験のない
「猫と病院に行って、一人で帰る」という行為。
寂しい。
そしてふと、一度帰宅のために駐車場に向かう際、頭によぎってしまった
「もしこのまま、ポポロンが家に帰って来なかったら」
「ポポロンと、あと何回鬼ごっこできて、あと何回一緒に遊べてあと何回一緒に眠れて・・・」
そんなことを不意に考えてしまうと・・・
突然パニックのような状態に陥り
駐車場でぶっ倒れた
気がついたら空を見上げていた。涙で前が見えない、それどころか涙で空が海に見えるくらい、泣いてた
スーパーでお菓子買ってもらえてなくて駄々こねてる少年の体制で数秒から数分、いや、もっと長かったりしたのかな。とにかく、泣いていた
流石に通行人も33歳のおっさんを見て
「あら、あんな歳でお菓子買ってもらえなくて駄々こねてるのかしら」
とは思わんだろう。
辛くて苦しくて悲しくて、そして何より不思議なもので、怒りが、すごかった。
リンパ腫め、なぜ、我が家の愛猫に、現れた。絶対に許さない。お前が人間だったら相当な拷問にかけて・・・爪を一枚ずつ剥いで・・・1mm生えてくるたびに・・・・
とブチギレていた。
怒り狂い過ぎて拳を握り過ぎて手のひらから流血していた。
泣いた。泣いた。泣いた。
赤ちゃんの頃から33歳の今までを総合してもこの1日の方が確実に泣いた。
駐車場で倒れて泣いて
帰りの車では怒号を交えながら
泣いた
ポポロンのいない家に帰宅
そうなんだよ・・・
忘れてないよ・・・むしろめっちゃ覚えてる・・・探しに行きたい・・・・
もはや食べられるものなら食べたい・・・
それは単純にいつも通りだな・・・・
ああ、いつもの日常なのに。
日常じゃないよ。
頭グイーン!がない。
これがないと、猫圧にならないんだよ。
みんなもそれはわかってる。
泣いた。とにかく泣いた。苦しかった。げぼはいた
僕はこの日とある決断をしました。
この日に泣き尽くす。
全ての涙をここで流し切る。
明日から僕はもう、この闘病で、泣かない。
一番辛いのはポポロン。
リンパ腫は治ることはない・・・
でも、寛解はできる。
一時的あるいは永続的にがん(腫瘍)が縮小または消失している状態、検査で目視や確認ができないほど小さくなっている、体に異常をきたさないレベルにまでなっている、状態。
リンパ腫は、寛解期間がいかに長くできるか、にかかっている。
抗がん剤や放射能治療を行い、腫瘍を消滅させて、その「何もない状態」を1日でも多く過ごさせてあげる、と言うのが大事になる。
寛解の先に長い余命が待っていることも、確率は低かろうが、ある。
それなら、奇跡のお家、猫マスターと愉快な仲間たちなら、そのくらいの奇跡は起こしてやるよ。
だから僕は、決めた。
ポポロンの闘病が続く限り、ポポロンが頑張っている限り、僕はもう泣かない。
だから今日だけは、たくさん泣かせてくれ。
ションベンすらも出なくなるくらい、身体中の水分全てを目ん玉から出す。
明日以降、僕の目からは「嬉し涙」しか出なくなってるよ。
しっかりしろ、猫たちを守るのは、僕だ。
次回
実は猫マスター、タイムリープしてました。
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このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
セカンドブログでは闘病の裏側や、看病、猫に対する思いを赤裸々に語っています。お読み頂けるとより、この闘病生活への僕の気持ちが理解できることかと思います。
何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ
「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
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