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ビンクリスチン投与から1週間・・・【愛猫のリンパ腫闘病日記22】

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アスパラギナーゼを含む抗がん剤投与から2週間が経った。

アスパラギナーゼでは食欲も体調もみるみる回復。(全く食べない状態から普通に食べる状態まで復活したので抜群の効果!)

ビンクリスチンでは心配だった症状はほぼ出ることはなく、うんちがうっすら固かったかな?くらいで緊急性のあるものは何も出なかった!

食欲こそ100%ではないがそこは本猫の意思で食べる量を減らしていると考え、ギリセーフ。

トータルみるみる調子が良くなるポポロン。

すごい。もう鼻水も出ないし、鼻のブーブーもなくなり出している。

食欲もそれなりにある、副作用で痩せると言われていたのに、体重もほぼ減らない。

血液検査

病院に到着し先生に診てもらうと・・・

先生
先生
え!すごい元気ですね、体重もほとんど変化なしか、、だいたい食欲落ちたり体重減少くらいは副作用出るんですけど、強い子ですね!

とお褒めの言葉をいただきました。

さすがポポロン。大好きなポポロン。強いね。

知ってた

抗がん剤は最初の1,2週間が一番強く副作用が出るらしく、初回1,2回で出ない子は逆にこの先も出にくいらしい!

まだ来週がどうなるかわからないがとにかくここまでは順調!

これはなかなか希望がある。嬉しい。

そして本題の・・・

血液検査結果・・・・

・・・・

問題全くなし

先生
先生
ええ!?白血球も血小板もほとんど減ってないですね・・・!!!すごいです!こんなに数値に変化出ない子珍しいです!

とのこと!
確かに全く変化がないと言っても過言ではないくらい見た目や中身に問題もない。

なんてったってまだ9歳。まだまだ若いからね!!それにつよつよポーチーはゴミカスリンパ腫なんかに負けないのさ〜!

ということで問題なく次の抗がん剤を打てることに。

次のクールはシクロホスファミド!!!

注意点をまとめていこう

シクロホスファミドの主な副作用

シクロホスファミドは腎臓分解の抗がん剤になるので、おしっこから抗がん剤が排出される。

以前も書きましたが、抗がん剤ごとに分解される臓器ので、それぞれの抗がん剤ごとに注意を聞いて、特にどこに気をつけるべきか?と確認するのをお勧めします。

先日書いたビンクリスチンはうんちを含めて消化器障害に特に気をつけるイメージだったが、今回はまた別の注意点があったので、今回もまた簡単にまとめようと思う。

投与した抗がん剤が腎臓を通って、膀胱内に溜まっていくため「出血性膀胱炎」という副作用が出る可能性がある。

出血性膀胱炎とは

シンプルに名の如し、膀胱から出血をし、おしっこに血が混じる、痛みが生じるというもの。

膀胱の調子が著しく悪い子が自然になってしまうこともあるが、抗がん剤治療中にこれになってしまうと、結構危ない。

抗がん剤によって免疫力の落ちてしまっている猫が出血性膀胱炎になってしまうと感染症など色々と複合的に起きる可能性があり、大変危険なのだ。

抗がん剤が体内にまだ残っている状態で、おしっこを我慢してしまったり、水を飲まない状態が続くと膀胱に抗がん剤が滞在し続けてしまうことになるのだが・・・

そうなると膀胱に危険物(抗がん剤)がずっとある状態になるわけで、膀胱に刺激が永遠与えられ、やがて出血をしてしまう・・・

ということらしい。

ただでさえ破壊力のある抗がん剤が一箇所にとどまっている、、そう考えるとかなり怖いですよね。

抗がん剤が特に尿から排出されるのは24〜48時間らしく、その期間は特におしっこをたくさん出させてあげないといけない。

先生
先生
出血性膀胱炎になってしまったら即病院へ連れてきてください。入院になります

あっさりと言われたが、とても怖かった。

先生の対策として、利尿剤を初日に投薬することで、おしっこをバンバン出させて、膀胱にたまらないようにすることで未然に防ぐというものだった。

「え、せっかく入った抗がん剤をおしっこでバンバン出していいのか?」

と思ったのですが、出すもんはしっかり出してもきちんと効き目は変わらないらしい。医学すげー

ただ先生曰く

先生
先生
余程のことがない限り普通におしっこさえしてくれればそんなに症状としては出るもんじゃないから、そこまで心配しなくていいよ。利尿剤は念の為、って感じです。

とのこと。

先生は「症状が出てから対処だと手遅れになるから”出ないように”対処したい」という方針なので、先に利尿剤を出すらしい。

この辺も先生によりけりなのだろう。

先生の患者さんでもシクロホスファミドで出血性膀胱炎になってしまった子は殆どいないようなので、本当に念の為、という感じみたい。

ただ打ったその日翌日、ともしおしっこが出ない場合は危険だからね!という注意点。

突然歩かなくなったり水を飲まなくなっておしっこしなくなることも0ではないので覚えておくべきだ。

免疫力が落ちていることに変わりはないので、外傷を含めて傷や怪我はもちろん気をつける。

今回のお薬

  1. ステロイド(錠剤) 夜
  2. 抗生物質(錠剤) 朝晩
  3. 整腸剤(粉薬) 夜
  4. 利尿剤(初日のみ)

ここから一週間これをあげ続けることになります。

アスパラギナーゼ、ビンクリスチンとほぼほぼ問題なくクリアしてきたポーチーなら、シクロホスファミドも余裕なんじゃね!?

と、抗がん剤生活にも慣れてきた僕自身にも心の余裕が生まれだし、全員で強くなっている感覚・・・!

ここで耳寄りな情報が・・・

先生
先生
個体差はありますが、ビンクリスチンよりは副作用が出にくいケースが多い抗がん剤なので、この感じでいけばうまく付き合っていけそうですね!

と・・・!

もちろん全く出ないってことではないし、それで油断はしないが、今の所

ポーチーは抗がん剤に強い感が出ている!!!

食欲多少落ちちゃうのはあんまり良くないかもしれないけど、それはきっと仕方のないこと・・・。

それぞれの抗がん剤につき、1,2週目が平気なら3週目以降はそれより重くなることはあんまりないとも聞いた!

血液検査もエグいくらい調子よし!!!

アスパラギナーゼは一回のみだし、ビンクリスチンは割とスムーズにクリア!次のシクロホスファミドもクリアできれば、その次からは2週目に突入!

そこで問題がなければあとはこれを繰り返すだけ。

手探りで不安で恐怖だった抗がん剤治療。

最強のポーチーと最強の猫マスターにかかれば・・・

なんてことないぜ??

いい感じに生活にも慣れてきた。あとは、やるだけ!

そして!

幸せな日常を守るだけ〜〜!!!

次回

一進一退。安心したのも束の間・・・

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何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ

「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」

その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。

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再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。

治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。

あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。

気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。

毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。

毎日、読んでね。

このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。

闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。

日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。

遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。

この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。