食べない出さない食べない出さない
何も進まない
いや、毎日を乗り越えているのであれば、それはきっと進んでるんだよね
そう言い聞かせ続ける数日間が瞬く間に過ぎていく
抗がん剤の副作用はもう普通落ち着いている、うんちもほじってそんなに詰まっている状態ではない、それなのに食べないし出せない
いや、食べなければ出せないか、、だったらなんで食べないんだ、、、
もう何もわからない。
うんちがほとんどない状態なのだとしたら、逆に以前のように激しく気持ち悪くなることもないのかな・・・?
そう思っていた矢先、また、涎を出しながら、家中を走り回り、「うんちが出せないよ〜〜」と泣いている、
至る所で踏ん張る体制をとるが、うんちが出ない。
横に立ち、一緒に踏ん張る。
しかし、そんなのが何かしらの助けになることなどなく、いきんでも全く出ない。
ポーチーとポーチーの肛門(ここではポーモンと呼ぶ)
ふと気がついた
肛門からうんちがこんにちはしてる
よく見ると肛も・・・・ポーモンから2mmくらいうんち(ここではポンチと呼ぶ)が顔を出していることに気がついた。
踏ん張ると2mmが3mmくらい出てくる。
ほんの少し、押し出せているじゃないか・・・!!!
踏ん張るポーチーの横で必死に思考した。
「見えている。出せている。最後プリっと出すことだけができない・・・なら・・・!!!!」
閃いた瞬間に行動に移した。
これが正解か否かはもはやどうでもいい、きっと、正解であれ!!
その勢いで肛門搾りの要領でポーモンの周りを軽く触り、押し出してみると一気に5mmほど飛び出た!この瞬間、この機を逃すまい!!!
と逆の手でポーチーのポンチをポーモンからつまみだした。
すると
スポン
漫画のような擬音が聞こえてくるようだった。
取れたのだ。ポーチーのポンチが!!!ポーモンから旅立った!
ポンチ〜〜!!!!!!!
あっポーーーチーーーー!!!!
とポーチーを抱きしめた。
たったひとかけらのポンチだが、ポーチーは相当気分が良かったのか、いそいそと二階に上がり、どこいくの〜〜!?と追いかけたところ

久々の毛布被り寝をしていた。

これは健康時のポーチーの日課だ。
暑かろうが寒かろうが何故か毛布の下で眠る。そしてたまにそれに誰も気が付かずボコたんあたりがポーチーの上で寝ていて苦しそうに漏れ出てくる、という幸せルーティン。
闘病が始まってからは数えるほどしかない、幸せタイムの象徴の場所へ、行った。
うんち出せたのがよほど良かったんだろうな。。。
咄嗟の判断だったので、正攻法ではないだろうしおすすめもできないが、今だけは、自分!よくやった!!!と褒めたい。
僕はこの時、喜び半分。不安半分だった。
僕の手に握られたままのポンチを触るとわかる。
柔らかい。
先生も言っていた「うんちは、思ったより全然柔らかいのに・・・」
硬いなら、詰まってたんだな、でいい。
しかし違う。柔らかいのに、出せなかったのだ。
これが意味するものは一体。
先生にも今一度診てもらおう。
次回
先生に恐怖の事実を告げられる
事はこちら
何か力になりたい!そう思ってくださっている方へ

「どうにかポポロンくん、響介さんの力になりたい!」
その一心から僕が関連している企業様や出版社様へ、お守りや物資をお送りしようと思ってくださっている方が多く感謝の気持ちでいっぱいです。
・・・が、出版社は僕の所属事務所!とかではないため、大量に物資が届いてしまうとお仕事のご迷惑になってしまったり、大変なことになってしまいます。
そこでそれらの対策として、大変心苦しくはあるのですが、処分に困るものや、消費が大変なものがたくさん届いてしまうのを避けるため、フォロワーさんからのアドバイスも受け、お気持ちは「投げ銭」形式で行って頂ければ幸いです。
下記リンクからApple Pay、クレジットカードなどで500円〜お支払いが可能です。
投げ銭後に表示されるページに、少し未来のポーチーのお話を少しだけ書いています。
こちらも記事の進み具合に合わせて、未来の僕の気持ちとして自己満?発散?も兼ねて定期的に更新されていくようにしています。
再三お伝えしますが、これは「治療費を分けてくれ〜!」という旨のクラファンのようなものでは断じてございません。
治療費は自分で出します。出せます。投げ銭0でも問題ありません。
あくまで、皆様の善意を受け取る場がご用意できないか「結局何もらうよりもお金が一番応援になるよ!なんでもするよ!」というたくさんのご意見をフォロワー様方から頂けたので現状善意を受け取れる最善方法だと思っております。
気持ち的には「ブログためになったよ〜」的な、読了的な感覚でいて頂けるとなんとなく気が楽です笑。
毎日の様子を投稿できるよう頑張ってまいります。
毎日、読んでね。
このブログは僕自身の精神を守るため笑、取り乱して文脈や情報がごちゃごちゃにならないようその日その日、当日に書き綴ったものを後日修正し、時系列をずらして書いております。
闘病の当日に書いた日記や想いをもとに少しでも読みやすくなるよう丁寧に書き直し、一人でも多くの方に伝わるように努めています。
日記を見返しながら書く作業、闘病や辛い想いを2度経験しているようで辛い日もありますが、どんなに辛い日々だとしてもポーチーとの大事な毎日です。
遅筆になり不思議なところで日を跨ぐこともあるかもしれませんが、どうかご容赦いただければ幸いです。
この闘病の経緯を知りたい方は、こちらから読めます。