こんな質問がまいりました。
Q「猫マスターは猫たちのために部屋の温度管理どうしてますか?」
これ、実はちょこちょこ来るのですが、以前も簡単に記事にした気がしたのでスルーしていましたが、寒くなってきましたし、また更に便利な色々があるんでどうせなら細かく解説してみようと思います。
猫マスターの猫のための室温調整理論
猫は動物の中でも特に、体温調節が下手と言われています。
僕らが寒いと思って暖房ガンガンにすると暑かったり、暑いと思って暖房つけないでいるとすごく寒かったり、人間とは基礎体温も違いますから当たり前ですね。人間は36度前後ですが、猫は平熱が38〜39度前後です。
つまり人間の体感なんてまじで猫にとっては全く当てにならないわけです。
だから自身の「なんか寒い」「なんか暑い」はまるで当てにならないと思ってください。
それではいったい僕がどうやって猫たちの体温へ気を配っているのか・・・2つこだわっていることがあります。
1つ目が
部屋に様々な素材のものを置いておく
オス、メス、毛の長さや、遊んだあと、遊ぶ前、全てで体感温度は変わります。
部屋の温度一定にしておければいいやろ、とそのままにしていると「今日に限っては、猫的に少し寒い」とかあるわけです。
温度計も一箇所の温度の話なので、逆側の隅っこはまた温度少し違うわけですしね・・・。
そんな時に僕がこだわっているのが、「素材」です。
素材ってなんやねん
ものすごく簡単な話です。
「色んな布とか置こうぜ」
というだけです。
我が家は寒くなると布物が増えます。
ファー素材
まずめっちゃ寒い時に重宝。猫団子精製機とも呼ばれています。
ネコセカイのハンモック
適温でゴロゴロするのに適している。何がいいって上部のクッション部分が季節ごとに交換できるのです。夏用はひんやり、冬用はほかほか。ネコセカイのこういうところホント好き。イカれてるけど。
クッション
エアコンの風を軽く受けながらのまったりタイムによく使われています。ニックの使用率高すぎなのと可愛すぎ問題ね。
ラグ
僕の足元でまったり。毛足の短いものを使用しているので暑くなりすぎないし、鏡面のひんやりは防げるし、ほどよき素材感。
鏡面の床、大理石のテーブル
そして「猫じゃらしフィーバーしすぎて暑い・・対策」にバッチリ。ひんやりは人間でも気持ちいですからね。
猫の体温調整の基本は「猫自身」が管理するのがよい
このように、状況や用途によって「猫自身」が場所や素材を変えて過ごしやすい場所を選べるようにしてあげるのが一番大事だと思っています。
だって猫本猫のことは猫本猫が一番分かりますからね。猫本猫ってすごい字面ですね。
とはいえ無論部屋が40度や-10度じゃあ、鏡面床だろうがファーがあろうがなんだろうが何も対処できません。
そこで基本の室温は人間が徹底管理して、後の細かい微調整は本猫たちが思うままやってね、がいいと僕は思っています。
その「基本の室温」調整とは・・・
部屋の温度をできる限り常に一定にする
僕がとにかく徹底しているのは
部屋の温度をできる限り常に一定にすること。
常に24〜26度前後を保てるように空調の設定をしています。
上記記載の気温表は我が家のものです。振り幅あるように見えるかもしれませんが、最低温度から最大温度まで0.5度差しかありません、
猫は20〜25、26度くらいまでが適温と言われています。長毛種だったり短毛だったりで個体差はありますが、その前後くらいにしておくとちょうどいいのだと思います。個人的には秋冬の場合は少し暖かめにしておいてあげるとちょうどいいのかなと思っています。
場所によっては寒い場所もありますし、何より猫は寒さを永遠感じ続けると水を飲む量が極端に減ってしまいます。水を飲まなくなるとありとあらゆる健康被害も出ますので、お水をしっかり飲んでくれる温度設定にするのが大事だと思っています。
1日を通していったいどうやってそんなに一定に・・・?
どうやって温度変化をズバリいうと我が家は4台のエアコンがほぼ24時間つきっぱなしです。(消える瞬間や2台だけ動いている、などはありますが、必ずどれかは動いています)
自宅にスタジオを完備していることもあり電気代は月に4〜5万円くらいです。
でも猫の健康には変えれませんから、つけっぱは絶対につけっぱです。
しかしここでみなさま
「つけっぱなしだと急に温度上がった時とかめっちゃあつい!とかなりませんか?」
こう思うでしょう。
しかし、そうはならないのですよ。ふふふ。理由はとっても簡単です。
実は僕は大したことはしていません。ただエアコンつけっぱなしにしてるだけです。
Amazon AlexaとSwitchbotに丸投げ
かの有名なAmazonアレクサに丸投げすればいいのです。
Amazon AlexaとSwitchbotがあれば大したことはせずとも最も簡単に室温調整ができてしまうのです。(ただエアコンの温度を変えるだけとかならSwitchbotだけでもできちゃいます)
我が家は突然寒くなった時でもAmazonアレクサの温度管理、エアコン等の電子機器自動オンオフのシステムをそれなりにうまく使っていて、
温度が一定になると暖房をオン(または何度に設定し直し)
逆に暑くなるとオフ(または何度に設定し直し)
のように自動で温度が変化していくようにオートメーション化しています。
これは僕のお家が新築だからではなく、Amazonアレクサとスイッチボット等の機械とWi-Fi環境があればどんな古いおうちでも簡単に導入できるので、1万円弱くらいでできてしまいますので、動物と暮らすかたはぜひ導入してみてください。めっちゃ簡単なので。
まず
スイッチボットスマートホームを購入します。
これは赤外線のリモコンの代わりをやってくれるめちゃ便利な機械。
エアコンやらテレビやら空気清浄機やら、赤外線リモコンで動くものならなんでも登録できます。
登録もめちゃくちゃ簡単。専用のアプリを入れて、それに従って、スイッチボットスマートホーム本体に向けてボタン押すだけで登録されます。びっくりするくらい簡単。
そして一度登録した機器はオンオフから温度設定まで、細かいところまでかなり設定ができちゃいます。
赤外線使用のリモコンであればなんでも設定できるので、我が家では電動のロールスクリーンやシャッターなんかも全部登録してあって、時間になると勝手に閉じますし、開きます。まじ未来です笑。
次に
スイッチボットの室内温度計を購入。
これがまあ安い。(2021/10/29現在、Amazonがセール期間なのでなんと20%OFFです。元々安いのに・・・)
上記のスイッチボットスマートホームに登録(登録というかアプリ立ち上げるとほぼ勝手に登録してくれるレベルでめちゃ簡単)一度登録されると温度、湿度年でもスマホ上で全部管理できて、アプリに温度や湿度の履歴が自動で送られるので、突然寒くなったりするとすぐわかります。
見た目もなんかコンパクトで可愛いので、お部屋の景観も害いません。
Amazon Echo
スイッチボットスマートホームと連携させてしまえ音声で「リビングのエアコンつけて」とか口で言えばオンオフできるようになります。未来です。
他にも音楽かけて、とか天気はとか、ジョークを言ってとかなんでもやってくれます。
僕は「アレクサただいま」と言ったら部屋中の電気やら何やらがついて、「アレクサおやすみ」と言ったらカーテンも閉まって電気も消えて、、とSFの世界に住んでいます(表現がおじさん)
カーテンを勝手に閉めてくれる機械もあります。これ、switchbot史上一番良かったのでお勧めしておきます。
上記の三点があれば、僕のお家と同じシステムが簡単に組めます。
あとは自分のお好みで設定を作るだけ
スイッチボットの温度計が20度を下回ったら、暖房をオン!
とか
スイッチボットの温度計が27度を超えたら冷房をオン!(または温度変更)
みたいな設定ができるので、極端な温度変化を避けることができるわけです。
高度な設定で
夜は27度超えても冷房はつけない、とか12時〜17時の間は無条件で暖房をつけておく、とかそんなことも全て設定できます。風の強さから風向きもです。
さらには先ほど紹介したカーテンの開閉ができる装置を購入しておけば
「夏、温度が上がりすぎた時はカーテンを閉めて冷房をオン」のように、節電までできちゃいます。
夏場カーテンが開きっぱなしだといくら冷房入れ続けても暑くなってしまって電気代が上がってしまいがちですが、家の外からでもカーテンを閉められますし、そもそも暑くなったら勝手に閉まるように、等設定ができてしまいます。
更にはテレビとかも全部登録しておけば
「11時になったらエアコンからテレビから加湿器から全部オフ」
とかもできちゃうのです。お子さんがいるお家とかで強制就寝させる時とかに使ってください笑。
我が家も一定の時間になると全ての間接照明が消えるように設定されていて、突然真っ暗になります。
リビングの電気が全て消えて、寝室の小さい間接照明だけが点いて、眠りにつくであろう1時間後には消える、という設定にしてあったりします。僕は機械の設定をするのが好きなので特に意味もないオンオフがたくさんあります笑。
難しく感じますが、マニュアルもわかりやすく、この記事のようにある程度は解説している方が多いので、機械に弱くても結構簡単に設定できるので、大変おすすめです。
最後に
個人的には上記二つを徹底できていれば、かなり安定して過ごせるのではないかと思っています。
動物と暮らす方は、室温の調整はもちろんですが、動物たちが自身で体温調整できるような環境づくりも徹底してあげてください。
猫は犬と違って、舌を出して体温調整をしたりしませんし、実は猫は肉球からしか汗がかけないのです。
あんなに体毛があるのに、あの部分は熱がこもりっぱなしになってしまう可能性があるということです。
つまり僕らが寒いからきっと猫も寒い!と思って暖房ガンガンにすると実は体内に熱がこもってしまって暑くなってしまったりするのです。
人間とは基礎体温も温度調整の方法も全て違うので猫たちが一番幸せで過ごせる環境づくりを徹底しましょう。
動物を愛することは、ただ可愛がることではなく「知る」ことが最も愛情を伝えられると僕は思っています。
病気でも、特性でも、無駄知識でも。
飼い主が無知だと動物を不幸にしてしまう可能性もあります。
獣医さんほどの知識はなくとも、最低限自分たちで行える幸せの提供に欠かさない部分は、してあげられるようにしましょうね。
幸せな猫ライフを〜!
こんな感じでたまに質問にも答えますので、何かあればSNS等で聞いてください!
猫さえれば心はいつでもホカホカの響介と響介がいすぎてちょっと暑苦しい猫たち