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「猫の採尿のコツ」という記事に対して届いたコメントやDMに個人的怒り、感情を書きます。

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こんにちは。本当はこの記事は昨日投稿予定だったのですが、終日外仕事で公開をするの忘れてしまうという凡ミスを犯した猫マスターです。すみません・・・。

ということで本日はちょっと書きたいことがあったので書かせてもらいます。

先日僕の書いたこちらの記事

想像を遥かに超える反響で

「ためになった!今日チャレンジしてみます!」

「ずっと悩んでたのですが、試したらすぐに取れました!ありがとう猫マスター!」

的なコメントを頂けて、記事を書いた甲斐があったな〜。

と非常に嬉しい気持ちになっております。僕自身が猫のことに関してたくさんの失敗も経験もしているので、僕だからこそかけることや僕なりの伝え方で伝えられて嬉しい限りですね。

結構真面目な記事を書いた時に反響として嬉しいのが獣医さんだったり、動物病院で働いている方々から

「もっと広まってほしい事実を広めてくれて嬉しいです!」

というもの。今回も意外とみんな知らなかったり、やっていなかったりする方が多いので、そう言った声がたくさん届きました。

ならなんでこんな記事書いとるんか

ということなのですが・・・

僕の伝えたいことが一切伝わっていない方がいらっしゃるようで、どうしても我慢できないので、伝えさせてください。

尿検査は病院に連れて行けば楽

僕の元にDMやリプでこんな連絡がいくつか来ました。

「尿検査は病院に連れて行けば手も汚れないし、確実なので楽ですよ」

・・・

いやいやいやいや

馬鹿なのか?

何を偉そうにクソみたいなこと言っとるんか?

僕が書きたかったこと、伝えたかったこと伝わってないですよねこれ。

なんで採尿の記事を書いたと思ってるんですか?

猫のために家で取れるようになってほしい」

からですよ。

いや、そりゃさ、病院でおしっこ取れますよ。意図も簡単に。

尿道カテーテル入れたり、注射で抜いたり、膀胱を押して絞ったり。

でもさ、今出てきた文字面見て、どれか一つでもそれ強制的に猫にやらせたいって思いますか?

僕は思いません。

おそらく多くの方は「かわいそう」「痛そう」と思えると思います。

ただでさえ病院に連れていくのでさえストレスになるのが猫なのに、

自分の手が汚れたくないとか

「どうせ取れないから」

とかやっても見てないくせに馬鹿みたいな自分勝手な理由で家でやってみることもせず病院で撮って貰えばOKなんて、ひどすぎますよ。この悪魔め!

なんで病院で取るのがダメなのか

理由は簡単です。

まず上記した通りストレスがかかります。

まずこれは猫という生き物の特性上、病院、そして普段行わない検査、痛みを伴うものは確実にストレスになります。

そしてストレスはそれこそ尿路結石の引き金になりかねません。

第二に

感染症等のリスクもあり、猫への負担にもなる

注射で抜くものとかだとリスクは比較的低いらしいのですが、尿道からの採取の場合そこそこ何かしらの感染症になるリスクなんかもあると以前僕のかかりつけの先生が教えてくれました。

つまり人間が楽したいから

猫にストレスをかけて病院へ連れて行き

痛い思いをさせて

最終的に感染症になり

本来必要なかった抗生物質などを飲まなければいけなくなる

というリスクがあるんですよ。

だったら僕ら人間の手が汚れるだけで済むなら、そうしてやんなよ。

僕のかかりつけの動物病院さんは猫へのストレスや、二次被害が起きそうなことに関して徹底的に説明してくださり、できる限り家でやれることはやれ!と言ってくれます。はっきりと。

リュックの初めての尿検査の時も2週間粘ったのに全然取れなくて

「どうにか病院で取る方法ってないんですか・・・?」と相談したことがありましたが

先生
先生
方法はたくさんあるけど、どれも猫のストレスです。感染症のリスクもあります。もし尿路結石だった場合長い戦いになります。その度に毎月毎月病院に連れてきて尿道から取って、なんてやってたらストレスもすごいですし、回数が増えれば感染症のリスクもどんどん上がります。だから家で取れるようになってください

と、はっきり!!言ってくださりました。

そのお言葉のおかげで前回書いたようなありとあらゆる方法を試しまくり自分と猫にとっての最善を見つけ出しました。

僕自身ももしかしたらこの先生じゃなかったら諦めてとってもらってたかもしれません。

僕が前回の記事を書いたのは、皆様にもその意識を持って欲しかったからです。

病院で取れば楽ですよ、なんて考え方は絶対やめてほしいです。

この記事を書くきっかけにもなったDM

とある動物病院で働く方

動物病院で働いているものですが、採尿の記事にとても感謝しております。

病院で働いていると「おしっこ取って」と連れてこられる方が多いのですが、病院に連れてこられるだけでもストレスなのに、痛みに耐えながら苦む猫たちを見ていつも辛い思いをしていました。

感染症のリスクや猫へのストレスを考えると家でやってよほしいよねと職場でもよく話にはなっていても、取り方がわからないから、と連れてきちゃう方が多いので、あの記事で一匹でも多くの猫たちが尿検査しやすくなったら嬉しいです。本当にありがとうございます。

というDMが来ました。

注射器で採取する方法は痛みはほとんど無いと言われていて、その方法で取ればもちろん負担は最大限軽くはなりますが、とは言っても身体や精神への負担は大きいのです。

「絞って貰えばいいじゃん」

とか心ないようなリプもたくさん来ました。

それをいうなら僕はこう言いたい

「家で取ってあげればいいじゃん」

病院で採尿するのが絶対悪ではない

これだけはこれだけは伝えておきたいです。

病院で採尿するのが絶対悪というわけではありません。

尿路結石だったり腎臓系の病気だったり、なにかしらの症状で尿が出なくなってしまっていたり、出てもチョロチョロしか出ない、など、

「どうしても家で採尿するのが難しい状況」

というものもあります。

そんな状態なのにちんたら時間かけてるのは逆によろしくないです。

そういう緊急事態、または猫たちの身体の特性や状況に合わせて、判断してあげるのが、僕らの仕事です。

だからこそ

「人間が楽な方法」を選ぶのではなく、「猫が楽な方法」を選んでください。

猫たち最優先で、猫ファーストで。考えてあげてください。

これは採尿に限らず、猫のストレスや性格を考えて常に最善な方法を考えてあげられるといいですね。

猫ちゃんごとに性格や環境状況もありますから、どうしても無理な場合は先生に相談するなどしてその時々のベストを導き出せるようにするべきだと思っています。

偉そうに言ってるけど僕だって手探り

偉そうに語ってはいますが、僕は掛かりつけの先生がそのスタンスで、たくさんのお話をしてくださるのでそのお言葉を信じ、僕なりに考えた結果、僕の思う最善を選んでいるだけです。

もしあなたが「自分で取るより病院で取る方が猫のためになる」と思うのであればそれはもちろん止めません。

しかし、「取るのが大変」「病院の方が楽」そう言った思考で病院で尿を取るようにしてるのであれば、そこは一度ぜひ考え直してみてもらいたいなーとか思う僕でした。

動物は日本語が話せません。だから難しいんですよね。

「うちの子は全然びっくりとかしなくて、病院に連れていくことを何も思っていないから大丈夫」

と、見た目的に対して反応してないからまあ平気でしょ、と人間のエゴで適当に判断してもいけないと思いますし、かといって何か病気や異変があったときにすぐに病院に連れて行かず

「まあ様子見てみよう。多分平気でしょ」

と素人判断で病院を先送りにしてしまうのはそれはそれでまたよく無いと思います。

僕の個人的な見解としては尿検査のように、コンスタントに行うものや頻度の多いもの、そして先生から指摘を受けているものに関しては自宅でできるように、猫たちのストレスにならないことを最優先に考え

身体の異変など、素人では何もわからないものはとにかく病院へ連絡、と決めています。

しかしこれが正解なのかどうなのかもわからないです。でも僕は僕なりのエゴで猫ファーストになっていたらいいなと、思いつつ日々試行錯誤しつつ、猫を愛でるまでです。

皆様も最強に可愛いご自宅の猫たちのために、できることはなんでもしましょうね!

というお話でした。

ぜひそんなことを踏まえた上で記事をお読みくださいませ!

毎朝トイレ行くとみんな入ってきちゃって幸せな響介と毎朝響介のトイレチェックに忙しいみんな