ニャンデレラストーリーは突然に・・・ PR

【ニャンデレラストーリーは突然に。Vol.35】多頭飼いの我が家を襲ったカリシウイルスとの戦い。

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前回の記事で書いたようにインターフェロン注射を行ったポポロン、しかしどうにもなかなかすぐに完全復活とは行かない・・・

ここで辛抱強く、どんと構えるのが飼い主だ!と自身を鼓舞するも、それすらままならないくらいの精神状態でもあった。

朝起きて倒れてたらとか、いろんなことが頭をよぎっていた。大丈夫大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせ、ポポロン、そしてみんなを信じて祈って過ごした。

翌朝

久々も久々に、いつの間にかすっかり元気になったみんなの猫圧にたたき起こされ、不安ながらも幸せな朝を迎えた。

「急に出てくる症状は急に落ち着く」とかなんか誰かが言ってたことがあったが、マジでそんな感じ。突然元気。

猫たちは自分のコントロールが上手いな〜。と感激していた。

しかし僕は気づいていた。

その事実を認めたくはなかったが・・・・

その猫圧の中にポポロンがいない。

僕が部屋を出ると一斉に飛び出てくる猫たち

「あぁ、いつもの猫圧だ。久しぶりの猫圧だ。」

そう思いながらいつもなら必ず先頭か2番目に必ずいるポポロンがいないという悲壮感を感じていた。

ポポロンがいない中他の猫達と猫圧に応えるべく、全員を撫で回していると

……

なんとゆっくりゆっくりとぼとぼととマイペースに部屋から現れるポポロンが見えた。

涙が止まらなかった。

ポポロンが自ら僕のほうに歩み寄ってくれるのはかれこれ5日ぶり位だ。

これは猫マスター時間に換算すると永遠と同義なのだ。(猫マスター時間とは)

この数日はずっと嘔吐を繰り返すか、永遠涎を出し続け、水を飲む、水を飲み終えると数時間冷蔵庫の上でただひたすらに時間が経つのを待っているようだった。

しかし、その「何もしない」状態を作ることで体を回復させてたんだよね。

治癒力すげえかかりつけの先生すげえ、そして何よりポポロン強い!すごい!!!

すると瞬く間に猫に囲まれた僕、全員に囲まれるのは1週間以上ぶりだ。やばい。いや、ヤヴァイいや、YAVAI

すっかり猫マスタースペシャル撫でが下手くそになっていてみんなに呆れられてしまったが、また喜んでもらえるようしっかり日々の鍛錬、基礎練習に励もうと思う。

こういう状況だからこそタイミングは逃せない

この流れならいけるかも…

と思い即座にご飯の準備を始める。

するとみんながいつものように僕の足や机の僕を包囲するようにご飯をよこせとせがんだ。

その足元にはしっかりとポポロンもいた。

しかしご飯を出してみると全員はもりもりもりもりと食べるのだが、ポポロンは臭いを嗅いでその場から離れてしまう。

やはり嘔吐してしまった記憶が蘇り、少し怖いのだろうか…

みんながすっかりペロっとご飯を平らげた後もポポロンはご飯の周りをウロウロし匂いを嗅いでは離れると言う行為を繰り返した。

依然食べることはしないが、初日から今に至るまでの一つ一つの行動を見比べると、どう見ても前日までと比べ元気がある。

昨日時間をかけて柔らかいご飯を口に運んだお陰なのか、インターフェロンのおかげか、とにかくどう見てもいい方向に向かっている。

動けるようになってきたポポロンは自分が元気がなかった期間、部屋に何かしらの問題がなかったか確かめるかのように部屋中を練り歩く。

しかしやはりご飯は食べない、、、

そしていつものお気に入りの場所に寝転がるとそのまま寝てしまった。

30分ほど放っておいたが、かれこれ4日5日自分からご飯を食べていないと言う事実。(昨日僕が食べさせた老猫用ご飯少量のみ…)

これからも、一生食べれなかったら…と言う不安からまた涙が流れてきてしまった。

くそしょうもない泣きっ面のおっさんがかわいいかわいいポポロンに寄り添い

「ポポロン、ご飯食べよう?おいしいよ。みんなも食べてるよ。ポポロンが食べないならもう僕もご飯食べないからね!」

と伝えながら頭を撫でた。

すると突然びっくりしたような目で僕を見て突然お気に入りの場所から飛び降りトトトッとご飯ゾーンに向かった。

また匂いを嗅いで離れていってしまうのだろうと半ば諦めていた僕の目に衝撃の光景が飛び込んだ。

なんとものすごい普通にご飯を食べだしているではないか。

それはそれは本当にものすごい普通にご飯を食べていた。

「えっ?もしかして本当は食べれたのにわざと食べてなかった?」

と疑いたくなる位普通に食べていた。ほんとに普通に。

僕の不安そうな顔を見て、無理して食べてくれたのかもしれない、ただお腹が減ってて

「よくよく考えたら腹減ったから食うか」

みたいなノリで食べだしたのかもしれない

ただどちらにせよ食べたと言う事実がそこにはあった。

普段より少し少ない量をたいらげ、またお気に入りの場所に戻り毛づくろいをして眠った。

そしてその反動で吐いてしまうかも・・・?と心配する僕をよそに、すやすやと眠りについた。

猫の気遣い説

猫は本当に人間の心が読める動物だ。連日泣きじゃくっていた弱い僕を見て

ポポロン
ポポロン
こんな奴が飼い主じゃぁ僕が元気なかったらこいつ死んじゃうんじゃねーか?仕方ない、元気出すか

くらいのノリでがんばってくれたのかもしれない。

優しい。

こうして本日になり全員がご飯を食べ出し、微々たる猫圧も発動し出した。

徐々に日常が戻ってきた。嬉しい。

いや、嬉しいなんてもんじゃない。

好きな子と両思いだった時、受験に合格した時、初めて有名作曲の仕事をした時、どんな事よりも嬉しかった。

ただ一つだけ、同率なのは「みんなと出会えた日」だ。

あの時と同じか、それ以上か。

兎に角、感情がイカレるほど嬉しい。

部屋で一人で「にょっにょっ」とか言ってた(実話)

あとは、完治まで突っ走る。

当時不安で死にそうになりながら、気を紛らわせるために記事を書きTwitterにも随時更新を続けていた。

そんな中皆様の応援や温かいお言葉があってこそ、乗り越えられ他のだと思う。

ここからは完治に向かうのみ。みんな、元気に、猫圧を復活させられます。

看病で寝不足の僕ですが、みんな元気になったら猫圧で寝不足になります。でも、その寝不足は、幸せの証。

この一連の地獄はなんとGWでの出来事でした。

みんなの大事さを再確認できた最悪で最高の数日でした。

みんな、ほんとにほんとにほんとに、心から愛してる。

ここに至るまでまもなく2週間が経とうとしています。長い長い闘病生活、我が家の猫たちの圧勝で幕を閉じれる予感。

そんな記事を書いている今もポポロンは僕の膝。モミモミ。ありがとう。

次回

我が家の猫たち・・・・実は・・・

乞うご期待

やっとぐっすり眠れそうだがよく考えたら猫圧復活したらもっと寝不足なんじゃね?と不安な響介と猫圧の準備かすでにそわそわしてる猫たち

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