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クリスマス、年末年始、病院に緊急搬送される猫が激増する時期なのをご存知ですか?飼い主が気をつけるべきことをまとめました。

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突然寒くなり、気がつけばいよいよ年末ですね。

ここからはクリスマス年末年始お正月と楽しい楽しいイベントがたくさんですね。

きっとお家もクリスマス的な飾り付けバンバン、美味しいもん食べたり家族と過ごしたり、色々イベントがあると思います。

我が家は特にイルミネーションやら飾り付けやら、クリスマスらしいことは特にしませんが、やたら可愛いジョウロのライトを外に飾りました。安過ぎて可愛過ぎてソーラーで電気代0。完璧なのが買えて大満足です。

こちらの商品。マジでみんな家に置いて欲しい

クリスマスを終えると年末年始を気持ちよく迎えるために突然大掃除したくなりますよね。もはや義務のようにやり出しますよね。

そんなクリスマスから年末年始の流れでは、普段外さないものを外したり、場所が変わったり、片付けるために色々なものを使って、環境がだいぶ変わりますが、この時期、実は猫たちにとっては危険がたくさんなんです。

クリスマスは猫の緊急来院件数が以上に伸びる時期

実はこのクリスマスシーズンから年末年始の時期は、最も猫の緊急来院が多いのはご存知でしょうか?

緊急で病院に来るほどの容体、緊急事態

つまり、亡くなってしまう猫もたくさんいるということです。

なぜこんなにハッピーな時期に、そんなことが起こってしまうのか。

その原因の多くが「誤飲」「誤食」です。

猫が食べてはいけないものを食べてしまうと、誤飲や誤食から起きる腸閉塞やアナフィラキシーショックなど、この時期は実は危険がたくさんです。

ただでさえ寒くなり免疫力が落ちているのに、飼い主の不手際で手術やいらん治療が必要になってしまったら、負担がかかり過ぎて大変です。

今回はこんなに幸せでハッピーな時期にそんな事故が起きることのないよう、そんな年末年始に猫マスターが気をつけている「普通に家庭にあるのに誤飲しやすいもの」をまとめて置いたので、是非とも参考にしてください。

輪ゴム

ナンバーワン誤飲アイテム

とにかく食べちゃう。触るといい感じに動いて遊べちゃうのでその流れでついつい口に入ってしまいます。

輪ゴムは腸まで到達してしまうと腸捻転を引き起こしたり、変な詰まり方をすると最悪腸閉塞と言って腸がつまり、腸が一切機能せず数時間で死に至ってしまうこともあります。

誤食の際に催吐剤という、嘔吐を促す薬が使われることがしばしばあるのだが

催吐剤などで吐かせて対処できるのは胃にある状態まで。

猫が誤飲した際に腸から胃まで流れる時間は大体数時間だそう。つまりその時間を過ぎてしまうと腸まで到達してしまうのだ。

腸まで行ってしまった後では何をやっても吐かせることができず、切開手術になってしまいます。

誤飲した!?と思ったら「まあ多分便と一緒に出るでしょ」と甘くみたり、「様子見て平気かな?」と悩まずすぐに動物病院に連絡をしたほうがいいです。

ちなみに僕は輪ゴムで止められているタイプのご飯や商品を開けた際は必ず数を把握してから手首に巻くようにしています。

乾燥剤(酸化カルシウム)

クリスマスお正月シーズンはお菓子やら何やらで、乾燥剤の入ったものが沢山あります。物によっては飾りつけグッズの中にも入っていたり、「え、こんなのに乾燥剤入ってるんだ」という意外なところからひょこっと出てきます。

乾燥剤の中でもシリカゲルであれば、無害らしいのですが、生石灰(酸化カルシウム)だと危険です。

生石灰は水に反応し激しく発熱します。100度から200度以上まで上がるらしいです。

つまり胃や腸が大火傷、歯茎や皮膚が爛れてしまうことになります。最悪の場合内臓が機能しなくなることも・・・。

サイズ的にもちょうど猫の口に入っちゃうような大きさで、シャカシャカしているのでおもちゃにもなっちゃいます。

それに気が付かず落としてしまった放置したりすると、誤飲してしまい大変なことになってしまいますから、しっかり猫の手に届かないところに捨てましょう。

「シリカゲルならまあ平気だろ」ってわけじゃないです。ご飯以外のものを口にするのがそもそも良くないので、どんなものでも誤飲誤食は避けましょう。

チキンの骨やチョコ、ケーキなど

クリスマスパーティーを行う!となったらもはや必需品。ないと盛り上がりにかけますよね。

でも、だめなんです。放置したらいけません。

皆様ご存知の通り生クリームやチョコは猫にとって体に毒です。

カフェイン等が猫にとっては非常に強い中毒性物質となるらしく、過度の興奮や不整脈など、危険な症状が出ることもあります。

食べてから数時間で呼吸が荒くなったり、全身痙攣などを起こし、食べた量や年齢、体調によっては死に至る場合もあるようです。

そしてチキンの骨。食べ終わって机に放置していたりすると、その匂いに釣られて猫が食べにきてしまいます。

チキンの骨の誤飲で内臓に傷がついたり、腸閉塞になることも多いようです。そうなってしまうと手術です。

食べたらすぐに片付ける、手の届かないところに捨てる、を心がけましょう。

ビニール紐

年末といえば大片付け。やれ掃除してやれ片付けてやれ捨てます。

そんな時に最も大活躍するのがビニール紐さん。

本や段ボールをまとめるときに大活躍で、本当に便利ですよね。

どんなものでもまとめてくれて普通に使っていれば切れることはなくとにかく強固で頑丈。安くて便利の最強アイテムですが・・・

此奴は、例年猫の誤飲ランキング上位をキープするクソ野郎でもあるのです。

何せ素材が、猫好み。

音がいい。

そして動きが単調にならないため遊び心をくすぐってしまう。

そして最も厄介なのが・・・

長いこと。

長いものは誤飲してしまい、腸まで到達した場合腸に絡まりすぐに腸閉塞の危機となってしまいます。

例年かなりの数の猫ちゃんがビニール紐を誤飲しているようなので、特にお気をつけください。

お菓子の小袋

個包装されているタイプのお菓子やおつまみなどの包み紙、これも誤飲対象です。

ついつい「まとめて捨てりゃいいや」と食べては机の上に放置、次のも食べて放置、とやってしまいますよね。

飴やガムなど小さい包み紙ものは手で弾いて遊びたくなってしまい、弾いた後に加えてそのまま飲み込んでしまうケースが非常に多いです。

かなり小さいものだったらうまく排便される可能性は大いにありますが、とは言っても猫の腸や胃は小さく、人間的には小さくても腸閉塞になってしまうことは十二分にあり得ます。

食べたら机に放置などはせず、すぐに袋に入れる、ゴミ箱に入れる、を心がけましょう。

ビニール袋

こちらは年末でなくともしょっちゅう家庭に存在している可能性大。何にでも使えますし、ないと生活できないのでは?というレベルで使います。

僕もおトイレ掃除、ゴミをまとめる時、常にいろんなシーンで使います。

そんなビニール袋ですが小さいビニール袋も誤飲率が高いです。

歯周病がある子などは歯が痒くなりやすく、何かを噛んで解消しようとしています。その際によく噛む対象になっているのがビニール袋

我が家のリュックは以前起きたウイルス騒動から歯周病になってしまい(カリシウイルスは歯周病を併発する)ビニールがあると猛烈に噛もうとしてきます。。

目の前ならもちろん止めることができますが、ビニール袋を放置し会話やテレビに夢中になっていると気がついた時には食べてしまっていて、腸閉塞に・・・なんてこともあります。

かなり一般的な日用品の一つでもあると思うので見落としがちですが、意外と誤食で運ばれてくる子はビニール袋やビニール紐率が高いのです。

プレゼントのリボン

お子様がいらっしゃるお家などではプレゼントを可愛く梱包し、より喜んでもらえるように努力すると思います。

しかしそのリボン、大変危険です。先端を食べてしまうと、あれよあれよと胃の奥、そして腸へと到達してしまいます。

先ほどから書いている通り、長者はとにかく危険です。

お子様には悪いですが、

プレゼントを見て大喜び!そしてプレゼントのリボンを外したら中身確認の前に一度冷静になってもらって真顔でリボンをまとめて片付けるという習慣をつけてもらいましょう。

クリスマスツリーのオーナメント、小物などの飾り付け

これも実はかなり多いらしいです。

オーナメント等の小物。例えば親指サイズくらいのサンタさんや、ツリーにかける小さいボールのような飾り、紐状の飾りつけや小さい風船など、全て誤飲の可能性があります。

口には入らなそうに見える、意外と大きなものまで口に入れてしまう可能性があるので、飾りつける場合は届かないようにするか、誤飲の可能性が低いものを選ぶように心がけましょう。

猫マスターがとっている対策

まず第一に、僕のお家は「猫と音楽家の暮らす理想のお家」シリーズでも間取りを公開している通りですが、猫が生活するスペースにはほとんど収納がありません。

というか絶対的に収納が少ないのです。

理由としては、僕も猫マスターを自負しているとはいえ一応人間。

猫の生活スペースに収納があって、そこに何か危険なものを置いていて、万が一閉め忘れや、半開きになってしまっていた場合、それがきっかけで取り返しのつかないことになる可能性もあります。

我が家はインテリアにはそれなりに拘っていますが、猫が誤食してしまうようなサイズ感の飾りは置かないようにしています。

よくあるフラワーベースにふさふさの木を置いたり、観葉植物を飾ったりしたいのですが、猫たちのためにそれらは避けながら出来る最大限のインテリアを選んでいるつもりです。

そう言った工夫が結構細部にまでされているのです・・・誰も気がついてくれませんがね・・・

「ここにああすればいいのに〜」思われること沢山あると思うのですが、「猫ファーストの空間でのインテリア」を目指しているので、仕方ないのです・・・。

DIYや何か細い作業で小さいものを扱う際も最新の注意を払って扱っています。

例えば画鋲や釘を扱うとしたら「何個出して」「何個使ったか」全てきちんと把握して、万が一床に落ちた場合も、使った数と手元に残った数が一致するまで探しまくります。

もっというと自分で扱うコップなどはガラスに見えるプラスチック製を使って割れたりしないようにも気をつけています。

このコップが見た目も良くて割れないのでとても重宝しています。

最後に

猫と幸せに暮らすために飼い主がやるべきことはご飯トイレ掃除病院、だけではありません。

自分で行動の制限ができないのが猫。飼い主がいる前では何もしないのに、家にいない隙に限って、やらかすのも、猫です。

「響介さん家の猫はなんで悪さをしないの?」とたまに聞かれますが、もちろん我が家の猫たちは最高にいい子達です。

しかしそれ以前に

「事故が起こる可能性のあるものを徹底排除する」

ということを心がけています。

もちろん人間が暮らす以上、100%は難しいと思います。それをやろうとしたら部屋に何も置かず、ドアも閉めっぱなし、人間も立ち入り禁止にするくらいにしないと、だめです。

でもやれるだけしっかりやって、猫たちを守るのも僕らの責任なのです。

ただ可愛い、ただ世話が楽だからと猫を飼って、肝心なところからは目を逸らして雑に過ごしていると、猫が不幸になってしまいます。

何億回もこのブログで言っている通り、猫は飼い主を選んで家に来てくれているわけではありません。

我々人間が「勝手に」連れてきたのです。

だからこそ、僕たちは猫を幸せにする義務があります。

愛猫のために楽しい日が最悪の日にならないように、最大限気をつけて参りましょう!

是非この記事を沢山シェアしてたくさんの人達に広まるようにして頂きたいです!

良い年末を過ごし、最高の年明けを大事な家族と迎えて、また来年も最高の一年にしましょう。

実はあまりイベント事に興味がない響介と毎日が通常運転の猫達