猫と音楽家の暮らす理想のお家

【猫と音楽家の暮らす理想のお家Vol.30】天井がガタガタになってしまった我が家。直して欲しいと現場監督に相談すると、まさかの返答が・・・・

前回の記事でお伝えした通り建築途中で大事故が発生してしまった我が家。

なんと天井高がバラバラという前代未聞の事故。

ここまで、営業担当さんが途中でやめてしまったことを除けば割合スムーズに進んでいた注文住宅計画。

一気に暗雲が立ち込めた。

現場監督さんとの話し合いがスタート

当日すぐに現場での話し合いが開始された。

天井高を見た現場監督さんも唖然。なぜこんなことになっているのか、、現場にはずっと顔を出しているのに気がつかなかったようだ。

事実僕自身、今気がついたが、過去の写真を見ると一週間くらい前の段階でも確かにこうなっていた。

微妙なズレだったこともあり、僕もなかなか気づくことができなかったのも事実。

しかし、だからと言ってこのクソ気持ち悪いのをそのままにするわけにはいかない。

原因は一体?

ここでまず究明すべきは「原因」「誰のせいか」である。

図面の引き間違いなのか、打ち合わせでの聞き間違いか、大工さんのミス、現場監督さんの確認不足、実は目の錯覚()

これを解明すべく現場監督さんと関係各所への連絡、話し合いを開始。まず第一に・・・

図面を確認

正直、図面を見て、天井にズレた天井高での記載があれば、確認の印鑑を押してしまっている僕は折れることしかできないのだ。

恐る恐る、完成図面を見ると・・・・

ウワァア・・・

バッチリ2400mmと2355mmになってるうぅ・・・・

つまり、原因は・・・

僕の図面見逃しだったということになる(ルール上)

しかしなぜそもそも指示もしていない、必要のない天井高のずれが発生し、そんなことになってしまっているのか、各所に聞き込みをし原因を探していると、筋道が見えてきた

順々に話すと、こうだ。

まず、元々はブログでもお伝えしていたとおり、天井高2600mm、そして折り上げ天井の下り部分は2400mm、キッチンも2400mm、つまり僕の理想とする天井になっていた。

しかし、その折り上げ天井にコーブ照明を入れるという計画をした際に、インテリアコーディネーターさんと電気屋さんから、

「よりきれいに光を見せようとしたら2355mmにするともっと綺麗に光が広がります」

と言われ、光が綺麗になるのであれば、是非!とそこで天井高の変更をお願いし、インテリアコーディネーターさんも図面にその旨を記載。

この時に全体の天井高は2600mmキッチンの天井高と折り上げを2355mmに、という風なことをインテリアコーディネーターさんから前の営業担当さんに伝達してもらったのだ。

が、しかし、ここで我が家では大問題が起きていた。

そう、営業担当が途中でやめてしまっているため、そのあとどこで誰からミスが発生したのかがわからないのだ。

営業担当が設計士に伝達を怠ったのか、設計士の製図ミスなのか、原因がわからないままになってしまっているのだ。

手元の打ち合わせ記録には折り下げ天井高変更、の記載は残っているので、打ち合わせでのミスは考えにくい。

つまり図面に起こすまでのどこかしらで問題が起きたが、それが明確でない上、担当が退社してしまって要るため、確認も取れないのだ。

そのまま行こうと違う図面が出来上がり、こちらは指示通りのものが出来上がっていると思い込んでいるので、見逃してしまい

そしてそのまま着工会に進むが、その場にいた誰もが気付く事なく着工。

そして真面目で丁寧な大工さんは

「個性的な家だから、こういうところにもこだわりがあるのだろう」

と職人魂炸裂であんなめんどくさい段差を何もいう事なく、わざわざ作ってくれてしまったのだ・・・。

そう。この事故は、全員の真面目が招いた事故なのだ。

より照明が綺麗になるように指示してくれたコーディネーターさん、そしてよりよくしたい僕、そして現場で細かいところまでしっかり仕上げてくれてしまった大工さん。誰も悪くないやつだこれ・・・

こういう場合も「サイン」が全ての現実

しかし、ルールは非情だ。

打ち合わせ記録にサインをし、着工会でも図面や内装部材などに間違いがないか等確認した上でサインをしてしまっていた。

ハウスメーカーに限らず商売の世界ではこの「サイン」がとても重要になってくる。

音楽家の楽曲関連の契約書でも似たようなことがあるが

このサインを絶対的ルールにしないと、今回の場合は本当に不慮の事態だが、悪徳のお客さんがいたとして、家が建った後に「ここの形違うぞ!適当な仕事しやがって!金返せ!」と言ったクレームが可能になってしまう。

それを防止するためのサイン、無論HMからしたら僕がこう言ったクレームを言っていると受け取られてしまってもある種仕方ない状況なのだ。

しかし僕は訴えた。

こんな図面を、ズブの素人、ましてや注文住宅初めてのお客さんが細部までしっかり見て、逐一注意できるはずがない、と。

本来そこのサポートのために営業担当がいて、「ここ直さなくて平気ですか?」など言ってくれたり提案をしてくれるんじゃないのか?と。

図面の見方は多少はわかるが、書き込みの多い部分の数字など、確認しきれない。

現に、今見たら絶対おかしいと思った現場監督さんも現物ができるまで気付かず見逃していたわけである。それを素人の僕が指摘できるはずがない、と。

そして、普通に考えてそこの天井高をわざわざずらすわけがない。

正直原因がわからない、誰のせいかわからない現状で、100%僕の責任で擦りつけ

「このまま進めます」は納得がいかない。

あまり怒りをあらわにしたりしない性格なのだが、この時ばかりは正直かなり苛立っていたと思う。

しかし

現場監督さんは、こう告げた

「僕も心苦しいのですが、図面に記載されている以上、大工さんはその数字を信じて建築します。そしてその図面にサインを頂いてしまっていている以上、弊社的にはこのまま進めさせていただく意向になるかと・・・・。申し訳ありません・・・・。」

と・・・・

おい・・・イケメン・・・てめえ・・・・

さてはお前ブサイクだな!!!(錯乱状態)

時刻はすっかり20時を周りあたりは暗くなっていた。電気の設置されていない真っ暗でだだっ広い、天井高がバラバラのリビングで、僕は泣いた。

数千万円

数千万円かけて、何年もかけて計画した家。

一番大事な、一番見えるところに大ミスがある。きっと一生引き摺るだろう。

リビングで猫とゴロゴロしていても、見えるたびに気になるだろう。

どうすることもできない現実を目の当たりにし、一気に悲しみが押し寄せてきた。

「もう、わかりました・・・帰ります」

僕はそれだけ言い残し、帰路についた。

この時、僕は振り返ることはしなかったが、後ろに佇む現場監督さんも悲壮感に包まれていたように感じた。

収まらぬ思い

自宅に帰り猫たちを顔を合わせるとまた涙がこみ上げてきた。

正直猫たちに影響のあるようなミスではない。住むには何の問題もない。

しかし、完璧な家をプレゼントしたかった、そして自分自身も清々しい気持ちで住みたかった。

でもそれはもう叶わない。そう思うと涙が止めどなく流れた。

「ギャオ」

リュックの優しい声が僕の涙腺をさらに刺激した。

声のする方を向くと、そこには感情とは裏腹にものすごい体制のリュックがいて感情が破壊されそうになった。

きっと笑かして慰めてくれようとしたんだよね。

ごめんね。不甲斐なくて。ごめんね。

収まらぬ思い。しかし気持ちだけは伝えよう。

涙も止まり少し気の落ち着いた僕は、現場監督さんに、この気持ちだけは知っておいて欲しい。と、意味もない、迷惑にも取れるような下記のメッセージを送った。

「本日はお疲れ様でした。日頃現場管理ありがとうございます。本日発覚した天井の件ですが正直なかなかやりきれない思いで、こんな状況で、どこに怒りをぶつけたらいいのかもどうすれば満足いく形になるのかわからないのですが、100%満足はもうどのみちできないんだと諦めてはいます。

現場監督さんは悪くないのはもちろんわかっておりますし、犯人のいない状態と言いますか、皆被害者な感じではあると思いますが、そもそも営業担当さんが辞めること自体ある程度前もって決まっていたにもかかわらず最終の打ち合わせまで施主である僕らに伝えてこなかったのは住友不動産さんとして対応にかなり問題があると思います。
前もって知らせて頂けていたら後任の担当さんにも常に打ち合わせ情報をシェアしたり、何か別の記録方法を取る、こちらもそのつもりで記録するなど、もう少しまともな対応が何かしら出来たはずです。
打ち合わせ記録にサインをしてるからなんでもOKは流石に真人間の所業じゃないと思ってしまいます。

僕は猫のために命をかけてこのお家を建てる決意をしました。だからこそ、ちょっとしたミスでもとても悲しいのです。一生に何度も家を建てれるわけじゃないんです。現場監督さん、住友不動産的には、何百軒のうちの一軒かもしれません。でも僕らにとってはたった一軒です。

現場監督さんも僕と同じ時期にご自分のお家を同時期に建設なさってるお聞きしました。だからこそ僕のこの気持ちはわかってくださると思っています。

でも誰も悪くはないんですよね。きっと。タイミングも運も悪くて、こうなってしまったんです。

気づけなかった僕にも非があります。無理に直せとはもう言いませし、言えません。でも現場監督さんだけは、この気持ちがわかってくれると思います。

現場監督さん、いつも常にこちらが満足いくよう、お忙しい中真摯に考えてくださりありがとうございました。
現場監督さんは責任感のある対応で引き渡しまで安心してお任せできると思っております。
どうか、引き続きよろしくお願い致します。

面倒なおうちで申し訳ありません。

残りが全て満足のいく形になるようどうか最後まで何卒よろしくお願い致します。」

このような感情丸出しメッセージを送った1時間後。

電話がなった

時刻はもう23時近くになる。こんな時間に、誰だろう。

だいたい深夜近くに電話が来るのは曲の直しとか締め切りについてなんか面倒なことがあった時とかなので、ドキドキしながらスマホを見ると

現場監督さんの名前が。

「うわあ、、、いくら何でも赤の他人なのに感情的なメッセージしすぎたか・・・怒られるかな・・・どう考えてもメンヘラのめんどい客だもんな。。。。あーあ、めんど。。。」

と軽くふてくされながら電話に出ると・・・

「も、もじもじ・・・・きょうずけさんでゅえすか・・・」

現場監督さんが電話の向こうで号泣していたのだ

次回

現場監督さん号泣のわけに、僕も号泣

乞うご期待

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