前回までのお話では、「肥満細胞腫」と診断され、腫瘍を切除しなければならなくなってしまったリュックの術前検査や準備のお話をさせて頂きました。
いよいよリュックの手術に・・・
当時この記事を書いているときは心臓が止まりそうだったのをいまだに鮮明に覚えています・・・。辛かった・・・。
当時心を落ち着かせるためにも書いていた記事なので、臨場感がとんでもなく、だからこそ伝えられることがたくさんあるのかなと思うので、読みやすく調整しつつお伝えしていきたいと思います。
それでは、入院編、スタートです。
リュックの手術が始まった
リュックを預け、手術を終え、1日入院後、そして翌日退院という予定だ。
人生初の手術(去勢以来)、去勢の時ですら日帰りだったので、リュックが家にいないのは初めて。
リュックより僕の方が緊張している。
朝リュックを病院に預け、仕事へ向かう。
仕事に向かうもクソもなく、手が震える。動悸が激しい。体温は34度くらいまで下がってたんじゃないかというくらい全身が寒気まみれ。手術をしているであろう時間は不安で不安で何も手につかなかった。
肥満細胞腫ってどんな手術なの?
こちら、当時の記事では細かく書いていなかったので(めっちゃ書いてると思ってた)
改めて書きますと、リュックの場合は首の後ろ側に肥満細胞腫ができていました。
すると程なくしてすぐに手術も無事終了との連絡が
術前検査の際に先生も
と明るく伝えてくれていたが、手術は手術。
しかも病気系での手術は初。
怖いに決まってる。。リュックはもちろん僕も。
そんな不安から解放されて涙が止まらなかった。
おそらく電話口の先生が聞いていた僕の言葉は
「べんべええる!ぼぼほんべろぉおあるららあああぼぼおぉおおおおーん!おぉぉおーーーん!(先生、本当に本当にありがとうございます鳴き声、鳴き声)」
とかだったと思う。
安堵から仕事を少し切り上げ帰宅。
とはいえ、リュックは本日入院・・・・寂しい・・・そして今すぐにでも抱きしめたい・・・匂い嗅ぎたい一緒に寝たい遊びたい・・・・
そんな気持ちを抑え込み、明日退院してくるリュックのためにも家を完璧な状態にしておかねば!!!
帰宅すると異変が・・・・
普段ならドアを開ければ即座に猫圧の嵐・・・!
ちなみに外食とかだとこんな仕打ちが待っている・・・
いつものごとくドアを開け、猫圧を全身で受け止めようとするも・・・
家で待つソラ、ピーボ、ニック、ポポロンが、猫圧を仕掛けてこない。
すぐに理由はわかった。リーダーのリュックがいないから。
誰よりも早く僕に突進してくる、特攻隊長リュックがいないから。
そして、なにより。みんながリュックを心配しているのが伝わった。
とでも言わんばかりのキョトン顔で小一時間見つめられた。
その中でも、捨てられていた経験のあったポポロンだけは特に異質で
ポポロンの生い立ちについてもニャンデレラストーリーの連載内で書いていますね。
くらいの形相でこっちを見ている。結構マジで怖かった。ごめんなさい(僕、悪くない)
違うんだよ。
もっともっとみんなとながーく一緒にいるために、信頼できる先生のところにお泊まりしてるんだよ。
毛が少し狩られるけど笑、元気に戻ってくるんだ。
だから明日みんなでリュックを迎え入れる準備をしときましょう。
そんなこんなでリュックのいない、不思議な一晩を過ごした。
リュックが部屋にいないってだけで、部屋が広い。ベッドが広い。
だってリュックはずっと僕にくっついてるし、それ以外の時は必ず視界の中にいてくれるから。
僕の視界にリュックがいないなんてありえないことなのよ。
そんな非現実的な一夜、手術は無事に終えているのに、過保護すぎて眠れなかったのは秘密です。
皆さまの温かいお言葉で、取り乱すことなく冷静に手術を乗り越えられました。
猫圧に迫られる日も近そうです。
猫圧に耐えられるように体力つけておかなきゃですね!
これからも最高の幸せのおすそわけをお届け出来るように、我が家の猫を世界一幸せにしていきます。
安堵から涙が止まらない響介とリュックがいなくてなぜかキレ気味猫達
という前向き丸出しのブログを書いた直後、リュックの体調に異変が・・・食事を一切食べず、やけに静かなリュック・・・いったい何があったのか
次回
愛してるよ、リュック。はやく元気になってね。