前回の記事でおおよその資金計画が出来上がり、なぜか包み隠すことなく価格を大公開した僕(AHO)
お金持ちでもなんでもない僕はローンを組むことに!
しかし!音楽最大の敵ローン・・・返すことはなんてことなくても、借りることは激ムズなのです・・・
音楽家の僕が住宅ローンを組むために気をつけたこと
あ、タイトルがあれでしたね・・・。作曲家である前に、
猫マスターでしたね・・・
そもそも私「猫マスター」がローンなんてものが組めるんか?
ただ
「圧倒的に猫に好かれて圧倒的に猫が好き」
というだけで・・・猫からの信用は激アツなのだが、社会的信用はゼロ。
と言う点が、家を建てるにあたり一番心配だったところ。
親からの贈与や人からの支援なんかも一切なしに一人で資金繰りし借りることになるのでかなりのハードルである。
有名な話で「明石家さんま」さんが家を建てる際銀行でローン審査に落ちたと言うのを何かで聞いたことがあります。
そのくらい自由業的、水商売的な浮き沈みの激しい仕事への風当たりはきついものなのです。
まあ明日収入無くなる可能性もゼロじゃない仕事ですから、貸したくない気持ちもよくわかりますが・・・。
とまあ、色々心配だらけのローン審査でしたが、年収がそこそこあったことと、金融アドバイザー的な人にお話を聞いて、もちろん変なことや怪しいことはせず、数年前から少しでもローンが組みやすく、借りやすくなるように徹底して準備しました。
そんなフリーランス丸出しの僕が高額の住宅ローンを組むためにどんな準備をしていたのかを書いていっちゃいます。
金融系は気になる方も少しはいるはず・・・?
前ちゃくちゃ正社員で「ローンなんて組めないやついんの?」という方はこの記事は飛ばしちゃってください!
僕が住宅ローンで気をつけた3つのこと
ということでざっくり、僕がローンを組むにあたり特に気を付けた点をまとめていこうと思います。
真似したら絶対組めるってわけではありませんが、プロの見地からしても有効な方法であることは間違い無いと思うので、家を建てたい!なんて人は是非参考にしてみて下さい・
スマホの分割をやめる
まず大前提で一番最初にやっておくべき準備として
「スマホの分割払いの残額を支払っておく」
これです。
意外と知らない人も多いのですが、スマホの分割払いはれっきとしたローンです。
車を買う、家を買う、高い家電を買う、それらと全く同じです。
しかもiPhoneなんか20万弱するものもあったりして、結構普通に高額ローンです。
住宅ローンの審査をする側からすると、月に返済できる額を結構圧迫している支払いになるので懸念材料になりやすいのです。
そして年間の返済比率を圧迫するので絶対にあってはいけません。
とはいえ僕はそこを意識してそもそもスマホは白ロム、一括払いなので問題ありませんでした。
そのほかにあってはいけないものに
・クレジットカード
・キャッシュカードローン
・サラ金等
・車のローン
などが上がってきますね。当たり前すぎますが。
僕は仕事で結構機材を買うので(月数十万から多いと数百万)クレジットカードの分割が数100万円ありましたが、ローンを組むにあたり審査の3ヶ月前に一括返済しました。
審査で最も大事な「クレヒス」に気を付ける
なぜそもそも「一括返済出来るくせに機材を利子を払ってまで分割購入していたか」
というと
「クレヒス」のためでした。
クレヒスってなんじゃ
クレジットヒストリーの略で、通称クレヒスと呼ばれる我々がカードやキャッシングで事故を起こしていないかどうかと言う信用情報がありまして
指定信用情報機関(CIC)
日本信用情報機構(JICC)
等が管理していて、カードやローンのある方は全てこれらに信用情報が残っています。
ホームページから簡単に自分のクレヒスが見れます。(要個人情報、料金もかかります)
もし支払い遅延をすればCICやJICCに、履歴が残ります。
自己破産や、ブラックリスト、いくら残金があって、何回遅延があったかまで全て詳細にわかります。
ここに一つでも傷があるとグッと審査に通る可能性が下がります。
「それならそもそも何も借りなければいいじゃないか〜」
そう思いますよね。
しかし、それは間違い。
それだと「スーパーホワイト」と言う真逆の理由で審査に通りにくくなることがあるのです。
スーパーホワイトとは
クレジットカードも持っていない、ローンも組んでいない人のことを指すのだが、つまりはお金関連の支払い履歴が一切ない人である。
「履歴がない=お金を借りていない」
と言うことは
「いざ借りた際に一度も遅延なく支払える」
か
「いざ借りた際支払い能力がなくて延滞しまくる」
のかの判断がつきません。
返せる能力があるのか、ないのかの判断がつかないのです。
いくらお金を持ってて
「ローンがあればしっかり支払えますよ!遅れずに!」
なんて口で言っても、書類で判断するローン審査の人には伝わるわけもないのです。定期的に収入が入っているかどうかの証明すら難しいのがフリーランス。
そこで、クレヒスで判断されるのであれば、クレヒスを綺麗な状態で履歴を残しまくればポイント高いやんけ!と言うことになります。
ゴールド免許の人は結構いますが、運転毎日してるゴールド免許の人と、ペーパードライバーのゴールドって価値が違うと思いませんか?そう言うことです。
それらの準備期間、なんと4年
僕はマンションを買った4年前から注文住宅を建てることを決めていました。
日々猫圧を感じているあの時も鬼ごっこをしているあの時も、常に家を建てることを考えていました。
その時からクレヒスを残すためにわざと機材なんかはローンで買い続けクレヒスを4年間最強にクリーンな状態で残し続けると言う作戦に出ていたのです。
音楽家なんて、年収がある程度あろうが住宅ローン時に必要になる、信用に値する書類や証明を明示できません。
それなら自分で作ってやるぜ!的なスタンスです。
こうしてわざと借りて、利子を犠牲にクレヒスを作っていきました。
一度の返済遅延もなければ、支払いがなかった期間すらありません。
「常に何かしらの支払いを4年間遅れることなくし続けた」
と言う「証明」が勝手に生まれるのです。別に高額じゃなくてもいいので、とにかく支払い履歴があることが大事だそうです。
僕は楽天カードで支払いしまくっていたのですが、いろんなキャンペーンやポイントバックがあり利子をカバーするくらいお得だったので楽天カードはおすすめです。笑
ちなみに僕は楽天ユーザーすぎて累計の獲得ポイントで簡単な車くらいなら買えます。
今やどこでも使えるので、コンビニだったりガソリンだったりはここ数年現金で一回も払ってないです。ポイントすごい
話がそれましたが・・・最後に気を付けたのは
借入の年間返済額を年収の20%以下にする
よくインターネット等で
「住宅ローンを通したかったら年間の返済額を年収の30%以下にしろ」
と言う情報が出てきます。
年収500万円の人の理想の年間返済額は150万。つまり利子込みで月12.5万円以内くらいの返済額になるように調整してローンを組め。
というもの。
例えば月に7万円のローン返済予定で借り入れをした場合は
年間の合計返済額は84万円と言うことになります。年収300万円の人の年間返済額だとちょうどいいくらいですね。
こうやって年収に応じて借入額をある程度定めるといいのです。
ちなみに返済率30%超えるとほぼほぼ借りれなくなります。銀行だと特に。
ということでその辺を意識して、借入額を検討しようとしていたところ、専門家の方から
年間の返済額が年収の30%以下なら借りやすくなるとよくいうが、
「実際は返済額を20%未満にしておくと、より借りやすくなる」
というご助言をいただきました。
例えば年収500万円の場合
年間の返済額を100万円に抑えればいいので
月に8.3万円くらいの返済額なら借りれる可能性が高くなると言うことです。
まあ住宅ローンが30〜35年として、利子にもよりますが
簡単に計算して総額3000万円くらいなら借りれると言うことですね。田舎の建売くらいなら組めそうな感じです。都心ではまず何も買えません笑。
ただ僕はただでさえ注文住宅、更には猫のために頭おかしい作りにしているため、借入額をかなり引き上げる必要があり結構大変でした。
と言っても年収は安定した推移である一定額は稼いでいます。が、それの20%だと結構な額を借りれてしまうので、そこでバツバツまで借りるのではなく、アンパイでいけるちょうどいい額を設定し審査に出しました。
無論職業欄には「猫マスター」・・・・とはかけなかったので「音楽家」です笑。
猫マスターだったら80億くらいローン組めたかもしれませんね。世の猫たちから。
さて、そんなこんなで肝心の猫マスターの住宅ローン審査はどんな感じだったのでしょうか・・・・
猫が見たい人は突然ローンの話とかしてムカついたでしょう・・・ごめんなさい・・・
音楽スタジオの記事などは家公開の後要望が多かったらにしますからね・・・
ニック「あたちたちにはこんなテント暮らしさせておいて自分はお家建てるっていうの!?信じられない!こっちは鮨詰め状態なのよ!」
いや、あの・・・君たちのお家をね・・・建ててるんだよ・・・・
次回
【猫マスターのローン審査の結果は・・・家は果たして建てられるのか・・・?】
乞うご期待
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